mlterm(国際化端末)を Wary Puppy 5.1.1 (01j) に 導入してみた

パピーを名犬にするための技、テクニック

モデレータ: 暇人, YoN, nyu

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cygnus_odile
記事: 665
登録日時: 09/08/16(日) 14:30

mlterm(国際化端末)を Wary Puppy 5.1.1 (01j) に 導入してみた

投稿記事 by cygnus_odile »

Wary Puppy 5.1.1 日本語版(Wary-511-01j)に、mlterm(国際化端末)を導入する:

<はじめに>

 Wary-511-01j には、端末エミュレータとして、urxvt(rxvt-unicode) が入っている。
 しかしながら、
   文字が小さい、
   表示される日本語フォントが読みづらい、
   日本語が文字化けする、
   ○△□などが、半角幅の□で表示され化けてる、
 など、でこの端末上で日本語の読み書きなどはまともに出来ない。

 そこで、mlterm なる端末エミュレータを入れることにした。
 以下、備忘録も兼ねて、入れ方をメモしておく。

国際化端末 mlterm の導入

<準備その1:フォントのインストール>

  Takao font をダウンロードし、/mnt/home/fonts に展開する。
  出来たフォルダ "takao-fonts-ttf-003.02.01" のシンボリックリンクを/usr/share/fonts 下に作成する。
  (warysave.3fs を圧迫しないための措置、 /usr/share/fonts 下に直接展開してもよし)

  入手先は、https://launchpad.net/takao-fonts

<準備その2:mlterm の入手>

 mlterm の Debian 用バイナリパッケージ(squeeze 用)を頂いてくる。

  mlterm、 mlterm-common、 mlterm-im-scim、 mlterm-tools の四つが必要。

  http://packages.debian.org/ja/squeeze/mlterm 辺りから辿ってダウンロードして入手する。

    mlterm_3.0.1-2_i386.deb
    mlterm-common_3.0.1-2_i386.deb
    mlterm-im-scim_3.0.1-2_i386.deb
    mlterm-tools_3.0.1-2_i386.deb

<mlterm の インストール>

    wary puppy の場合、deb パッケージはクリックすればそのままインストールされる。
    なので、ダウンロードした四つのdebファイルをクリックすればOK。


<mlterm を起動して設定する>

 起動メニューの「ユーティリテイ」欄にメニュー項目「Multilingal Terminal」が出来ているのでそれをクリックして起動。
 urxvt から、mlterm & とコマンドを打ってもよい。
 この状態では、表示がおかしいと思います。一旦終了して以下を設定。

<設定その1>

  ~/.mlterm/aafont

なるファイルを用意して、以下を記述する。

コード: 全て選択

ISO10646_UCS4_1 = TakaoGothic-iso10646-1:100;
ISO10646_UCS4_1_BIWIDTH = TakaoGothic-iso10646-1:100;

<設定その2>

 mlterm 画面上で、コントロールキーをおしながらマウス右クリックすると、
 mlterm-tools が起動する。

 (a) 「フォント」タブにて
  select ボタンを押して
  フォントを選択する。(「Takaoゴシック」を選択する)

 (b) 「その他」タブにて、以下の二つの項目にチェックを入れる。('''これ、重要!''')
   ・全角文字の論理幅を2にする
   ・Unicodeの曖昧な幅の文字を全角文字として扱う

設定は以上。これで、○△□がきなどがきちんと全角幅で表示されるようになる。


<ついでに、トレイに起動アイコンを設定>

 ~/.jwmrc-tray に、以下の一行を書き加えて、Xサーバをリスタート。

コード: 全て選択

<TrayButton popup="国際化端末 mlterm" icon="/usr/share/pixmaps/mlterm_16x16.xpm">exec:mlterm</TrayButton>

うーむ、快適、快適! (特に、老眼の進んだ目には!

【 参考:mlterm on wary-511-01j with TakaoGothic font 】
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シノバー
記事: 3139
登録日時: 09/03/21(土) 00:05
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urxvtのフォント指定

投稿記事 by シノバー »

本題からはそれますが...
cygnus_odile さんが書きました:Wary-511-01j には、端末エミュレータとして、urxvt(rxvt-unicode) が入っている。
 しかしながら、
   文字が小さい、
   表示される日本語フォントが読みづらい、
   日本語が文字化けする、
   ○△□などが、半角幅の□で表示され化けてる、
 など、でこの端末上で日本語の読み書きなどはまともに出来ない。
これらはurxvt自身の問題ではなく、フォントの問題ではないでしょうか?
urxvtのフォントは /root/.Xdefaults で指定できます。
The bar master, Shino's Bar
http://shinobar.net/
cygnus_odile
記事: 665
登録日時: 09/08/16(日) 14:30

Re: urxvtのフォント指定

投稿記事 by cygnus_odile »

シノバーさん、早速のコメント有難うございます。

/root/.Xdefaults
にて、フォント指定をしてみると、確かに美しくなりました。 有難うございます。

コード: 全て選択

urxvt.font: xft:TakaoGothic:style=Regular:size=14 antialias=true
!URxvt.font: x:7x14,xft:mono
!URxvt.font: xft:mono:pixelsize=14
ところが、 urxvt では、 「○△□」がきちんと表示されません。 なにか、設定が在るのでしょうか?

なお、
Puppy 4.3.1JP の テキストエディタ mp では、日本語の入力編集可能だったのですが、
Wary-511-01j の mp では、日本語が通りません。 実行形式のバイナリファイルを入れ替えたらOKなのでしょうか?
新谷
記事: 934
登録日時: 08/10/09(木) 18:52
お住まい: 大阪

Re: urxvtのフォント指定

投稿記事 by 新谷 »

cygnus_odile さんが書きました:なお、
Puppy 4.3.1JP の テキストエディタ mp では、日本語の入力編集可能だったのですが、
Wary-511-01j の mp では、日本語が通りません。 実行形式のバイナリファイルを入れ替えたらOKなのでしょうか?
そう言えば、43xJPでは差し替えてたと思います。確か3割くらい日本語に訳して挫折した記憶が.....orz

バイナリファイルを入れ替えれば日本語OKだと思います。
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