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upup-476ja0r4
Posted: 09/07/12(日) 22:37
by シノバー
upup-476cjk2のうちの2つのパッケージを更新しました。
utf8_mount-upup476-4.pet
lang_support_ja-upup476-0.4.pet
これをもとに
upup-476ja0r4.isoもこしらえました。
upup-476ja0r3からのおもな変更点は次のとおり
- /root/.xinitrc から fixmenus と不要なcrondを取り除いた。
これにより遅いCPUでもXリスタート時デスクトップが現れるのが早くなったはず。
その代わりにメニューの更新タイミングがほとんどなくなり、しかもパッケージをインストール/アンインストールすると英語になってしまうので...
- メニューから「jwmをリスタート」を選んだとき fixmenusが実行されるようにした。じっさいには /usr/local/bin/jwmrestart を追加。←入れ忘れてました。
次の内容のスクリプトを実行属性を付けて /usr/local/bin/restartjwm として置いてください。
コード: 全て選択
#!/bin/sh
fixmenus
pidof jwm &>/dev/null && jwm -restart
- ロケールを変更したときにメニューを書き換える /usr/local/bin/fixmenus_on_locale を追加。 /root/.xinitrcからXの再起動のたびにこれを呼ぶようにした。
/etc/xdgには templates.locale ディレクトリを新設。たとえば /etc/xdg/templates.locale/_root_.jwmrc.ja に日本語専用のメニューを置けるようにした。
- そもそもパッケージのインストール/アンインストールでメニューが英語になってしまう原因は PETget(/usr/local/petget 配下)にある。
これ、とんでもないやつで、いたるところで export LANG=C とやってしまっている。
これをおとなしくするついでに I18N化した。
- CDのイジェクト関係(pmount, drive_all, rc.shutdown)
- remasterpup2 でリマスタするとき /lib/modules/2.6.29.4/initrd をsquashfsに含めないようにした。このディレクトリは起動のときに initrdからコピーされてくるので、upup-476*.sfsに入れると重複する。
以前起動の途中でモジュールをgunzipするところで停止していたのはこれが原因だった。
- 関連して、もし重複しても大丈夫なように /etc/rc.sysinit の gunzipに -f (上書き)オプション追加。
- remasterpup2に機能追加。CDの代わりに .isoファイルをあらかじめクリックしてマウントしておくと、これを使えるようにした。
これでCDをいちいち焼かずリマスタを繰り返せるし、CDドライブの無いマシンでもリマスタ作業ができるはず。
- bootmanagerもいじったが、追加SFSの読み込みに関しては、まだおかしいかも。
Re: upup-476ja0r4
Posted: 09/07/13(月) 02:46
by 新谷
お疲れ様です。
いつも有難くパッケージを利用させてもらっています。
えーと、
6. に関して 「そんなところに原因があったのか」と思いました。
7. に関しては「あ、なるほどな~」と思いました。原因がわかっても僕とか全然そんな細かい箇所にまで気がまわらないです。
4.に関して
この「なんでもLANG=C」作戦は、バリーさんの新機軸なんで、個人的にはなんとか尊重できないものかな、と思ってしまいました (あくまで個人的にです)。
素人考えで、まだ検証もしてないですが、ただ単純に、
export LANG=C から export を抜いて
LANG=C だけにするというのではダメでしょうか?
参考その1;バリーさん、当初woofでは国際化を目指していた
http://puppylinux.com/blog/?viewDetailed=00523
翻訳
http://blog.auone.jp/emmarson/?p=0&disp ... P=29656271
参考その2;バリーさん、「なんでもLANG=C」作戦に路線変更
http://puppylinux.com/blog/?viewDetailed=00553
翻訳
http://blog.auone.jp/emmarson/?p=0&disp ... &m=02&d=05
Re: upup-476ja0r4
Posted: 09/07/13(月) 08:07
by シノバー
新谷さん、貴重な情報と解説ありがとうございます。
なるほど、そこにルーツがありましたか。
何か一部のコマンドでUTF8にすると遅くなるものがあるのでしょうね。
それが分かれば、そこだけ LANG=Cにすれば良いのだと思います。
たとえそうであっても、GUIプログラムでLANGを書き換えるのは困り者です。
コメントによるとBarryさんが export を付けたのは、
UTF-8 だと Xmessageが文句を言うからのようです。
オリジナルの XmessageはUTF-8を扱えないのだから当然ですよね。
upup-476cjk, ja シリーズでは gxmessageに置き換えてます。
Barryさん、urxvtは採用したのに gxmessageをなぜ捨てたのか理解に苦しみます。
モジュール重複の件は、カーネル再構築でいろいろトライしていたとき、
このディレクトリを覗いてみて *.ko.gz と*.ko と2つ並んでいるのを発見して気がつきました。
この調子だと 5.0 よりも先に 4.3が出そうな雰囲気ですが...、
upupはubuntuのパッケージが使えるというのに大きな魅力を感じています。
5.x系は当面動きがないぶん、腰を据えてやれるので、ボチボチいじっていこうと思います。
Re: upup-476ja0r4
Posted: 09/07/14(火) 00:38
by 新谷
シノバーさん、こちらこそ参考になります。
export にはそういう意味があったのですか。なるほどです。
「ユニコードだと、どんなプログラムの挙動が遅くなるか」問題ですが、僕が試した限りでは、シェルスクリプトに関しては、例外なく遅くなるっぽいですね(特にgrepとか検索系の部分)。その他に関してはあんまり違いは感じられないですが。
gxmessage に関してですが、たしか今年始めくらいだったと思うんですが、
「ubuntuのdialogプログラムはメンテナンスがなっちょらん

