http://www.murga-linux.com/puppy/viewto ... 1&t=116070
特徴は次のようです。
・起動可能なイメージで配布されているものではなく、ビルドシステムとして配布されている。
・現時点、linux64が稼働しているシステム上で構築する。
・現時点、arch linux 64 をベースに開発が進んでいる。
・ターゲットとしたシステムのパッケージ管理システムが使用できる。
実行してみました。arch_linux は最新の状態を追求しているスタイルなので、最新kernelの適用が早いのでテストしてみました。
1.実験台
・スティックコンピューター:DG-STK3(CPU:ATOM-Baytrail,Strage:eMMC 32GB,BIOS:UEFI32bit)
・これに、モニター:HDMI接続のTV、USB接続のキーボードとマウス
・LANは、拡張アダプター内臓のUSB接続有線LANチップ
・内臓ストレージは、第一パーティション:ブートローダー(FAT32 フォーマット)、第二パーティション:システム領域、Arch_linux_32 と fossapup64 を導入済み。
2.適用した weedog
・RC7 (STABLE) WeeDogLinux Arch 64 now released
http://www.murga-linux.com/puppy/viewtopic.php?t=116212 からたぐった、
make_Arch_amd64-openboxFull_latest_rc7.sh のビルドスクリプトを使用しました。
・ビルドする親として、linux64が必要なので、fossapup64 を立ち上げて作業を行いました。
・ワーク領域として、ext2-4フォーマットの10GB程の空き領域が必要です。今回は、内臓ストレージeMMCを利用しました。
・debian系をベースとしたもの上で構築作業を行う場合は、"zstd"パッケージを導入しておく必要があります。
・作者さんのメッセージでは「コーヒー飲んでいる内に終わるよ」ですが、手元の環境では「ご飯を食べて、お風呂に入って」で完了しました。
3.日本語環境で使えるまで
・とってもFATです。メインsfsの大きさがGB単位です。
・Arch_linux の wiki を見ながら環境設定を進める必要があります。パッケージの追加に pacman が利用できます。
・systemd が動いているようです。
・サウンド関係は、pulse ベースのようです。
・LAN は、有線LANであっても自動起動しません。Menu > Applications > Internet > Internet Connect Now で設定します。
・GUI上のキーボード設定は、コンソール上のキーボード設定を行っても反映されません。/etc/X11/xorg.conf.d/00-keyboard.conf を作成する必要があります。ネット上から引っ張ってきましたが、例えば次のように設定します。
コード: 全て選択
Section "InputClass"
Identifier "system-keyboard"
MatchIsKeyboard "on"
Option "XkbLayout" "jp,us"
Option "XkbModel" "pc104"
Option "XkbVariant" ",dvorak"
Option "XkbOptions" "grp:alt_shift_toggle"
EndSection
コード: 全て選択
# pacman -S adobe-source-han-sans-otc-fonts
# pacman -S adobe-source-han-sans-otc-fonts
# pacman -S adobe-source-han-serif-otc-fonts
# pacman -S noto-fonts-cjk
コード: 全て選択
# pacman -S fcitx-im fcitx-anthy fcitx-configtool
immodules.cache の更新は正しく行われているようです。
・環境変数とfcitxの起動指示が必要です。ファイルの最後に下記を追加しました。
/root/.config/openbox/autostart
コード: 全て選択
fcitx-autostart &
コード: 全て選択
export DefaultIMModule=fcitx
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
・initrdに、起動に必要と思えるkernelモジュールがコピーされているのですが、内臓のeMMCドライブからの起動は出来ませんでした。USBドライブをEXT4フォーマットとして必要なファイルを納め起動さてせいます。UEFI32bitのせいなのか?
・FATなモジュールサイズなのですが、極端にレスポンスが悪い印象が現時点ありません。内臓ドライブから起動出来るようにして、体感面の変化を確認したいな。
・タイムゾーンの設定をしてもGUI上の時計表示にローカルタイムが反映されない。
・馴れてきたら、YOGABOOK(UEFI64bit)でも確認してみる考えです。