Raspberry pi(Puppi)動かしてみました

標準以外の日本語環境用の派生デストリビューション

モデレータ: 暇人, YoN, nyu

きりん
記事: 553
登録日時: 08/02/24(日) 21:49
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Re: Raspberry pi(Puppi)動かしてみました

投稿記事 by きりん »

当たり前のように機能するかと考えていましたが、少し手こずったのでメッセージアップします。
手元に複数のPCがあるので、ファイルの共有をすることにしました。
raspberry pi3(Quirky Xerus 8.1.4)をsambaサーバーとして利用することにしましたが、気を付けるところがありました。

1)sambaのバージョンは、4.3.8 でした。
2)ログインを許可されたユーザーが定義されていません。
電源を落としたり、リブートすると定義されていない状態に戻るので、設定する必要があります。

コード: 全て選択

pdbedit -L
で確認しても何も帰ってこないので

コード: 全て選択

pdbedit -a root
でネットワークユーザー "root" を追加。
求められるパスワードは、お決まりの

コード: 全て選択

woofwoof
としておきます。
3)クライアント側から認識が出来ない。pingは通るが共有出来ない。
/etc/samba/smb.conf の [global] セクションに次の2行を追加しました。

コード: 全て選択

client max protocol = SMB3
server max protocol = SMB3
これで、windows10 と bionicpup32-8.0 からの接続を確認。
4)sambaサービスの起動状態が判断しずらい。
[Menu] -> [Network] -> [Samba Simple Management] で、サービスの状態確認と変更が行えますが、"Switch Samba Daemon on or off."の所のボタンが緑色であれば起動状態です。デフォルトで起動しているようです。
きりん
記事: 553
登録日時: 08/02/24(日) 21:49
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Re: Raspberry pi(Puppi)動かしてみました

投稿記事 by きりん »

こんにちはきんりんです。久しぶりに書き込みます。
オフィシャルサイトで、Raspberry Pi Buster Raspup が出ています。
導入して試してみましたが軽快感も上がっているように感じたのでレポートしておきます。
実験環境はmodel3です。model4でも利用できるみたいですがハードを持っていないので確認できません。
再現実験が完了していないので、細かな部分のミスはご勘弁を。・・・いつものことですいません。

1.ベースとなる英語版の書き込み
今回はwindows上で作業しました。32GBのSDカード(fat32の単一パーティション)を準備し、http://murga-linux.com/puppy/viewtopic.php?t=116841 から手繰ってダウンロードしたシステムイメージファイルをWin32DiskImagerを使って書き込みました。bluetoothを利用する場合は、devxのファイルもダウンロードしておいてください。
結果的に未使用領域が多く残るSDカード出来上がります。

2.初回起動時の処置
・SDカードの未使用領域にパーティションを作るようなウィザードが動作するので実行して、利用可能にします。このパーティションがセーブ領域になります。
・一度終了、リブートさせます。この時、セーブファイルのウィザードが動作するので、利用可能となったパーティションを指定し、セーブファイルでなく、セーブフォルダーを指定して動作を完了させます。
・リブート時のメニューに、"raspupsave"が追加されているので、これを選択して立ち上げます。起動後、ドライブアイコン:mm0p2 の右上に「家」のマークが付いているはずです。
・起動時のデフォルトが、セーブフォルダー利用となるようにメニューファイルを変更します。
/initrd/mnt/pdrv/bootmenu.txt

コード: 全て選択

# Timeout is in tenths of a second, 0 disables it.
TIMEOUT 100

DEFAULT raspupsave <-ここを修正
・リブートして設定が反映されているかを確認。

2.日本語表示化とIMEの導入
※前出の書き込みを参照してください。
・日本語フォントをdebianパッケージから導入。
・IME関係をdebianパッケージから導入。以前と異なり辞書ファイルの構築作業は不要のようです。
・GTK2およびGTK3のimmキャッシュの更新。gtk-query-immodules-2.0 と gtk-query-immodules-3.0 を実行します。
・/root/.xinitrc の修正。
・カントリー設定を変更し、日本語を選択するとメニューの一部が日本語表示に切り替わり、日本語フォントの部分が"□"表示になります。これは既知の問題なので、次のファイルのフォントとサイズ指定をしているところを修正します。
/root/.jwmrc
/root/.jwm/jwmrc-theme
/etc/xdg/templates/_root_.jwmrc

