Fossa64-small

標準以外の日本語環境用の派生デストリビューション

モデレータ: 暇人, YoN, nyu

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シノバー
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Fossa64-small

投稿記事 by シノバー »

Pupletではなく本家フォーラムでは Re-mastersに相当するらしい。
Fossa64-small→ https://forum.puppylinux.com/viewtopic.php?t=12600
64bit Fossa64-Small v5 - 176mb とは驚き :!:

日本語化パッケージ fossa64_lang_ja-r7.pet で日本語化し
試してみたのだが、日本語入力がうまくいかない。入力はできるのだが、「全角・半角」でも「CTRL+SPACE」でも入力モードの切り替えができない。
画面下トレイのキーボードアイコンをマウスで右クリックして入力モードを切り替えることはできる。今、そうやって書いている。
これは困った。

(2024-11-22:追記)
mizobuchi さんの情報により、lang_pack_ja-2.1.sfs」をロードして、パッケージマネージャから「scim-anthy_1.2.7」
をインストールすると「全角・半角」でうまく切り替えができました。
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thinkpadnerd
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Re: Fossa64-small

投稿記事 by thinkpadnerd »

オリジナルの Fossapup64 をミニマル状態で起動すると qt5 のライブラリが含まれなくなるため、fcitx が正常に動かなくなります。
それと同じことが起きているのではないでしょうか。

Fossapup64 9.5
https://sakurapup.com/forum1/viewtopic. ... 143#p27143

小さいのはある意味魅力ではありますが、結局、必要なものを足していくと大きくなりますから...
メモリを節約するのなら、通常版で pfix=nocopy を指定するほうがいいと思います。
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シノバー
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Re: Fossa64-small

投稿記事 by シノバー »

thinkpadnerd さんが書きました: 24/11/05(火) 19:04オリジナルの Fossapup64 をミニマル状態で起動すると qt5 のライブラリが含まれなくなるため、fcitx が正常に動かなくなります。
それと同じことが起きているのではないでしょうか。
なるほど。
fossa64-small + fossa64_lang_ja-r7.pet に加えて qt5-default をパピーパッケージマネージャから入れたみましたが改善されませんでした。そこじゃない何かのライブラリがかけているのでしょう。
小さいものが欲しければ、自分でアプリを削ってリマスターするのが良いのかも。
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mizobuchi
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登録日時: 14/06/29(日) 02:35

Re: Fossa64-small

投稿記事 by mizobuchi »

シノバーさん 貴重な情報をありがとうございます
最近のPuppyLinuxはサイズが大きなものが多くて、少し距離を置いていました
Fossa64-small いいですね
「全角・半角」で日本語入力の切り替えができないとのことですが、
シノバーさんが公開されている 「lang_pack_ja-2.1.sfs」をロードして、パッケージマネージャから「scim-anthy_1.2.7」
をインストールすると「全角・半角」でうまく切り替えができました
64bitの PuppyLinux でもこの方法をよく遣わせてもらっています

詳しくは
https://no-windows.blog.jp/archives/94212973.html
をご覧意なってください
thinkpadnerd
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Re: Fossa64-small

投稿記事 by thinkpadnerd »

起動してみましたけど、家のマシンでは無線LAN が使えませんでした。カーネルドライバやファームウエアが端折られているためと思われます。したがって、マシンによって使える、使えないと評価が分かれると思います。

ビデオ関連では、GLX が有効になりません。これも必要なドライバが含まれていないためと思われます。ハードウエアアクセラレーションが使えないので、動画の処理などでは CPU に負担がかかります。

日本語化に関しては、追加するソフトウエアでいかようにもなりますが、上記のようにハードウエアの制御が満足にできないのは致命的です。初心者がこの OS を使いこなすのは難しいと思います。
(足りないドライバを追加するくらいなら、端折られていない標準版を使うほうがずっと簡単です。)
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シノバー
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Re: Fossa64-small

投稿記事 by シノバー »

mizobuchi さんが書きました: 24/11/21(木) 17:55 「全角・半角」で日本語入力の切り替えができないとのことですが、
シノバーさんが公開されている 「lang_pack_ja-2.1.sfs」をロードして、パッケージマネージャから「scim-anthy_1.2.7」
をインストールすると「全角・半角」でうまく切り替えができました
正しく動作することを確認しました。

 試しに fossa64_lang_ja-r7.pet で日本語化した上に scim-anthy をインストールしてみましたが、こちらは 相変わらず「全角・半角」も「Ctrl+Space」も使えませんでした。

ちなみに、更新した後のうちのメインPCで Fossa64-small は起動途中でコケます。以上のテストは VirtualBox上で行いました。
Fossa64-small が使うカーネルとうちのメインPCのチップセット(B760)との相性の問題なのでしょう。
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Re: Fossa64-small

投稿記事 by thinkpadnerd »

シノバー さんが書きました: 24/11/22(金) 20:43  試しに fossa64_lang_ja-r7.pet で日本語化した上に scim-anthy をインストールしてみましたが、こちらは 相変わらず「全角・半角」も「Ctrl+Space」も使えませんでした。

ちなみに、更新した後のうちのメインPCで Fossa64-small は起動途中でコケます。以上のテストは VirtualBox上で行いました。
Fossa64-small が使うカーネルとうちのメインPCのチップセット(B760)との相性の問題なのでしょう。

fossa64_lang_ja-r7.pet で日本語化した場合は、.xinitrc に fcitx を使う記述があります。scim を使うなら、その部分を書き換える必要がありますが...
immodules.cache も更新する必要がありますし...
いずれにしても、Fossa64-small に適用することは想定外です。scim-anthy を使う前提で作り直せばいいのでしょうけど、この OS 自体、使うに値するでしょうか? 時間と労力が無駄になるだけかと...