」
と、バリーさんがお怒り

になってたことがあります。
えー、gxmessageに関してもバリーさん的に何か気に入らないところがあったんじゃないでしょうか。
バリーさんて、ときどきかなり偏屈になりますよね。正直、僕はそういう偏屈なところが大好きですが、他の開発者にとってあまり嬉しくない事態が発生する場合があるっすね

。
僕にとっても、upupでubuntuパッケージが使えることはすごく魅力に感じます。最初に試した時は「こ、これはすごいことになるんじゃなかろうか」と思いました。
シノバーさんのパッケージにもかなり感謝しております

。無理ない程度に頑張って下さいです 。
Re: upup-476ja0r4
Posted: 09/07/14(火) 12:57
by シノバー
新谷 さんが書きました:「ユニコードだと、どんなプログラムの挙動が遅くなるか」問題ですが、僕が試した限りでは、シェルスクリプトに関しては、例外なく遅くなるっぽいですね(特にgrepとか検索系の部分)。その他に関してはあんまり違いは感じられないですが。
なるほど。留意します。
GUIプログラムの export LANG=C は、たぶんBarryさんの勘違いです。
# locale -a
C
POSIX
en_US
ja_JP.utf8
この状況で
# LANG=en_US.utf8 Xdialog -msgbox "Hello" 0 0
とやると
コード: 全て選択
(process:29496): Gdk-WARNING **: locale not supported by C library
Gtk-WARNING (recursed) **: Locale not supported by C library.
en_US.utf8 を拵えてなければこの警告が出るのですが、動作はちゃんとします。
また en_US.utf8 を拵えるともちろん警告は出ないです。
ちなみにこの Xdialog、
# LANG=C Xdialog -msgbox "こんにちは" 0 0
としても、ちゃんと日本語が表示されます。
restartjwm
Posted: 09/07/14(火) 14:53
by シノバー
upup-476ja0r4に restartjwm を入れ忘れていたようです。
次の内容のスクリプトを実行属性を付けて /usr/local/bin/restartjwm として置いてください。
コード: 全て選択
#!/bin/sh
fixmenus
pidof jwm &>/dev/null && jwm -restart
black out
Posted: 09/07/14(火) 15:19
by シノバー
タスクトレイのみ表示されてデスクトップが真っ黒になる現象ですが、再現性があります。
pfix=ramで起動したときは正常ですが、upupsaveを作成した直後の起動でこの現象が起こります。このときメニューも英語になってしまいます。たぶん /etc/rc.updateに問題がありそうです。
ドライブアイコンとEject CD
Posted: 09/07/14(火) 20:18
by YoN
シノバーさん、ありがとうございます。さっそく upup-476ja0r4 を使って作業しています。
いろいろ根が深そうな不具合があるんですね。コツコツと修正していくのが結局近道でしょうか。
私も愛用の
1:Celeron533MHz, RAM256MB, CD-ROM, CD-RW
2:Celeron766MHz,RAM512MB, CD-ROM
で試してみました。
1では、CD-RWドライブ(sr0)にライブCDを入れて起動していますが、変わらずCD(-RW)ドライブがマウントされています(仕様ですね)。でもXの起動が速くなりました。
X起動時のドライブアイコンの整列順はどうなっているのでしょうか?
今までのバージョンでは、一番最初にFDDが表示されていましたが、今回はアットランダムになっています(別に支障はありません)。