コード: 全て選択

"<Font>DejaVu Sans-10</Font>" を "<Font>DejaVu Sans 10</Font>" へ。(フォントサイズの指定数字の前の"マイナス"を"スペース"に変更する)
・Xを再起動すると正しい表示になっていると思います。
・デフォルトのWEBブラウザー"midori"では日本語IMEは動作しません。代わりにvivaldi.sfsを利用していますが、こちらは日本語IMEが利用できます。

3.Wifiの動作
・有線LANを主に利用しているので簡単な確認テストしか行いませんでしたが、特段支障なく使用できました。2.4GHz帯ですが。

4.Bluetoothの動作
・一工夫すれば簡単に利用できるようです。(マウスの動作確認しかしていませんが・・・)
・devx.sfs を利用できる状態にしておく必要があります。bluemanを利用しましたが、python3を必要としますが、devxに必要なファイルが収められているようです。
・パッケージマネージャから、blueman を導入します。必要な関連ファイルもインストールされます。
・/lib/firmware/BCM43430A1.hcd が必要です。以前からの使いまわしファイルを利用しました。
・/lib/firmware から /etc/firmware へリンクを貼ってください。
・次のファイルを修正・追加します。
/etc/rc.d/rc.local

コード: 全て選択

/usr/bin/hciattach /dev/ttyAMA0 bcm43xx 921600 noflow <-追加します。
・/root/Startup/bluetooth ・・・ 新規作成、実行可能にしておく。

コード: 全て選択

#!/bin/sh
# bluetoothd が動作中か確認
    if ! ps axc | grep -w bluetoothd >/dev/null ;then
      /usr/sbin/bluetoothd &
    fi

# blueman-applet を起動
	/bin/sleep 10
	blueman-applet &
(訂正)上記のスクリプトの中で時間待は、"wait" でなく "sleep" でした。
・bluemanの起動時に、bluetooth-networkが利用できない旨のエラーがでますが、マウスやキーボードは使えると思います。

5.おまけ
・予め、xvkbdがインストールされているので、キーボードを接続せずにマウスの接続で利用することができると思います。・・・積極的な実験は行っていませんが。
きりん
記事: 553
登録日時: 08/02/24(日) 21:49
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Re: Raspberry pi(Puppi)動かしてみました

投稿記事 by きりん »

こんにちわ。
Raspberry Pi Buster Raspup 8.2.0 についてです。
前のメッセージでは、pi3 で動作させましたが、pi4(4GB品) が入手出来たので、今回は pi4 上での動作についてです。

1.インストールに関して
(1)pi3 の時と同じ手順で、日本語の表示・入力が出来ました。
(2)firmware は、不足している様子です。Raspbian から次のファイルをもらって来ました。
 BCM4345C0.hcd brcmfmac43455-sdio.clm_blob
(3)Bluetoothの動作は、pi3 と同じ手順ではNGでした。hciattach が、安定して動作してくれません。継続検討中です。
 ・ /etc/rc.d/rc.local の修正は行わない。
 ・ /root/Startup/Z-bluetooth ・・・ 新規作成、実行可能にしておく。

コード: 全て選択

#!/bin/sh

# bluetoothd が動作中か確認
    if ! ps axc | grep -w bluetoothd >/dev/null ;then
      /usr/sbin/bluetoothd &
    fi

# blueman-applet を起動
	/bin/sleep 10s
	blueman-applet &

# device を有効にする
if ! [ -f /tmp/hciattach.log ] ; then
	/usr/bin/hciattach /dev/ttyAMA0 bcm43xx 921600 noflow &>/tmp/hciattach.log && exit
	/bin/sleep 15s
	/usr/bin/hciattach /dev/ttyAMA0 bcm43xx 921600 noflow >>/tmp/hciattach.log
fi

2.Web Browser について
・ vivaldi-stable を利用していたのですが、ページ翻訳の拡張機能が見つけられなかったので、chromium-78.0 を確認してみました。
・ vivaldi は、特に注意を払わずに導入すると、root での動作となります。日本語IME の動作もOK。
・ chromium は、導入すると、spot での動作、日本語IME の動作NG。過去の記事を参考にして日本語IMEの動作はOKとなりました。
/usr/bin/chromium-browser を一部修正。40行目前後の部分。

