パピーリナックスの日本語環境の設定について

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nyu
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登録日時: 07/01/10(水) 17:35
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パピーリナックスの日本語環境の設定について

投稿記事 by nyu »

パピーリナックスの日本語環境の設定について:

ここでは日本語環境の設定のみについて説明します。ファイルのダウンロードの仕方、
CDの焼き方、パソコンをCD-ROMからブートする仕方、ネットワークの設定方法などは
もうご了解していると仮定します。それからメニューの日本語化、プログラムの日本語
化についてはここでは説明いたしませんのであたかじめ御了承願います。

1、まずパピーリナックスの最新の英語バージョンのISOファイルをダウンロードして
きます。ダウンロードサイトは:
http://puppylinux.org/wikka/DownloadLatest

2、ダウンロードしたISOファイルをCDに焼きます。

3、パソコンにこのCDを入れて、CDからブートします。

4、ネットワークを設定します。

5、この時点でパソコンを一度リブートし、「SAVE TO FILE」を選んで変更した個人
のセットアップ資料をHDにセーブします。

6、http://mix-mplus-ipa.sourceforge.jp/からM+IPAフォントをダウンロード
してセーブし、解凍して、フォントのみを/usr/share/fonts/default/TTFのディレ
クトリに入れてください。全部のフォントを入れるとサイズが大きくなるので、とりあえず下記のフォントを入れてください。
    M+1P+IPAG-circle.ttf
    M+1P+IPAG.ttf
    M+1VM+IPAG-circle.ttf
    M+2P+IPAG-circle.ttf
    M+2P+IPAG.ttf
    M+2VM+IPAG-circle.ttf

7、http://openlab.jp/puppylinux/download/packages/から
「ja_e-0.02.pet」、「anthy-8813-i686.pet」、「kasumi-2.2-i686.pet」、
「scim-1.4.5-i686.pet」、及び「scim-anthy-1.2.2-i686.pet」パッケージをダウン
ロードして、セーブして下さい。
ア)「ja_e-0.02.pet」は日本語環境を設定する基本なパッケージです。ローケルを
「LANG=ja_JP.UTF-8」の設定や日本語入力方法の設定などをします。
イ)「scim-1.4.5-i686.pet」は入力の基本ソフトです。
ウ)「scim-anthy-i686.pet」は「SCIM」向けのエンジンです。
エ)「anthy-8814-i686.pet」は平仮名を仮名、漢字変換ツールです。
オ)「kasumi-2.2-i686.pet」は「Anthy」個人辞書管理ツールです。

8)、ア)、イ)、ウ)、エ)、オ)の順にパッケージをインストして下さい。
パッケージのインスト方法はそれぞれのPETパッケージをクリックすれば自動的にイン
ストします。

9)、/root/.xinitrcに下記の行をファイルの始めに追加して下さい。

export XMODIFIERS='@im=SCIM'
export GTK_IM_MODULE="scim"
export QT_IM_MODULE="scim"
export LANG=ja_JP.UTF-8
scim -d

9')、/etc/profileの中の「LANG=en_US」を「LANG=ja_JP.UTF-8」に変えてください。

10)、パソコンをリブートすれば日本語環境がインストされます。

11)、日本語環境が正しくインストされているかどうかを確かめるには
端末から「locale」を実行してください。下記のメッセージが表示すれば基本的には
成功です。
     LANG=ja_JP.UTF-8
     LC_CTYPE=”ja_JP.UTF-8”
     LC_NUMERIC=”ja_JP.UTF-8”
     LC_TIME=”ja_JP.UTF-8”
     LC_COLLATE=”ja_JP.UTF-8”
     LC_MONETARY=”ja_JP.UTF-8”
     LC_MESSAGES=”ja_JP.UTF-8”
     LC_PAPER=”ja_JP.UTF-8”
     LC_NAME=”ja_JP.UTF-8”
     LC_ADDRES=”ja_JP.UTF-8”
     LC_TELEPHONE=”ja_JP.UTF-8”
     LC_MEASUREMENT=”ja_JP.UTF-8”
     LC_IDENTIFICATION=”ja_JP.UTF-8”
     LC_ALL=

12)、日本語フォントが正しくインストされているかどうかを確かめるには
ウェブブラウザを開いて、日本語のホームページへ行ってください。例えば:
http://www.yahoo.co.jp/やhttp://www.goog ... ページを開いて下さい
日本語が正しく表示されていれば、日本語フォントが正しくインストしています。

13)、日本語入力(SCIM+Anthy)が正しくインストされているかどうかを確かめるに
は上記のサーチページのサーチ欄にカーソルが入っていることを確認してから「Ctrl+
space」をおします。「SCIM」のパネルがスクリーンの右下に現れます。日本語の入力
が出来れば成功です。

以上です。

edited on 15-09-2007
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