ハードウエアが正常に動くかどうかは、カーネルドライバにかかっています。Fossa64-small のそれは大幅に削られています。(それゆえサイズが小さい) 当然のことながら、ハードウエアによっては正常に動きません。

サイズを小さくするなら、アプリを削るくらいに留めておかないと満足に使えないものになってしまいます。
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Re: Fossa64-small

投稿記事 by シノバー »

シノバー さんが書きました: 24/11/22(金) 20:43うちのメインPCで Fossa64-small は起動途中でコケます。以上のテストは VirtualBox上で行いました。
Fossa64-small が使うカーネルとうちのメインPCのチップセット(B760)との相性の問題なのでしょう。
この件ですが、カーネルの問題ではなく、Fossa64-small の問題でもないようです。
オリジナルの FossaPup64-9.5 でも同じ現象(Loading modules... のあとで画面が乱れ、停止)が起こります。
nox オプションでも起きるので、グラフィック・ドライバでもない。

F96-CE4 を事情あって FossaPup64-9.5 のカーネルに差し替えているのですが、こいつは正常に動きます。だから...何ですかねえ。
FossaPup64-9.5 が 2020年のリリース。チップセット B760 が 2022年なので、そういうことはあるかも。
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thinkpadnerd
記事: 2482
登録日時: 15/10/25(日) 14:00

Re: Fossa64-small

投稿記事 by thinkpadnerd »

シノバー さんが書きました: 24/11/23(土) 01:10 F96-CE4 を事情あって FossaPup64-9.5 のカーネルに差し替えているのですが、こいつは正常に動きます。
thinkpadnerd さんが書きました: 24/11/22(金) 13:40 起動してみましたけど、家のマシンでは無線LAN が使えませんでした。カーネルドライバやファームウエアが端折られているためと思われます。したがって、マシンによって使える、使えないと評価が分かれると思います。

ビデオ関連では、GLX が有効になりません。これも必要なドライバが含まれていないためと思われます。ハードウエアアクセラレーションが使えないので、動画の処理などでは CPU に負担がかかります。
カーネルドライバ以外にも原因があるのかもしれません。

Fossapup64 標準版と Fossa64-small で fdrv (ファームウエア) と zdrv (カーネルドライバ) の合計サイズを比べると、20MBくらい違います。
家のマシンの例では、無線LANに関しては fdrv, zdrv に原因があると思います。
ビデオドライバ自体はカーネルドライバです。しかし、GLX の不備はユーザースペースのドライバ、ライブラリの不足が原因と思います。

いずれにしても、標準版から削られているファイルが原因で、ハードウエアによっては動かないものがある、という結果になると思います。私としては、このような特殊な Puppy が一般的なユーザをがっかりさせ、Puppy に関する評判を下げるのではないかと危惧しています。オフィシャル Puppy と派生版は信頼性に関して同じではない、ということが理解されていればよいのですが。

追記
vmlinuz, fdrv, zdrv を標準版のそれに置き換えてみました。
無線LAN は機能するようになりました。
GLX に関しては、/usr/lib/x86_64-linux-gnu 以下に dri ドライバがないので有効になりません。dri ドライバ群はサイズが結構大きいので削られたようです。
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mizobuchi
記事: 17
登録日時: 14/06/29(日) 02:35

Re: Fossa64-small

投稿記事 by mizobuchi »

シノバー さんが書きました: 24/11/22(金) 20:43  試しに fossa64_lang_ja-r7.pet で日本語化した上に scim-anthy をインストールしてみましたが、こちらは 相変わらず「全角・半角」も「Ctrl+Space」も使えませんでした。
fossa64_lang_ja-r7.petは使用せずに、一度シノバーさん自身が 公開されている 「lang_pack_ja-2.1.sfs」をロードして、パッケージマネージャから「scim-anthy_1.2.7」をインストールしてみてください「全角・半角」でうまく切り替えができます

僕は、少し大きくなりますが、このシステムに ChromeとMicrosoft Edge をインストールして軽快に使っています

下記の記事に経過を記録しています
https://no-windows.blog.jp/archives/94212973.html
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シノバー
記事: 3328
登録日時: 09/03/21(土) 00:05
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Re: Fossa64-small