コード: 全て選択

export PATH=/usr/local/sbin:/usr/local/bin:/usr/sbin:/usr/bin:/sbin:/bin
export ENV=
export BASH_ENV=
export CDPATH=
export GLOBIGNORE=
export BASH_XTRACEFD=
export GTK_IM_MODULE="xim" # この行を追加
3.全体印象は?
・ RAM の容量が大きい分、余裕のある印象ですが、Web Browser の起動時間は顕著な変化は感じられません。
・ オリジナルの Raspbian よりは、動作が軽い印象を受けます。
・ OSを含めた安定度は、まだ、pi3 の方が高い印象です。
・ 2系統の画面出力があるので、ダブルモニターで使ってみたいな・・・(希望的欲求)
きりん
記事: 553
登録日時: 08/02/24(日) 21:49
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Re: Raspberry pi(Puppi)動かしてみました

投稿記事 by きりん »

こんにちわ。
Raspberry Pi Buster Raspup 8.2.0 の続きです。

Web Browser に関してですが、全体的な動作の軽快感は、vivaldi の方が良いです。
スクロール時のもたつき感に違いがあります。
ページ翻訳が組み込めないのかと思っていたら、"Chrome ウェブストア" から拡張機能がインストール出きるのですね。
しばらく、付き合ってみます。
きりん
記事: 553
登録日時: 08/02/24(日) 21:49
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Re: Raspberry pi(Puppi)動かしてみました

投稿記事 by きりん »

久ぶりに書き込みます。pi4をSSDベースで使用した場合の実験です。

1.firmware を最新の状態にする。
SSDからの起動を行うには、本体内のfirmwareを最新状態にしておく必要があります。
手っ取り早い方法は、最新のraspiosを一度走らせ、最新の状態にアップデートします。
具体的には、
・イメージライターとして、pi標準ツールとして配布されているimager_1.4.exe
※ネット上から最新のOSイメージを書き込める他に、ローカルにダウンロードしたイメージの書き込みも可能なツールです。
・OSイメージとして、2020-08-20-raspios-buster-armhf.zip を使用しました。
・SDカードベースで立ち上げて、アップグレードを掛けて最新の状態にした後、USB起動を有効にします。
・結果、SDカードが装着してある場合はSDカードからの起動、SDカード未装着でUSBドライブ装着の場合はUSBドライブからの起動となります。

2.SSDで動作を確認したOS
イメージライターからSSDに直接書き込んで起動の可否を確認しました。OKだったものは、
・2020-08-20-raspios-buster-armhf.zip
・2020-08-20-raspios-buster-arm64.zip
・raspup-8.2.1-a60dc46d9-2gb-f2fs.img.zip

3.pupの場合の注意点
・配信されているZIPファイルを一度解凍してimgファイルの状態にした後にイメージライターで書き込む必要があります。
・SSDにイメージを書き込み後、そこから起動は可能です。シャットダウン時のsave_fileの作成も動作しますが、起動メニューへの追記動作が行われません。
・起動メニューの追加項目を手動で書き込む必要があります。これは一度SDカードベースでセットアップした後、SDカードのbootmenu.txtを参照しながら、SSD上のbootmenu.txtを手動で書き換えます

4.pupの快適度の向上具合は?
・快適度は向上している印象はありますが、raspios 程の劇的変化はありません。

5.これから
・SSD内での複数OSの起動にチャレンジしたいと考えています。…比較実験を容易に行う為に。
きりん
記事: 553
登録日時: 08/02/24(日) 21:49
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EasyOS Dunfell 2.6.1 released for the Raspberry Pi4

投稿記事 by きりん »

久しぶりに書き込みます。
暫く、オリジナルの Rasiberry OS 64bit を利用していたのですが、バリーさんが Raspberry Pi4 で利用できる EasyOS をリリースしたので試してみました。
情報提供をお願いしたいところがあるのでよろしくお願いします。

1.起動するまで
・他で配布されているものと手順は同じです。
・SDカードとUSB-SSDの両方で動作確認してみましたが、USB-SSDの優位性は顕著には出ませんでした。
・Ver.2.6 と Ver.2.6.1 が、余り時間を置かずにリリースされましたが、web-browser の安定性はVer.2.6の方が良い感じがします。

