(追記: このスレッドに書いていることは Chrome / Chromium 74 ~ 79 にあてはまります。バージョン 80 から再びハードウエアアクセラレーションが利用できるようになっています。)
bionicpup32 日本語化 pet のスレッドにも書きましたが、他の OS や Chromium 互換ブラウザにも関わることなので、トピックを新たに起こしました。
このところ Chrome / Chromium (互換ブラウザ含む) で動画再生時の CPU 使用率が高くなったように感じていました。chrome://gpu で確認すると、以前はハードウエアアクセラレーションが有効であった項目がすべて無効 (ソフトウエア処理) になっていることが分かりました。
添付画像は Xenialpup 32bit, Chromium 73 です。マシンは ThinkPad X121e, ビデオチップは AMD Radeon HD6250 です。この時は7つの項目が "Hardware accelerated" になっています。
ハードウエアアクセラレーションを利用するには、Chrome / Chromium 73 までダウングレードする必要があります。Slimjet の場合は Chromium 72 ベースの 22.x まで戻る必要があります。
すべてのビデオチップが影響を受けるのかどうかは、私のところでは確かめようがありません。AMD はダメで intel は OK とかだったら、腹が立ちますが...
いずれにしても、以前は可能だったものを無効にするのは理解できません。
Chrome/Chromium 動画再生支援機能
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- 記事: 2475
- 登録日時: 15/10/25(日) 14:00
Chrome/Chromium 動画再生支援機能
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最後に編集したユーザー thinkpadnerd [ 20/09/17(木) 21:56 ], 累計 1 回
ThinkPad X121e (Bionic32 / Bionic64 / F96-CE)
CPU AMD C-50 1.0GHz, RAM 4GB
Arrows Tab Q508/SE (BW32 / BW64 / Easy Daedalus)
CPU intel Atom x7-z8700 2.4GHz, RAM 4GB
CPU AMD C-50 1.0GHz, RAM 4GB
Arrows Tab Q508/SE (BW32 / BW64 / Easy Daedalus)
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Re: Chrome/Chromium 動画再生支援機能
“thinkpadnerd が書きました:
> すべてのビデオチップが影響を受けるのかどうかは、私のところでは確かめようがありません。
tahrpup (32bit) に AMD のプロプライエタリなドライバ (fglrx) を入れた環境でも Slimjet (Chromium 互換) のハードウエアアクセラレーションは無効でした。
ThinkPad T42 のファンが不調になり、代替として ThinkPad L440 (CPU Celeron 2GHz, メモリ 4GB, ビデオ intel HD4600) 中古品を買いました。
bionicpup64 で Pale Moon と Chrome の 動画再生時の CPU使用率を比べてみましたが、大差ありませんでした。(Chrome のハードウエアアクセラレーションはやはり無効になっています。) パソコンの性能がよいのでブラウザのパフォーマンスの違いを吸収してしまうようです。このようなマシンは Puppy のパフォーマンスを測るには適切ではないと分かりました。
結論としては、最近のマシンでは Chrome / Chromium のハードウエアアクセラレーションが効いても効かなくても、ほとんど問題にならないということです。
> すべてのビデオチップが影響を受けるのかどうかは、私のところでは確かめようがありません。
tahrpup (32bit) に AMD のプロプライエタリなドライバ (fglrx) を入れた環境でも Slimjet (Chromium 互換) のハードウエアアクセラレーションは無効でした。
ThinkPad T42 のファンが不調になり、代替として ThinkPad L440 (CPU Celeron 2GHz, メモリ 4GB, ビデオ intel HD4600) 中古品を買いました。
bionicpup64 で Pale Moon と Chrome の 動画再生時の CPU使用率を比べてみましたが、大差ありませんでした。(Chrome のハードウエアアクセラレーションはやはり無効になっています。) パソコンの性能がよいのでブラウザのパフォーマンスの違いを吸収してしまうようです。このようなマシンは Puppy のパフォーマンスを測るには適切ではないと分かりました。
結論としては、最近のマシンでは Chrome / Chromium のハードウエアアクセラレーションが効いても効かなくても、ほとんど問題にならないということです。
ThinkPad X121e (Bionic32 / Bionic64 / F96-CE)
CPU AMD C-50 1.0GHz, RAM 4GB
Arrows Tab Q508/SE (BW32 / BW64 / Easy Daedalus)
CPU intel Atom x7-z8700 2.4GHz, RAM 4GB
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Re: Chrome/Chromium 動画再生支援機能
Bionicpup64 のクイックペットから Chromium を入れようとすると、Chromium 73 の pet パッケージがダウンロードされます。しかし、そのままインストールすると save file を大量消費することになります。キャンセルしました。
何故バージョン 73 なのかというと、ハードウエアアクセラレーションの効く最後のバージョンだからです。この pet パッケージは Bionicpup64 のレポジトリにあります。pet パッケージを展開して sfs にまとめました。pet パッケージは英語版なので、日本語訳を加えてあります。バージョン情報を見ると ubuntu 由来のものであることが分かります。
chromium-browser_73.0.3683.86-x86_64.sfs
https://drive.google.com/open?id=1pNNMM ... dw8F3N53w4