またシャットダウン時に「Ejecting CD's...」でエンターキーを押して排出されるドライブはライブCDが入っているCD-RWドライブ(sr0)でなく、もう1台のCD-ROMドライブ(sr1)が排出されます。
CD-RWドライブがマウントされているせいかも知れませんが。
PCにCDドライブが2台以上あるのは、まれな例かも知れません。
2では快適に動いています。只今 searchmonkey の日本語化中です。
今気がつきましたが、
http://www.murga-linux.com/puppy/viewto ... c47a686af2
万歳!私たちの気持ちがバリーさんに伝わったようですね。シノバーさん、ありがとうございます。
Re: ドライブアイコンとEject CD
Posted: 09/07/14(火) 21:17
by シノバー
rc.updateがメニューを英語にしてしまうところは分かったのですが、デスクトップが真っ黒になる現象はまだ解明できません。
アイコンの順番に関しては分かりません。 暇人さんが紹介していたように pupevent_frontend_d にも修正があるようなので、またおいおい。
YoN さんが書きました:またシャットダウン時に「Ejecting CD's...」でエンターキーを押して排出されるドライブはライブCDが入っているCD-RWドライブ(sr0)でなく、もう1台のCD-ROMドライブ(sr1)が排出されます。
やっぱりムリですか。
CDを排出するプログラムはどこにあるかというと、この場合sr0の中にあるわけで、それでsr0を排出できるかというと...。ちょっとアクロバティックな処理が必要なのでしょう。
やっとBarryさんの目にも止まったようです。私たちの成果が少しでもフィードバックできるといいのですが。
ボチボチがんばりましょう!
pupevent_frontend_d
Posted: 09/07/14(火) 21:37
by シノバー
とりあえず 4.1.6 からインポートしてきた /sbin/pupevent_frontend_d を添付します。
差し替えてみて、Desktop drive icon manager で erase and redraw などして様子を見てください。
Posted: 09/07/15(水) 07:05
by 新谷
おお、本家へのフィードバック、素晴らしいですね。
シノバーさんや日本語版開発者の方々の努力の賜物だと思います。
デスクトップのブラックアウトについて
既に御存じかもしれませんが、バリーさんの開発者ブログでも何度か言及があります.....なんか俺、引用ばかりで自分で手を動かしてないですが.....。
一応、参考までに、と思いました。
Maybe a fix for black desktop
http://www.puppylinux.com/blog/?viewDetailed=00719
More on the "black desktop"
http://www.puppylinux.com/blog/?viewDetailed=00730
.....っていうか、シノバーさんが着目してる /sbin/pupevent_frontend_d が原因ぽいですね。添付ファイルをダウンロードして試してみます。
Re: upup-476ja0r4
Posted: 09/07/15(水) 21:40
by シノバー
新谷さん、どうも。情報たいへんありがたいです。
Barry さんが書きました:Hmmm, as pup_event_frontend_d has a 'sleep 2', maybe I could replace that with a loop, which would automatically take longer to complete the slower the CPU ...yeah, that might do it!
そのとおりの実装にはなっていないようですが、改善も見られるようですね。
Re: upup-476ja0r4
Posted: 09/07/16(木) 00:20
by 暇人
CF-R1に於いてr3でブラックアウト出現!
本機だと、そもそもxorgでは立ち上がらないのでvesaを選択してたんだが、vesaだと終了できない。
ttyに落ちてからpoweroffコマンド投入、いやそもそもttyに降りれなかったかな?
そんな感じで不具合満載のなかなか楽しいバージョンなんですが、今日はxorgに挑戦。
ドライバをvesaにすると普通なんとか立ち上がるもんなんだけどダメ。ドライバのせいではないらしい。
エラーメッセージを解釈すると、xorg.confの文がまずいらしい。 screenセクションを修正して、
ついでにタッチパッドの部分を修正。xwin。
お、立ち上がった。
が、何か変。すげー重い。スクリーンが真っ暗。ををこれが噂のブラックアウトか。
んーなんか立ち上がってからタスクバーが出るまで異常に時間がかかるし。
この辺が問題の一端かな?
.xinitrcの例のcronとfixmenuをコメントアウト。でX再スタート。
ちゃんと正常にデスクトップトップが表示されました。
これからr4を落として確認します。 r4だとcronとfixmenuは立ち上げ時には作動しないから
ブラックアウトは起きないはず?
Re: upup-476ja0r4
Posted: 09/07/16(木) 00:54
by 暇人
↑の件とは関係ないと思うけど、haldeamon(とmessagebus)って結構重いデーモンじゃない?
Re: upup-476ja0r4
Posted: 09/07/16(木) 01:25
by 暇人
r4ではブラックアウトは起きませんでした。
が、メニュー等のミニアイコンが表示されません