2.起動してみて
・コンテナの概念が導入されているのですね。仮想環境のようなものなのでしょうか理解できていません。
・用意されているパケージを確認するとスカスカの状態です。
・当然、日本語に優しい状態ではないので、あちこちつつき始めました。
・キーボードの設定が初期の立ち上げ時に設定した内容がXに反映されないので、改めて設定してください。

3.日本語化に関して
・フォントを追加することによって表示面はOKになりました。
・ロケールを "jp" に切り替えると、豆腐文字の状態になる部分が出ましたが、お決まりの jwm フォント設定の修正で正常な状態になります。
・日本語IMEをソースから導入する為、DEVX.SYSを導入します。この時、コンテナに導入するか、メインレイヤーに導入するかの選択肢が出ます。迷いましたがメインレイヤーとしました。
・scim,anthy,kasumi,scim-anthy のソースをダウンロードし、コンパイルすると、ワーニングを多量に吐きますがエラーを吐かずにインストールすることができました。

4.その結果は?
・トレイにSCIMのアイコンは出現します。
・ターミナルでIMEの起動は可能でローマ字->かな変換は動作しましたが、かな状態での確定や変換動作が出来ません。同様な経験を持つ人からのアドバイスをお願いします。

5.なぜだろう?と思ってやっていること
・Rasiberry OS 64bit でソースファイルをダウンロードして比較実験を行いました。結果、意外とワーニングが出ない!
・気になっているところは、./counfigure の実行結果で、config.log を確認してみると、"gcc-9.3.0/configugure --build=x86_64-linux --host=aarch64-poky-linux --target=aarch64-poky-linux"と記録されています。ネイティブ環境なので、--build/--host/--target 共に aarch64-poky-linux となっているべきと考えたのですが、誤りでしょうか?アドバイスお願いします。

中途半端な書き込みですいませんが、アドバイスもらえると助かります。
ちなみに、コンテナの利用例として、raspup_8.2.1 が動作します。これを日本語化しようとチャレンジしてみましたが現時点玉砕です。コンテナの理解が不足していると感じています。
thinkpadnerd
記事: 2035
登録日時: 15/10/25(日) 14:00

Re: EasyOS Dunfell 2.6.1 released for the Raspberry Pi4

投稿記事 by thinkpadnerd »

きりん さんが書きました: 21/02/06(土) 17:57 ・トレイにSCIMのアイコンは出現します。
・ターミナルでIMEの起動は可能でローマ字->かな変換は動作しましたが、かな状態での確定や変換動作が出来ません。同様な経験を持つ人からのアドバイスをお願いします。
私は、raspberry pi を持っていませんし、EasyOS も使ったことがありません。ですから、一般論ですが...

scim-anthy をインストールした後、必要かもしれない作業は
・immodules.cache の作成または更新
・~/.xinitrc に scim の起動に必要な記述を追加
・update-anthy-dics の実行

scim のアイコンが出ており、かな入力ができることから、最初の2つはクリアしていると思います。
update-anthy-dics はほとんどの場合、必要ありませんが、以前、ubuntu のパッケージをインストールした時に必要でした。

余談ですが、EasyOS Dunfell のベースになった OS は組み込み型 linux の一種らしいです。私はかつて quirky pyro に触れたことがありますが、これも組み込み型 linux をベースにしていて、レポジトリはスカスカでした。こういった OS をベースにすることに何かメリットがあるのでしょうか。荒野を開拓するようなものだと思うのですが、開発者にとっては挑戦し甲斐があるのかも...
ThinkPad X121e (Precise 571 / Tahr 605 / Tahr64 606 / Xenial 7.5 / Bionic32)
CPU AMD C-50 1.0GHz, RAM 4GB
ThinkPad L440 (Xenial 7.5 / Bionic64 / Fossa64)
CPU intel Celeron 2950M 2.0GHz, RAM 4GB
きりん
記事: 553
登録日時: 08/02/24(日) 21:49
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Re: Raspberry pi(Puppi)動かしてみました

