Boot.isoの作成

パピーを名犬にするための技、テクニック

モデレータ: 暇人, YoN, nyu

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bon
記事: 45
登録日時: 10/10/27(水) 18:12

Boot.isoの作成

投稿記事 by bon »

puppy/wary/priciseを個々にCDに焼けばよいのですが、
以下のようなboot.isoが作れるならば、作り方をご教示ください。
無理でしょうか?

目的:
HDDの壊れた、BiosがUSB-bootに対応していないPCを有効活用したい。
Boot-CDを使って、grub/menu.lstにしたがってfrugal-installしたpuppy/waryを起動したい。

前提:
PCのBoot用のCD-ROMは健在。

説明:
Puppys/PupletsをUSB-FlashやUSB-HDDにFrugal-installしておく。
menu.lstをUSB-FlashやUSB-HDDに置く。
Boot.isoをCD-Rに焼く。
Boot-CDでgrubを立ち上げる。
menu.lstに従って、puppy/waryを立ち上げる。
486HA
記事: 1142
登録日時: 11/03/06(日) 14:31

USBフラッシュ・メモリー起動用のBootable CD

投稿記事 by 486HA »

 Puppy Linux日本語版のBootable CDのブート用に使用されているGrub4DOSは、
そのままでは他のUSBフラッシュ・メモリー上のmenu.lstを読み込むことは出来ません。
Bootbale CD上のmenu.lstに次のような記述を追加する必要があります。
title Puppy Linux on USB Flash Memory
configfile sdb/menu.lst
 ここではGrub4dosから認識されるUSB フラッシュ・メモリーをsdbと表現しています。
また、menu.lstは、ルート->/grb->/boot/grub内の順に検索して最初に見つかったものが有効です。

 より確実な方法として、Bootbale CD上のmenu.lstに次のように追加する方がベターです。
使用するUSBフラッシュ・メモリーのUUIDはGrub4dosのコマンド・ラインで分かります。
また、/puppyにFrugalインストールされているものとして記述します。
(ディレクトリーにインストールすることで複数のパピーが併存できます。)
title Lucid Puppy Linux on USB Flash Memory
uuid 9EF8FBD7F8FBABA1
kernel /puppy/vmlinuz pmedia=usbflash pfix=fsck
initrd /puppy/initrd.gz
CORE-i7-6700HQ uEFI ram:8GB
Full: Quirky Beaver64-8.7.1(64)
save2dir: Artfulpup-17.11,Dpup-7.5,Xenialpup 7.0.8.1(32)
Slimjet 21.0.8.0(32/64)
bon
記事: 45
登録日時: 10/10/27(水) 18:12

Re: Boot.isoの作成

投稿記事 by bon »

486HAさん、ご対応、有難うございます。
可能性ありで元気づけられます。

Puppyの更新に有効なように、menu.lstはUSB flashに置きたいし、
ディレクトリーにインストールすることで複数のパピーの併存が理想です。

-転記-
Bootbale CD上のmenu.lstに次のような記述を追加する必要があります。
title Puppy Linux on USB Flash Memory
configfile sdb/menu.lst
-転記終わり-

ということはmenu.lstはCD上とUSB Flash上と二つ必要ということでしょうか?
Linuxの初心者には肝心のBoot.isoの作り方が解かりません。
makeisoのためのディレクトリー構成とmakeisoの使い方をご教示ください。
解説の書かれたところを紹介下さってもありがたいです。
よろしく御願いします。

isolinux.bin対応の
# mkisofs -J -r -V "Puppy bootCD" -b isolinux.bin -no-emul-boot -boot-load-size 4 -boot-info-table -c boot.cat -o puppy_boot.iso file_path
を作ったことがありますが、対応が複数ではないので、利便性は悪いです。
486HA
記事: 1142
登録日時: 11/03/06(日) 14:31

