キーボードのCtrl+ESDXをカーソルキーとして使います。ちょうどダイヤの形になるので、ダイヤモンドカーソルと呼ばれます。
左手だけでカーソル操作ができるので、とても便利です。
他にもCtrl+MでEnterなど、ホームポジションを崩さないでほとんどのキー操作が可能になります。
テキスト入力などではダイヤモンドカーソルが使える、使えないとではウサギとカメほどのスピード差があります。
ところが困った事に最近のキーボードは左Ctrlキーの位置が、押しづらい下の隅っこに追いやられてしまいました。
なので左小指で押しやすいCapsLockの位置と入れ替えたりする訳ですが、今度はキーのバッティングで悩む事になります。
ほとんどのソフトはCtrl+S → セーブ、Ctrl+X → カットなどとダイヤモンドカーソルとぶつかりまくります。
ダイヤモンドカーソルの方が歴史があるのだから譲ってくれてもいいのになんだけど、コピペやセーブのキー割り当ては既に標準となってしまったのでもうどうにもなりません。
と言う訳で、私は長年の思考錯誤と悪あがきの結果、無変換キーを使ったダイヤモンドカーソルに落ち着きました。
無変換キーは全く使わないのに(少なくとも私は)、左親指で押しやすい場所にあります。おまけに無変換キーとの組み合わせは、Ctrlキーとのバッティングも考えなくて済みます。
無変換キー+IJKMで、カーソルキーに割り当てます。
左親指を固定してESDXのキー操作はいまいちしっくり来なかったので、両手操作にしました。左手だけのカーソル操作はできないけど、まあまあ快適です。
次の例は私が使ってるキーバインドです。
無変換+~で、カーソル以外にも良く使うキーを割り当てています。
これを/root/.Xmodmapに追記します。.Xmodmapが無ければ作成します。
Xサーバをリスタートで有効になります。
コード: 全て選択
!無変換 → Mode_switch
keycode 131 = Mode_switch
!ダイヤモンドカーソル
keycode 24 = q Q Escape
keycode 46 = l L Return
keycode 42 = g G Delete
keycode 43 = h H BackSpace
keycode 31 = i I Up
keycode 58 = m M Down
keycode 44 = j J Left
keycode 45 = k K Right
keycode 30 = u U Prior
keycode 57 = n N Next
keycode 32 = o O Home
keycode 60 = period greater End
Q Esc
L Enter
G Del
H BackSpace
I ↑
M ↓
J ←
K →
U PgUp
N PgDn
O Home
. End
端末で
xevでキーコード、
xmodmap -pkeでキー配列、
xmodmap -pmで修飾キーを調べられます。
Windowsと違って、Linuxは標準機能でキー割り当ての変更ができるので便利です。
いずれにしろキー割り当ての変更はややこしいので、自分でカスタマイズする際は慎重にやりましょう(^^;。
動作確認したパピー
431JP2012
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571JP