投稿記事 by きりん »

thinkpadnerdさん、返信ありがとうございます。
EasyOS に入れ込む特段の理由はないのです。安定動作するPCを1台確保の上で、実験台として利用しやすいのがPI4です。せめて日本語の表示と入力がスムースになることは最小限必要なことだろうと考えてトライしてみました。
理由は判りませんが、web-browserが頻繁に固まり実用に耐える状態ではないのですが、コンテナて何が利点なのだろう?と感じながら突いてる状態です。
過去記事なのですが、"upup-476での日本語入力"
http://www.sakurapup.browserloadofcooln ... 2d5468d0ae
で騒いだ時にソースをコンパイルして希望通りになった経験から、うまく行くだろう…と考えたのですが玉砕状態です。
クロスコンパイルして構築されているようなので、追加ソフトのコンパイルもクロス環境でないとダメなのかな?…と思いながら作業をしています。
thinkpadnerd
記事: 2035
登録日時: 15/10/25(日) 14:00

Re: Raspberry pi(Puppi)動かしてみました

投稿記事 by thinkpadnerd »

きりん さんが書きました: 21/02/06(土) 17:57 ネイティブ環境なので、--build/--host/--target 共に aarch64-poky-linux となっているべきと考えたのですが、
組み込みシステム用クロスコンパイラの作成
http://www.jsk.t.u-tokyo.ac.jp/~k-okada ... u/gcc.html

最後のほうに用語集があって、--build --host --target について書かれています。
古い資料ですが、コンパイラの仕組みは変わっていないと思います。
ThinkPad X121e (Precise 571 / Tahr 605 / Tahr64 606 / Xenial 7.5 / Bionic32)
CPU AMD C-50 1.0GHz, RAM 4GB
ThinkPad L440 (Xenial 7.5 / Bionic64 / Fossa64)
CPU intel Celeron 2950M 2.0GHz, RAM 4GB
きりん
記事: 553
登録日時: 08/02/24(日) 21:49
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Re: Raspberry pi(Puppi)動かしてみました

投稿記事 by きりん »

thinkpadnerdさん、情報ありがとうございます。
正解の理解しているかは?ですが、
--build=x86_64-linux -> gccは、x86_64-linux で作られた。
--host=aarch64-poky-linux -> gccは、今、aarch64-poky-linux で動作している。
--target=aarch64-poky-linux -> gccのコンパイル結果は、aarch64-poky-linux 用。
みたいですね。
ちなみに、これらのオプション全てを aarch64-poky-linux として動作させてみるとエラー頻発でNGでした。

ターミナルを立ち上げて "scim" を起動してみるとエラーが出て止まっていることが確認できたので条件を変えて試行錯誤中です。
きりん
記事: 553
登録日時: 08/02/24(日) 21:49
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Re: Raspberry pi(Puppi)動かしてみました

投稿記事 by きりん »

EasyOS Dunfell 2.6.1 まだ日本語入力はNGですが、時間が経ったので書き込みます。

1.日本語入力の状態
・ソースファイルは、

コード: 全て選択

anthy-9100h.tar.gz
kasumi-2.5.tar.gz
scim-1.4.18.tar.gz
scim-anthy-1.3.2.tar.gz
を使用しています。ワーニングは吐きますが、エラーが出ないので良しとしている状態です。
・lang_pack_ja-2.1.sfs の内容を参照しながら、不足のファイルがないことを確認しながら行っています。
・cacheファイルの更新や /root/.xinitrc のお決まりの追記を行い起動してみると、
・/tmp には、scim関係のsocketが3個出てくるし、トレイにキーボートアイコンも出てきます。
・ただし、/tmp/xerrs.logに、

コード: 全て選択

Launching a SCIM daemon with Socket FrontEnd...
Loading simple Config module ...
Creating backend ...
Loading socket FrontEnd module ...
Starting SCIM as deamon ...
Launching a SCIM process with x11...
Loading socket Config module ...
Creating backend ...
Loading x11 FrontEnd module ...
GTK Panel of SCIM 1.4.18
Starting SCIM as daemon ...
SCIM has been successfully launched.
Loading socket Config module ...
Creating backend ...
Loading x11 FrontEnd module ...
Failed to load x11 FrontEnd module.
とメッセージが残っています。
・実際起動してみると、[漢字]キーでの立ち上げは出来るのですが、ローマ字変換が動作しない。又は、何かの拍子でローマ字変換は出来るが、その後[スペース]キーで変換動作を掛けると変換動作せずに全体の動きがおかしくなる。
・という状態です。フォーラム内の過去ログを見ているのですが、ヒントが見当たらず・・・