md5sum 5705f49df77c8e8053d7d00e795dd22a
ユーザ spot での使い方
1. sfs をロードする。まだ起動しません。
2. 「システム」メニューにある Login and Security Manager で chromium-browser のチェックを外し OK を押す。
3. もう一度 Login and Security Manager を開いて chromium-browser にチェックを入れて OK を押す。(この時に spot 起動のセットアップが行われます。最初からチェックが入っているのは、親切なようですが結局無駄です。)
4. 端末で
起動コマンドをスクリプトに書いておけば、ワンクリックで起動できます。
メニューからも起動できますが、そのままでは日本語入力ができませんし、キャッシュが save file 内にたまってしまいます。
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Chromium 73 は古いバージョンですから、これを使用するかどうかは個人個人の判断です。非力なマシンでは、ハードウエアアクセラレーションが有効であることから恩恵を受けることができます。
ThinkPad L440 では Chrome 78 で動画再生時、若干コマ落ちが生じますが、Chromium 73 ではコマ落ち 0 になりました。
何故バージョン 73 なのかというと、ハードウエアアクセラレーションの効く最後のバージョンだからです。この pet パッケージは Bionicpup64 のレポジトリにあります。pet パッケージを展開して sfs にまとめました。pet パッケージは英語版なので、日本語訳を加えてあります。バージョン情報を見ると ubuntu 由来のものであることが分かります。
chromium-browser_73.0.3683.86-x86_64.sfs
https://drive.google.com/open?id=1pNNMM ... dw8F3N53w4
md5sum 5705f49df77c8e8053d7d00e795dd22a
ユーザ spot での使い方
1. sfs をロードする。まだ起動しません。
2. 「システム」メニューにある Login and Security Manager で chromium-browser のチェックを外し OK を押す。
3. もう一度 Login and Security Manager を開いて chromium-browser にチェックを入れて OK を押す。(この時に spot 起動のセットアップが行われます。最初からチェックが入っているのは、親切なようですが結局無駄です。)
4. 端末で
コード: 全て選択
# env GTK_IM_MODULE="xim" chromium-browser --disk-cache-dir=/tmp --disk-cache-size=10485760 --media-cache-size=10485760
メニューからも起動できますが、そのままでは日本語入力ができませんし、キャッシュが save file 内にたまってしまいます。
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Chromium 73 は古いバージョンですから、これを使用するかどうかは個人個人の判断です。非力なマシンでは、ハードウエアアクセラレーションが有効であることから恩恵を受けることができます。
ThinkPad L440 では Chrome 78 で動画再生時、若干コマ落ちが生じますが、Chromium 73 ではコマ落ち 0 になりました。
ThinkPad X121e (Bionic32 / Bionic64 / F96-CE)
CPU AMD C-50 1.0GHz, RAM 4GB
Arrows Tab Q508/SE (BW32 / BW64 / Easy Daedalus)
CPU intel Atom x7-z8700 2.4GHz, RAM 4GB
CPU AMD C-50 1.0GHz, RAM 4GB
Arrows Tab Q508/SE (BW32 / BW64 / Easy Daedalus)
CPU intel Atom x7-z8700 2.4GHz, RAM 4GB
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Re: Chrome/Chromium 動画再生支援機能
ハードウエアアクセラレーションというものには、レンダリング (描画) に関するものと、メディア形式のデコードに関するものがあります。
どうも、最近の Chrome では、再びハードウエアデコードが行われなくなっているのではないか、という気がします。(どのバージョンからかは不明)
chrome://gpu
で対応状況が表示されます。ハードウエアデコードが有効と表示されていても、実際には効いていないように思います。それでも、描画はハードウエア処理が行われているので、まったくハードウエアアクセラレーションが効いていないわけではありません。
Firefox では一定の条件下で、デフォルトでハードウエアデコードが機能します。実際、同じ動画、同じフォーマットで比べてみると、明らかに Firefox のほうが CPU 使用率が低いです。(つまり、ビデオチップの再生支援機能が効いている)
※ PC の性能が大変高い場合は目立った差は見られないかもしれません。そういう意味では、家のパソコンは性能試験に向いています。

Chrome はブラウザの中で圧倒的にシェアが高いのですが、少なくとも Linux 版については性能に疑問符が付きます。
個人的には Firefox 一択で行きたいところですが、某国営放送の見逃し配信は Chrome (及び互換ブラウザ) でないと見れないので、 Chrome も併用せざるをえません。

追記
Firefox 138 以降 (64bit) では「見逃し配信」が視聴できるそうです。
ゲストノートのほうにコメントをいただきました。私は esr 版を使っているので試していません。
ThinkPad X121e (Bionic32 / Bionic64 / F96-CE)
CPU AMD C-50 1.0GHz, RAM 4GB
Arrows Tab Q508/SE (BW32 / BW64 / Easy Daedalus)
CPU intel Atom x7-z8700 2.4GHz, RAM 4GB
CPU AMD C-50 1.0GHz, RAM 4GB
Arrows Tab Q508/SE (BW32 / BW64 / Easy Daedalus)
CPU intel Atom x7-z8700 2.4GHz, RAM 4GB