Re: Boot.isoの作成

投稿記事 by 486HA »

bon さんが書きました:Linuxの初心者には肝心のBoot.isoの作り方が解かりません。
makeisoのためのディレクトリー構成とmakeisoの使い方をご教示ください。
私自身のISOファイルの作成はwindows上の独自環境なので、ここでは参考になりません。
従って、どのPuppy Linuxでも出来る方法として説明します。
 また、UFD(USB Flash Device)からの起動に対応していないPCでUFDを起動するための方法も
Puppy Linuxに限らず汎用的な方法を紹介しておきます。

1、Plop Boot ManagerのFDイメージを利用してUFDを起動する。
  plbt-5.0.14.zipをダウンロードして「plpbt.img」を抽出する。
http://download.plop.at/files/bootmngr/plpbt-5.0.14.zip

2、Wary Puppy 5.1.1日本語版をベースにBootble CDを作成する。
a.wary-511j01-k2.6.32.28-small.isoをマウントした状態で
 メニューの「セットアップ」->「PuppyライブCDのりマスタ」を起動する。
b."このプログラムは「/tmp/root」フォルダーを作成します・・・」と表示したら、
 「/puppylivecdbuild」ディレクトリー(フォルダー)内のmunu.lstに以下の5行を追加する。
title PLop Boot Manager (FD-Image)\n PLoP Boot Manager (FD-Image)
map --mem /plpbt.img (fd0)
map --hook
chainloader (fd0)+1
rootnoverify (fd0)

更に、同じフォルダーに「plpbt.img」をコピーしてからリマスターを継続する。

3、リマスター作成作業の中でISOファイルとして保存するか、直接CD-ROMに焼くこともできます。
4、ここで出来上がったBootble CDを起動してメニューから「PLop Boot Manager」を起動すると
 添付画像のように表示されるので、ここからUFDを起動することが出来るようになります。
添付ファイルを見るにはパーミッションが必要です
CORE-i7-6700HQ uEFI ram:8GB
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save2dir: Artfulpup-17.11,Dpup-7.5,Xenialpup 7.0.8.1(32)
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bon
記事: 45
登録日時: 10/10/27(水) 18:12

Re: Boot.isoの作成

投稿記事 by bon »

486HAさん、色々と有難うございます。
plbt-5.0.14.zipをダウンロードしてトライしたいと思います。
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シノバー
記事: 3139
登録日時: 09/03/21(土) 00:05
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Re: Boot.isoの作成

投稿記事 by シノバー »

bon さんが書きました:HDDの壊れた、BiosがUSB-bootに対応していないPCを有効活用したい。
Boot-CDを使って、grub/menu.lstにしたがってfrugal-installしたpuppy/waryを起動したい。
「BiosがUSB-bootに対応していない」ケースに2つあります。BIOSがUSBを読むことはできるが起動できない場合と、そもそもBIOSではUSBが読めない場合。

日本語版パピーのライブCDは起動にgrub4dosを使っています。
528JPでは Advancedメニューの中に「Find Grub menu on HDD」という項目があって、これはCD上のmenu.lstを用いず、HDDあるいはUSDドライブ上のmenu.lstを探しに行きます。

ただし grub4dosが menu.lst を読むのは BIOSを経由しますので、BIOSがUSBを読めなければ、USB上のmenu.lstは読めません。この事情は PLOPを使う場合でも同じなので、BiosがUSB-bootに対応していないPCでこれらCD上のGrub4DpsやPLOPからUSBを起動するというのはできることもあり、できないこともある。試してみなければ分かりませんね。
The bar master, Shino's Bar
http://shinobar.net/
bon
記事: 45
登録日時: 10/10/27(水) 18:12

Re: Boot.isoの作成

投稿記事 by bon »

シノバーさん、有難うございます。
pup_431JP2012.isoのLiveCDで、Advancedメニューの「Find Grub menu on HDD」でUSB HDD上のmenu.lstが表示されます。
幸い「BIOSがUSBを読める」ケースであることが解かりました。