2.システム自体の癖について
・Qsync の動作は、Ver.2.6.1の方が確実です。RTC持っていないので時刻合わせを起動時に掛けないとブラウザーでhttpsのページを見るとエラーがでるのですね。
・キーボードの設定はX上で設定し直す必要があります。初回起動時にキーボードの選択があるのですが、X上では反映されていません。
・リブートやパワーオフ後の立ち上げで、Xの起動失敗でブラックスクリーン状態になる確率が高いです。一度コンソールに降りて、xorgwizardを実行し、オート設定ではなく、手動設定すると起動失敗の確立が少し下がります。
・devx.sfsのインストールはコンテナで利用するか、メインファイルシステムで利用するかの選択ができますが、メインファイルシステムでの利用としています。
きりん
記事: 553
登録日時: 08/02/24(日) 21:49
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Re: Raspberry pi(Puppi)動かしてみました

投稿記事 by きりん »

EasyOS Dunfell 2.6.1 の続きです。
試しに、uim-1.8.8 をコンパイルしてみました。
結果良好です。何故だろう?
immodules.cacheの更新は勝手に行われるようです。
/root/.xinitrc への追記は次のようにしました。

コード: 全て選択

if [ -f $usermodmap ]; then
    xmodmap $usermodmap
fi

export GTK_IM_MODULE='uim' #この行を追加
export QT_IM_MODULE='uim' #この行を追加
uim-xim & #この行を追加
export XMODIFIERS='@im=uim' #この行を追加
uim-toolbar-gtk3 & #この行を追加
#uim-toolbar-gtk3-systray & #この行を追加

/usr/local/pup_event/frontend_timeout60 & #180220
この状態で、しばらくいじってみます。
きりん
記事: 553
登録日時: 08/02/24(日) 21:49
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Re: Raspberry pi(Puppi)動かしてみました

投稿記事 by きりん »

EasyOS Dunfell 2.6.1 の続きです。
参考にコンパイル時のconfig.logの主要部をアップします。
anthy-9100h

コード: 全て選択

It was created by configure, which was
generated by GNU Autoconf 2.61.  Invocation command line was

  $ ./configure --prefix=/usr --localstatedir=/var --sysconfdir=/etc/anthy
kasumi-2.5

コード: 全て選択

It was created by main.cxx configure 2.0, which was
generated by GNU Autoconf 2.63.  Invocation command line was

  $ ./configure --prefix=/usr --localstatedir=/var --sysconfdir=/etc

scim-1.4.18

コード: 全て選択

It was created by scim configure 1.4.18, which was
generated by GNU Autoconf 2.69.  Invocation command line was

  $ ./configure --prefix=/usr --localstatedir=/var --sysconfdir=/etc

configure:22189: result:
Build options:
  Version                  1.4.18
  Install prefix           /usr
  Build shared libs        yes
  Build static libs        yes
  Build tests/*            no
  Enable debug             no
  Enable ld version script no
  Enable lt_dladvise       no
  Build documents          no

Module options:
  Simple config module     yes
  Socket config module     yes

  X11 FrontEnd module      yes
  Socket FrontEnd module   yes

  RawCode IMEngine module  yes
  Socket IMEngine module   yes

  SCTC Filter module       yes

  GTK Utility Library      yes
  X11 Utility Library      yes

  GTK Version              3

  GUI Setup Utility        yes

  GTK Panel GUI            yes

  Enable TrayIcon          yes

  GTK2 IMModule dir        /usr/lib/gtk-2.0/2.10.0/immodules
  GTK3 IMModule dir        /usr/lib/gtk-3.0/3.0.0/immodules
  QT3 IMModule dir         
  QT4 IMModule dir         
  Clutter IMModule dir     

  QT3 moc program          
  QT4 moc program          

  Original GTK2 IMModule   no
  Original GTK3 IMModule   no

  Scim IM Agent            yes
  GTK2 IMModule            yes
  GTK3 IMModule            yes
  QT3 IMModule             no
  QT4 IMModule             no
  CLUTTER IMModule         no
scim-anthy-1.3.2

