Chrome/Chromium 動画再生支援機能

追加アプリケーションパッケージ、PETやSFSなどの話題です

モデレータ: 暇人, YoN, nyu

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thinkpadnerd
記事: 2035
登録日時: 15/10/25(日) 14:00

Chrome/Chromium 動画再生支援機能

投稿記事 by thinkpadnerd »

(追記: このスレッドに書いていることは Chrome / Chromium 74 ~ 79 にあてはまります。バージョン 80 から再びハードウエアアクセラレーションが利用できるようになっています。)

bionicpup32 日本語化 pet のスレッドにも書きましたが、他の OS や Chromium 互換ブラウザにも関わることなので、トピックを新たに起こしました。

このところ Chrome / Chromium (互換ブラウザ含む) で動画再生時の CPU 使用率が高くなったように感じていました。chrome://gpu で確認すると、以前はハードウエアアクセラレーションが有効であった項目がすべて無効 (ソフトウエア処理) になっていることが分かりました。

添付画像は Xenialpup 32bit, Chromium 73 です。マシンは ThinkPad X121e, ビデオチップは AMD Radeon HD6250 です。この時は7つの項目が "Hardware accelerated" になっています。

ハードウエアアクセラレーションを利用するには、Chrome / Chromium 73 までダウングレードする必要があります。Slimjet の場合は Chromium 72 ベースの 22.x まで戻る必要があります。

すべてのビデオチップが影響を受けるのかどうかは、私のところでは確かめようがありません。AMD はダメで intel は OK とかだったら、腹が立ちますが...
いずれにしても、以前は可能だったものを無効にするのは理解できません。
添付ファイルを見るにはパーミッションが必要です
最後に編集したユーザー thinkpadnerd [ 20/09/17(木) 21:56 ], 累計 1 回
ThinkPad X121e (Precise 571 / Tahr 605 / Tahr64 606 / Xenial 7.5 / Bionic32)
CPU AMD C-50 1.0GHz, RAM 4GB
ThinkPad L440 (Xenial 7.5 / Bionic64 / Fossa64)
CPU intel Celeron 2950M 2.0GHz, RAM 4GB
thinkpadnerd
記事: 2035
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Re: Chrome/Chromium 動画再生支援機能

投稿記事 by thinkpadnerd »

“thinkpadnerd が書きました:
> すべてのビデオチップが影響を受けるのかどうかは、私のところでは確かめようがありません。

tahrpup (32bit) に AMD のプロプライエタリなドライバ (fglrx) を入れた環境でも Slimjet (Chromium 互換) のハードウエアアクセラレーションは無効でした。

ThinkPad T42 のファンが不調になり、代替として ThinkPad L440 (CPU Celeron 2GHz, メモリ 4GB, ビデオ intel HD4600) 中古品を買いました。

bionicpup64 で Pale Moon と Chrome の 動画再生時の CPU使用率を比べてみましたが、大差ありませんでした。(Chrome のハードウエアアクセラレーションはやはり無効になっています。) パソコンの性能がよいのでブラウザのパフォーマンスの違いを吸収してしまうようです。このようなマシンは Puppy のパフォーマンスを測るには適切ではないと分かりました。

結論としては、最近のマシンでは Chrome / Chromium のハードウエアアクセラレーションが効いても効かなくても、ほとんど問題にならないということです。
ThinkPad X121e (Precise 571 / Tahr 605 / Tahr64 606 / Xenial 7.5 / Bionic32)
CPU AMD C-50 1.0GHz, RAM 4GB
ThinkPad L440 (Xenial 7.5 / Bionic64 / Fossa64)
CPU intel Celeron 2950M 2.0GHz, RAM 4GB
thinkpadnerd
記事: 2035
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Re: Chrome/Chromium 動画再生支援機能

投稿記事 by thinkpadnerd »

Bionicpup64 のクイックペットから Chromium を入れようとすると、Chromium 73 の pet パッケージがダウンロードされます。しかし、そのままインストールすると save file を大量消費することになります。キャンセルしました。

何故バージョン 73 なのかというと、ハードウエアアクセラレーションの効く最後のバージョンだからです。この pet パッケージは Bionicpup64 のレポジトリにあります。pet パッケージを展開して sfs にまとめました。pet パッケージは英語版なので、日本語訳を加えてあります。バージョン情報を見ると ubuntu 由来のものであることが分かります。

chromium-browser_73.0.3683.86-x86_64.sfs
https://drive.google.com/open?id=1pNNMM ... dw8F3N53w4
md5sum 5705f49df77c8e8053d7d00e795dd22a

ユーザ spot での使い方
1. sfs をロードする。まだ起動しません。
2. 「システム」メニューにある Login and Security Manager で chromium-browser のチェックを外し OK を押す。
3. もう一度 Login and Security Manager を開いて chromium-browser にチェックを入れて OK を押す。(この時に spot 起動のセットアップが行われます。最初からチェックが入っているのは、親切なようですが結局無駄です。)
4. 端末で

コード: 全て選択

# env GTK_IM_MODULE="xim" chromium-browser --disk-cache-dir=/tmp --disk-cache-size=10485760 --media-cache-size=10485760
起動コマンドをスクリプトに書いておけば、ワンクリックで起動できます。
メニューからも起動できますが、そのままでは日本語入力ができませんし、キャッシュが save file 内にたまってしまいます。

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Chromium 73 は古いバージョンですから、これを使用するかどうかは個人個人の判断です。非力なマシンでは、ハードウエアアクセラレーションが有効であることから恩恵を受けることができます。
ThinkPad L440 では Chrome 78 で動画再生時、若干コマ落ちが生じますが、Chromium 73 ではコマ落ち 0 になりました。
ThinkPad X121e (Precise 571 / Tahr 605 / Tahr64 606 / Xenial 7.5 / Bionic32)
CPU AMD C-50 1.0GHz, RAM 4GB
ThinkPad L440 (Xenial 7.5 / Bionic64 / Fossa64)
CPU intel Celeron 2950M 2.0GHz, RAM 4GB
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