Loading drivers needed to access disk drivers. Done
Searching for puppy files......puppy_precise_5.7.1JP.sfs not found. Droping out initial-ramdisk console... A. ケースは3つあります。
1) puppy*.sfs が格納されているデバイスをパピーが認識できない。
ライブCDからの起動、USBデバイスからの起動で、ときに起こります。
ライブCDを例にとると、起動の初期はBIOSがCDからファイルを読み込み、パピーにバトンタッチします。BIOSはCDを認識するが、パピーはそのCDドライブを認識しないというケースがあり得ます。
対処法:Windowsなど別のOSが使えるならば、 CDあるいは.isoファイルから取り出した puppy*.sfs を内蔵HDDにコピーしておきます。共用PCなど内蔵HDDが使えない場合、CDとUSBメモリの両方にパピーを用意しておき、その両方をPCに装着して起動します。 CDから起動するが puppy*.sfs はUSBメモリから、あるいはその逆で、うまく起動する場合があります。
この方法でパピーを起動できても、パピー上でそのデバイスは認識できないことは変わらないので、常用には問題があるかもしれません。そのハードとパピーのカーネルとの相性の問題なので、他のバージョンのパピーを試してみることもよいでしょう。
2) パピーの探索範囲の設定を間違えている
パピーは pupsaveや puppy*.sfs をPC中から探索します。ブート時のオプションで、この探索範囲を限定できます。これを間違えると見つからない事態が起こります。
起動オプションはパピーをインストールしたメディア上の menu.lst あるいは syslinux.cfg、extlinux.cfg などのファイルにあります。次は menu.lst の例です。
コード: 全て選択
kernel /Puppy-Linux-571/vmlinuz psubdir=Puppy-Linux-571 pmedia=atahd pfix=fsck
initrd /Puppy-Linux-571/initrd.gz
コード: 全て選択
kernel /Puppy-Linux-571/vmlinuz pfix=fsck
initrd /Puppy-Linux-571/initrd.gz
puppy*.sfs にはファイル名だけでなく隠しIDが付加されています。パピーのシステムは vmlinuz、initrd.gz、puppy*.sfs が3セットになっており、これらを同梱したライブCD .iso や Windows用インストーラ .exe として供給されています。このうちの1つだけを改変しても、うまくいきません。
これを改変する場合は「PuppyライブCDのリマスタ」(remasterpup2)や Remaster Express viewtopic.php?f=30&t=2426 、Mkdist viewtopic.php?f=30&t=2436 などを使用ください。