投稿記事 by シノバー »

mizobuchi さんが書きました: 24/11/23(土) 19:10fossa64_lang_ja-r7.petは使用せずに、一度シノバーさん自身が 公開されている 「lang_pack_ja-2.1.sfs」をロードして、パッケージマネージャから「scim-anthy_1.2.7」をインストールしてみてください「全角・半角」でうまく切り替えができます
はい、それで正しく動くことを確認しています。
また、 scim-anthyを取り込んだ 日本語サポートパッケージ64bit版でも動作を確認できました。(VirtualBox上で)
mizobuchi さんが書きました: 24/11/23(土) 19:10僕は、少し大きくなりますが、このシステムに ChromeとMicrosoft Edge をインストールして軽快に使っています
せっかくなので、そこはポータブル 版を使って欲しいかも。
ポータブル Google Chrome
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thinkpadnerd
記事: 2482
登録日時: 15/10/25(日) 14:00

Re: Fossa64-small

投稿記事 by thinkpadnerd »

ハードウエアによって異なる部分はありますが、家のマシンでビデオ関連を整備するために追加インストールしたパッケージです。

i965-va-driver_2.4.0
libdrm-intel1_2.4.107
libva-drm2_2.7.0-2
libva-x11-2_2.7.0-2
libva2_2.7.0-2
vainfo_2.6.0+ds1-1
libwayland-client0_1.18.0
libva-wayland2_2.7.0-2

このうち、vainfo は必須ではないですが、 intel vaapi の構成が正しいことを確認するには必要です。
Puppy は Xorg を使うので wayland 関連は必要ないですが、依存関係で入ります。(入れたくないけど、ないと vainfo コマンドでエラーになる)

これ以外に、
/usr/lib/x86_64-linux-gnu/dri/i965_dri.so
を標準版からコピーしてきて入れる。パッケージマネージャから dri ドライバを入れると、他のビデオチップのドライバも入るので、容量節約のため、家のマシンに必要なものだけ入れました。
ここまでの作業は、標準版なら必要ありません。(最初から入っている)

xorg.conf で intel ドライバを指定、AccelMethod は行頭に # をつけてコメントアウト。ドライバを切り替えるために X を再起動。

# vainfo
で正しく構成されたことを確認します。

以上のことをしないと、Chrome は快適に使用できません。端末から Chrome を起動すると分かりますが、条件が整っていない場合、エラーメッセージが返ってきます。ハードウエアアクセラレーションが働かないと、CPU に負担がかかります。

以前の投稿に書いたように、無線LAN を使うため、標準版の vmlinuz, fdrv, zdrv を使用しています。無線LANアダプタによっては、Fossa64-small に添付のドライバで動くかもしれません。でも、20MB 削ったために動かないハードウエアが生じるのはいかがなものか、と思います。

-----
日本語化に関しては何らかのパッケージを追加しないといけませんが、ハードウエアを制御するのにいちいちパッケージを追加するのは煩わしい作業です。
というか、手前味噌になりますが、Fossapup64 日本語化版があります。英語で言うなら "out of the box" (初期状態、そのまま) で使えます。
標準版はサイズが大きいですが、どうしてもメモリを節約したいなら、カーネルオプションで pfix=nocopy を指定すればシステム関連 sfs のサイズ分、節約できます。
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記事: 2482
登録日時: 15/10/25(日) 14:00

Re: Fossa64-small

投稿記事 by thinkpadnerd »

ゲストノートのほうに、fossa64_lang_ja-r7.pet で日本語化した際 fcitx の動作に必要だが欠落しているライブラリの指摘をいただいています。
ありがとうございます。

繰り返しになりますが、fossa64_lang_ja-r7.pet はミニマム構成ではない Fossapup64 9.5 に合わせて作ったものです。ですから、それ以外のディストリビューションに適用されることは想定していません。

Fossapup64 の日本語化に fcitx を使った理由
QtNote というメモアプリが搭載されていますが、scim は qt5 に対応していないからです。fcitx は依存関係が複雑で必要なパッケージも多いので、個人的にはサイズが小さく必要なパッケージも少ない scim のほうが好みです。しかし、scim はずっと昔に開発が終了しています。qt5 に対応していなくても仕方ありません。

Fossa64-small は JWMDesk のような、デスクトップの外観を変更するツールも省略されており、変更するには設定ファイルを直接編集する必要があります。日本語入力の問題は別にしても、何でこんな不便な OS を作ったのかな、というのが率直な感想です。
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登録日時: 15/10/25(日) 14:00

Re: Fossa64-small

投稿記事 by thinkpadnerd »

Firefox 128.3.1esr を使おうとしたら、うまく動きませんでした。起動はしますが、YouTube に行くと、読み込みが完了しません。

libegl-mesa (及び依存パッケージ) を追加する必要がありました。
(追記: これらのパッケージは標準版に最初から含まれています。)

なお、Firefox はレンダリングに OpenGL を使おうとするので、xorg.conf の設定は
driver "modesetting"
AccelMethod "glamor"

を指定したほうがパフォーマンスは良くなります。
"intel" ドライバでも動きますが、レンダリングがソフトウエア処理になります。パフォーマンスは落ちます。
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