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Full install と Frugal install

Posted: 09/04/20(月) 23:33
by y@s
流れてしまうのが惜しい内容だったので。

viewtopic.php?p=5902&highlight=&sid=e7f ... bc6ec#5902
シノバー さんが書きました:メモリが少なくても「質素なインストール」で動きます。
私には「フルインストール」のメリットがさっぱり分かりません。
>識者のご意見をお聞きしたいです。

viewtopic.php?p=5906&highlight=&sid=e7f ... bc6ec#5906
tomy さんが書きました: 実メモリーを有効活用(なるべくswapしない)、ユーザースペースを広く取れる、あたりでしょうか。
私はユーザースペースを広く取りたいのでFullインストールしています。
sfsを統合する方法もあるようなので、特に困る事もありません。
・Full Install のメリット
アプリケーションが使えるメモリが多い

・Fugall Install のメリット
システムの復旧が簡単
viewtopic.php?p=5930&sid=e7fc745a2c6bc7 ... bc6ec#5930

個人的な見解
物理搭載メモリ量が中途半端なサイズ(※)でない限りFrugal installのメリットが大きいと思っています。
Full Install の復旧においても、オリジナルの*sfsファイルをマウントして差分確認のうえ復旧作業を実施できます。
これができる人ならどちらのインストール方法を選んでも大差ないのではないかと思います。
上記のような復旧方法が判らない、若しくは面倒臭い人は、よほどの理由がない限りFrugal installを選ぶべきと考えています。

何か他に双方のメリット・デメリットでありますでしょうか?

※:中途半端なサイズ=288MB(32+256)〜384MB(128+256)
上記のサイズではFrugal install時に*sfsファイルが強制的にメモリにロードされます。*sfsがメモリにロードされた状態でのメモリ占有量は300M強、ブラウザ+メールクライアント等使用頻度の高いアプリケーションを起動すると400M弱になり、swapが発生します。
物理搭載メモリが256MB以下の場合は*sfsはメモリにロードされないので、この問題は発生しません。
また、物理搭載メモリが512MB以上のときも、よほどのアプリ多重起動をしない限りswapは切りにいかないと思います。

搭載RAMが少ない場合

Posted: 09/04/21(火) 01:11
by シノバー
疑問に思っていたことなので、いいトピックだと思ってます。
y@sさんご指摘にそって、搭載メモリで場合分けしてみます。
  1. 少ない(288MB未満?)
  2. 中途半端(288MB(32+256)〜384MB)
  3. 充分なRAM(384MB超え?)
まず搭載RAMが少ない場合ですが、前にも書きましたように、マニュアルの
256MB以上のRAMを持っているなら、「質素なインストール」をお勧めします。256MB以下のRAMを持っているなら、「フルインストール」をすべきです
I recommend Frugal Installation, if you have 256 MB RAM or more. If you have less than 256 MB RAM you should choose Full Installation.
この記述がどうも分かりません。
システム全部メモリ上に置くほどの容量がないのだから、必要な分をその都度ディスクから持ってくるわけですよね。
その持ってくる元が、Frugalならループマウントされたpup_saveあるいはsfsファイルであり、
フルインストールならetx2だかext3だかのパーティション。
どちらもディスクから持ってくるということは同じで、
ファイルシステムが違うだけなのじゃないか。
CPUの負荷が違うとかがあるかもしれないが。

もう一つの疑問は搭載メモリの最低条件はいくらなのか?
128MB以上あればsfsファイルをRAM上に取り込んでしまうが、
それより少なくても動くし、
どれだけ少ないと動かなくなるか分からんみたいなことをBarryは言っている。
たぶん Puppy Linux 2.0についてのことらしいが。
http://www.puppylinux.com/development/h ... works.html

Re: Full install と Frugal install

Posted: 09/06/20(土) 10:44
by streetninja
OSの起動時間に限っていえば、のろいCPUと速いブートデバイスの組合せの場合、Full Installがお薦めです。

Full Install: 52sec
Frugal Install: 63sec
のろいCPU: P3-m 733MHz
速いデバイス: SSD(hdparm -t で20数MB/sec)
OS: Puppy 4.1.2
RAM: 640MB

SSDの20数MB/secは決して速くなく、OS Kernelに問題あるようでudma2に抑えられていますが、W2K、Ubuntu 9.04では50数MBから60数MB/sec出ています("How-To"欄のみのむしさんの記事にコメントしています)。

さてお薦めの理由ですが、Frugalの場合、のろいCPUが圧縮ファイルを解凍しメモリにファイルシステムを構築するのに時間が掛かり過ぎているのではないでしょうか。Fullの場合は構築済みのファイルシステムから生の(圧縮していない)ファイルをメモリにロードするだけですから。

もちろんロードする量はFrugalより多くなりますが、解凍するよりは速いというわけです。これがのろいデバイス(USBメモリ、CDなど)だとロードに時間が掛かってしまい、解凍した方が速いということになります。私のマシン(ThinkPad x22)なぞUSB1.1ですからUSBメモリにFull Installしたら死ぬほど待たされることでしょう。

以上、こちらの想像も入っていますがコメントします。

Re: Full install と Frugal install

Posted: 09/07/01(水) 04:35
by みのむし
>SSDの20数MB/secは決して速くなく、OS Kernelに問題あるようでudma2に抑えられています
>が、W2K、Ubuntu 9.04では50数MBから60数MB/sec出ています("How-To"欄のみのむしさん
>の記事にコメントしています)。

streetninjaさん、お待たせしました。Puppy 4.1.2.1-JP上で Ubuntu 9.04 のカーネル 2.6.28.9
の「カーネルの再構築」をやってみました。
しかし、Puppy が起動出来ませんでした。
解決しそうもないので、解決策が見付かるまでUbuntu 9.04 の「カーネルの再構築」は棚上げします。

所で、hdparm による設定は実行されたのでしょうか?
DMA は on になっていますか?