コード: 全て選択

It was created by scim-anthy configure 1.3.2, which was
generated by GNU Autoconf 2.69.  Invocation command line was

  $ ./configure --prefix=/usr --localstatedir=/var --sysconfdir=/etc
uim-1.8.8

コード: 全て選択

It was created by uim configure 1.8.8, which was
generated by GNU Autoconf 2.69.  Invocation command line was

  $ ./configure --prefix=/usr --localstatedir=/var --sysconfdir=/etc

Configure Result :

   Anthy           : yes
   Anthy (UTF-8)   : no
   Canna           : no
   Mana            : no
   PRIME           : no
   SJ3             : no
   SKK             : yes
   Wnn             : no
   m17n-lib        : no
   cURL            : no
   expat           : no
   OpenSSL         : no
   SQLite3         : yes
   ffi             : no
   GTK+2           : yes
   GNOME2 Applet   : no
   GTK+3           : yes
   GNOME3 Applet   : no
   Qt3             : no
   Qt3 immodule    : no
   Qt4             : no
   Qt4 immodule    : no
   Qt4 Qt3Support  : no
   Qt5             : no
   Qt5 immodule    : no
   KDE3 Applet     : no
   KDE4 Applet     : no
   FEP             : yes
   Emacs           : yes
   XIM             : yes
   Pref            : yes
   DICT            : no
   EB              : no
   OSX dictionary  : no
   libedit         : no
   notify          : stderr 
   Default toolkit : gtk
きりん
記事: 553
登録日時: 08/02/24(日) 21:49
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Re: Raspberry pi(Puppi)動かしてみました

投稿記事 by きりん »

EasyOS Dunfell 2.6.1 の続きです。
コンテナ上で raspup_8.2.1 を動作させてみました。

以下、(親)=Dunfell での操作または状態、(子)=raspup での操作または状態を示します。

0.raspupの導入
・(親)上で、sfsgetのアイコンをクリックすることで、ダウンロード・導入します。ダウンロード後の選択肢として”コンテナ”をインストール先として指定します。
・ダウンロードしたsfsファイルは、/sda2/easyos/sfs/puppy/debian/buster の中にあります。
・save_file は、/sda2/easyos/containers/raspup/.session の中に作られます。

1.raspupの起動
・(親)上で鍵マーク付きのraspupアイコンをクリックすると起動します。
・(子)上の Menu を開くと、一部豆腐文字になっています。ターミナルから locale を確認すると ja-JP.UTF-8 となっています。(親)の状態が引き継がれるようです。
・(子)上で日本語フォントを導入すると日本語表示となりました。正確には、.jwm.rc等でのフォント指定の修正が必要です。
・(子)上のターミナルでタイピングしてみると、USキーボードとして動作しています。/etc/X11/xorg.conf.d/10-evdev-puppy.conf の内容を確認すると日本語キーボードが設定されているのに実際はそのようになりません。
・(子)上にドライブのアイコンがない。所謂監獄状態で、特定のフォルダーでの共有しかできません。(親)/home/shard (子)/home/home/shard

2.rasupupの終了
・(子)の Menu から、リーブートやシャットダウンを掛けても終了できません。(親)に戻り、タスクバーの raspup から Close を掛ける必要があります。

3.行け行けで(子)に日本語IMEを導入してみると
・パッケージマネージャから、anhty/sicim関係を導入し、お決まりの設定を行い(子)を立ち上げると日本語IMEは動作せず。→ /root/.xinitrc が無視されている様子。
・ターミナル上から環境変数を指定し、scim と叩くと日本語IMEは動作する。→でも、日本語IMEが有効なのはSCIMを立ち上げたプロセスの子供だけ。

こんな所までしか、たどり着けません。
きりん
記事: 553
登録日時: 08/02/24(日) 21:49
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Re: Raspberry pi(Puppi)動かしてみました

投稿記事 by きりん »

EasyOS Dunfell 2.6.1 の続きです。
コンテナ上での raspup_8.2.1 の続きです。

以下、(親)=Dunfell での操作または状態、(子)=raspup での操作または状態を示します。

(子)上での日本語IMEについてです。

(親)がuimで動いているので、(子)もuimではどうだろうとテストしてみました。
結果、環境変数の設定は不要ですが、自動起動ができません。
はて? どうすればよいでしょうか?
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