USB HDD上のwary430, puppy-431JP2012, retropreciseの起動を確認し、目的は一応満たせました。PLOTでは未確認です。

puppy-431JP2012から本体部分を削除した、boot部分だけのLiveCD(boot-grub.iso)を作れば、汎用的でUSB HDD/USB Flashの使い勝手が改善されそうです。
bon
記事: 45
登録日時: 10/10/27(水) 18:12

Re: Boot.isoの作成

投稿記事 by bon »

boot-grub.isoを作ってうまく行きました。
独学Linuxど素人の備忘録です。

menu.lstの中身は
--ここから--
# menu.lst
# color black/cyan yellow/cyan
timeout 10
default 0

title Find Grub menu on USB Tool configfile /menu.lst
errorcheck off
find --set-root --ignore-floppies --ignore-cd /menu.lst && configfile /menu.lst
find --set-root --ignore-floppies --ignore-cd /boot/grub/menu.lst && configfile /boot/grub/menu.lst
find --set-root --ignore-floppies --ignore-cd /grub/menu.lst && configfile /grub/menu.lst
errorcheck on
commandline

title Reboot computer
reboot

title Halt computer
halt
--ここまで--

rootに[file_path] directryを作り
[file_path]の中身は
menu.lst
grldr
--
# mkisofs -R -b grldr -no-emul-boot -boot-load-size 4 -o boot-grldr.iso file_path
--
を実行。
486HA
記事: 1142
登録日時: 11/03/06(日) 14:31

Re: Boot.isoの作成

投稿記事 by 486HA »

bon さんが書きました:USB HDD上のwary430, puppy-431JP2012, retropreciseの起動を確認し、目的は一応満たせました。PLOTでは未確認です。
puppy-431JP2012から本体部分を削除した、boot部分だけのLiveCD(boot-grub.iso)を作れば、汎用的でUSB HDD/USB Flashの使い勝手が改善されそうです。
Grub for DOSを利用してUSBデバイス上のmenu.lstを読み込んでブートする方法は既に述べましたが、
「汎用的」という意味では「Plop Boot Manager」はUSBデバイス上のBootLoaderの種類に係わらず機動できます。
「Plop Boot Manager」だけのために一枚のCDを費やすの無駄であると思いPuppy Linuxとの共存方法を解説しましたが、
「Plop Boot Manager」のBootbale CDイメージも同じサイトで公開されています。
 また、USBデバイスの機動についてはBIOSからの認識を前提としなくともオーバーレィで起動を変更できます。
実際問題として、実用的かどうかは別にしてUSB(1.1)が装備され始めたWindows95 OSR2.5搭載のPCでも
CDまたはFDから機動した「Plop Boot Manager」を経由してUSBフラッシュ・メモリーを機動できることは確認しています。
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シノバー
記事: 3139
登録日時: 09/03/21(土) 00:05
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Re: Boot.isoの作成

投稿記事 by シノバー »

bon さんが書きました:pup_431JP2012.isoのLiveCDで、Advancedメニューの「Find Grub menu on HDD」でUSB HDD上のmenu.lstが表示されます。
幸い「BIOSがUSBを読める」ケースであることが解かりました。
そうすると PLOPでも可能だと思います。

pup_431JP2012.iso をベースにする場合は、ISOMaster で grldr だけを残して他をすべて削除し(menu.lstは不要)、新しい isoファイルを作れば希望のものができます。そうして作った boot.iso を用意しました。
http://shino.pos.to/party/bridge.cgi?puppy/boot.iso
bon さんが書きました:rootに[file_path] directryを作り
[file_path]の中身は
menu.lst
grldr
--
# mkisofs -R -b grldr -no-emul-boot -boot-load-size 4 -o boot-grldr.iso file_path
--
を実行。
menu.lst は不要です。grldrは menu.lst が無いと他を探しに行くからです。
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http://shinobar.net/
bon
記事: 45
登録日時: 10/10/27(水) 18:12

Re: Boot.isoの作成

投稿記事 by bon »

486HAさん、シノバーさん、

色々有難うございます。
勉強になりました。
boot.iso DLさせて貰いました。
「Plop Boot Manager」のBootbale CDイメージも勉強してみたいと思います。
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