Manpage of HDPARM
http://www.linux.or.jp/JM/html/hdparm/m ... arm.8.html

hdparm でハードディスクを高速化する | 渋谷生活
http://www.avant-tokyo.com/linux/hdparm.html

hdparmでDMA
http://www7.ocn.ne.jp/~kikuya3/linux/hdparm.html

SSD は IDE HDD と等価ですか?

hdparm をWWW検索していると、「hdparm SCSI系版」→「sdparm」

コード: 全て選択

# which sdparm
/usr/bin/sdparm
# 
但し、SCSI HDD の転送速度は

コード: 全て選択

# hdparm -t /dev/sda1
でいいですね。

Re: Full install と Frugal install

Posted: 09/07/02(木) 10:30
by streetninja
udma2に抑えられてしまう現象は特定のSSDで発生するようで、dmesgに出てくる "limited to udma 33 due to 40-wire cable" をネットで検索すると沢山出てきます。さてご質問ですが…

>>>>
所で、hdparm による設定は実行されたのでしょうか?
DMA は on になっていますか?
<<<<

hdparmの設定で転送モードがらみの実行は全部エラーになります。dmaはonです。dmaがoffだと必然的にpioモードになりますが、pioだとcpuパワーを猛烈に消費するので体感上すぐわかります。

>>>>
SSD は IDE HDD と等価ですか?
<<<<

フラッシュメモリ基板に無理無理セクターとかシリンダー構造を詰め込み、HDDとして動くようにしたものですから少なくともHDDとコンパチです。I/FとしてはIDEとSATAがありますが、scsiタイプはないようです。

>>>>
但し、SCSI HDD の転送速度は
# hdparm -t /dev/sda1
でいいですね。
<<<<

そのとおりです。

========
さてみのむしさんのカーネルアップデートでの問題 (udma5と認識されているのにも拘わらず転送速度が20数MB/sec) の原因は以下の2つが考えられます。

1) udma5と表示されているが実際はudma2で動いている(hdparmが嘘をついている)

2) 何かが転送を邪魔している(カーネル?それともSSDそれ自体?)

どうも1)ではない気がします。その理由は:

1) OS起動時のメッセージ(dmesg)でもudma5と認識されており、これはhdparmとは違う別のプロセスによって生成されていること

2) 転送速度がudma2の最大速度(33MB/sec)を越える場合もあること(前期アップデートを4.1.2retroに適用した場合)

========
この問題をあまりほじくっても仕方がありません。早い話が『今一体アンタはどうしているの?』と言われそうです。実はUbuntu9.04にjwmを載っけて絶好調なのです。電源onからの起動時間は何と35秒、"hdparm -a2048" をやると転送速度は70数MB/secになりました。但しUbuntu8.10から発生しているjwm画面のトレイとかメニューにアイコンが出ない問題は解決していませんが、我慢できる範疇です。

Ubuntu9.04は起動時間がずいぶん短縮されています。puppyの次のバージョンではぜひ頑張ってほしいと思います。私のPCでは現状、w2kにも負けており、このままだと『軽くて速いpuppy』が『軽いが速くないpuppy』、『軽いがのろいpuppy』になってしまいます。

Re: Full install と Frugal install

Posted: 09/07/02(木) 17:57
by みのむし
streetninjaさん

返信ありがとうございました。
よく分かりました。

Re: Full install と Frugal install

Posted: 09/08/26(水) 09:13
by 藥師寺
確かにパピーは小さい、しかしramにすべてを読み込ませる必要があるのかと、USB起動させてていつも思う。
必要なものだけ、必要な時に読み込ませるようにならないだろうか。
十分しぼり込まれているから、無理なのかな?

Re: Full install と Frugal install

Posted: 09/08/26(水) 10:33
by シノバー
藥師寺 さんが書きました:ramにすべてを読み込ませる必要があるのかと、USB起動させてていつも思う。
USBメモリは読み書き回数が寿命に影響するから、できるだけ一度にまとめて...ということもあるそうです。

Re: Full install と Frugal install

Posted: 09/08/26(水) 19:53
by 藥師寺
シノバー さんが書きました: USBメモリは読み書き回数が寿命に影響するから、できるだけ一度にまとめて...ということもあるそうです。
読みだけでも、書き込みほどに寿命に関係しますか…
USBメモリは使用後暖かくなっておりますが、リードオンリーならさほど気にしなくていいと思っていました。

Re: Full install と Frugal install

Posted: 09/08/26(水) 21:31
by シノバー
藥師寺 さんが書きました:読みだけでも、書き込みほどに寿命に関係しますか…
あー、寿命に影響があるのは書き込みだけですね。失礼。