okudaira様が既に同等モデルの動作報告をされていますが(2000Mは全く同じSPECです)、
viewtopic.php?f=14&t=1798
当方からは、CFではなくUSBメモリへのインストールとブート成功の報告をさせていただきます。
無駄に長文ですが、お暇な方はお付き合いください。
メーカー名[TOSHIBA]
機種[DynaBook SS 2000M DS75P/2]
CPU [Intel Pentium III 750MHz]
RAM [DDR SDRAM 256MB+SDR SDRAM 256MB=512MB]
HDD [Mach Xtreme Technology MX-NANO50 30GB] as (/dev/sda)
HDD [microSDHC card 8GB on microSDHC-to-USB Adapter] as (/dev/sdb)
グラフィックチップ[Trident CyberALADDiN-T graphics controller]
Xサーバの種類[Xorg]
解像度[1024x768x16]
LAN カード[Integrated 10 Base-T/100 Base-TX Ethernet]
WLAN [Planex GW-USnano USB2.0]
SOUNDチップ[Ali M1535B integrated software sound]
パピーのバージョン[5.5.0-JP] and [5.7.1-JP]
その前に、まずはSSDの非動作報告から。
きっかけは内蔵HDDが壊れたことなのですが、このマシンに入っている1.8inchHDDは
遅くて壊れやすくて、代替品の入手が多少困難です(無いことはない)。
苦労して手配してもまたすぐ壊れるんだし、それならSSDにするか…と考えて、
Mach Xtreme technology MX-NANO を購入したのですが、どうにもブートできません。
CDブートした後はSSDの読み書きが出来、インストールも正常に進行しますが、
その後SSDブートすると、ローダーを読む途中でハングアップします。
BIOSからはGRUBもNTLDRも正常に読めないようです。
2年以上色々試しましたがどうしても解決出来ませんでした。
このSSDを他のデスクトップに接続するとブート出来るので、製品は正常です。
SS2000でも他のSSDでブート出来ている報告があるようなので、相性的な問題として
ハズレを引いたようです…。
以上、SSDでの非動作報告終わり。
もし同じような問題でお困りの方がいらっしゃいましたら、下記を試していただければ
もしかしたらどうにか出来るかも知れません。
試行錯誤する過程で引っかかったこと:
・SS2000などに搭載されているチップセット ALi M1545系はINT13h周りに非互換あり?
→このPCにこのSSDを使う限り、BIOSコールを使用するブートローダは全滅!?
・SS2000に入ってる1.8inchのHDDは強制的にLBA48を無効にしてあるらしい
・SS2000のBIOSはLBA48に対応していないっぽいが、東芝が独自開発しているBIOSなので
誰かがパッチを作っている可能性はまず無いし、もう東芝も面倒見てくれない
・最近のPATA SSDは軒並みLBA48切れないらしいぞ!?別のSSD買っても無駄!?
・他のLinuxでも試したが、nodmaオプション等を使っても効果が無い
・このSSDでもMBRは読めるようで、GRUBなら辛うじてコマンドラインまでは行ける時がある
NTLDRだと大きすぎるのか、データが化けてもれなくハングアップする(ピロピロにも至らない)
・aitendoのCF-IDE変換アダプタでCFブートは問題なく出来たが、書き込みが遅い
読み書きが衝突すると分単位で固まる
・PCカード経由でCFブートは出来るが、併設のCFスロットからはCFブート出来ない
→ツライチUSBカードを使用したいのでPCカードからのブートは選択肢から除外
・「CF使うとかそんな面倒なことしなくたってUSBメモリでブートすりゃ良くね?」
→12年も前のPCにUSBブート機能なんかあるわけあるか!!
”Designed for Windows XP/2000"のシール付きナメんな!!(
・USB-FDDブートの選択肢はあるが、USBメモリをFDDに偽装してもブート不能だった
とにかく、SSDを活用するためには、方法はどうあれブート出来れば良い訳です。
SSDのMBRだけは正常に読めるようなので、MBRからBIOSの代わりにUSBメモリを
ブータブルにしてブートローダに渡すものを呼べば、USBブート後SSDに戻れるはずです。
で、ここのフォーラムを見て知った Plop Boot Manager に最後の望みを託しました。
成功したら将来的にマルチブートにしたいと思っていたので、
変な手順を踏んでインストールしています。
1. PuppyをCDブートして、30GBのSSD(/dev/sda)に無駄にパーティションを切る
いくらポンコツBIOSでもFAT16位読めるだろうと言う僅かな希望を胸に(悪あがき)
sda1:FAT16 256MB
sda2:ext4 26GB
sda3:extended partition
└ sda5:linux-swap 2GB
2. Puppyを/dev/sda2にインストール(やらなくても良い気がするが一応)
3. GRUB4DOSは/dev/sdaにインストール
4. Plopのインストーラを入れたUSBメモリを挿す(/dev/sdb)
このメモリは今後、このDynaBookの構成部品として生涯頑張って頂きます
(挿しっ放しに出来る超小型のMicroSDHCアダプタに8GBのmicroSDHCを入れて使用)
5. /dev/sda1に/bootを掘り、その中にPlopのインストーラ plpinstc.comをコピー、
sda1のmenu.lstに/dev/sda1/boot/plpinstc.comをブートするエントリを追加
6. Puppyを終了し、SSDからGRUB4DOSを起動
(このSSD起動は何回か失敗するかも知れないが、諦めずにしつこく繰り返す)
5.で作ったエントリを選択し、plpinstc.comを起動
Plop Boot ManagerがMBRの後ろの隙間にインストールされる(らしい?この辺詳細不明)
7. 再度PuppyをCDブートし、USBフラッシュインストーラを起動して
/dev/sdbにインストール(Frugal)
8. GRUB4DOSを/dev/sdbにインストール、個人ファイルは/dev/sda2上に作成
9. 一旦終了してCDドライブを外す
10. SSDからブートし、PlopのメニューからUSBを選択するとGRUB4DOSが立ち上がる(はず)
11. /dev/sdb1のPuppyを選び起動、起動成功したら激しく踊る
これでどうにか使えるゼロスピDynaBookの出来上がり。
現時点では起動に必要なファイルをUSBメモリに依存している状態なので、
今後も手を加えて、SSD上のファイルからブート出来るように持っていきたいと思っています。
こんなにブートの選択肢が不自由且つ相性問題がシビアなマシンでも、ブートシーケンスに
USBメモリを強引に挟むことで、ブートローダやOSの選択肢がぐっと拡がりました。
Plop Boot Manager様々です。
でもPlopのwebサイトを和訳するとウンチウンチ言われるのは何とかなりませんかね。
確かにウンチみたいなPCですけど。
以上、まとまってませんがご報告まで。