UPupEF / FF+D 日本語化パッケージ (pet)

追加アプリケーションパッケージ、PETやSFSなどの話題です

モデレータ: 暇人, YoN, nyu

thinkpadnerd
記事: 2035
登録日時: 15/10/25(日) 14:00

UPupEF / FF+D 日本語化パッケージ (pet)

投稿記事 by thinkpadnerd »

本家フォーラムの UPupEF のスレッドで peebee さんが lang_pack_ja-upbb-r2.pet に言及されています。
UPupEF に適用できなくはないですが、upupbb (bionicpup32) とはディレクトリ構造が一部異なるので、完全対応とはなりません。日本語入力が xim 経由になってしまいます。

専用の日本語化パッケージを作成しました。

lang_pack_ja-upef-r4.pet
https://drive.google.com/file/d/1_n-Aew ... sp=sharing
md5sum 03814062fa0d87d58a9f4250e93690b8

更新履歴
r1 ... 初版
r2 ...「デスクトップの修復」(fixmenus_on_locale) の修正、パッケージマネージャの日本語訳の調整。
r3 ... CUPS の日本語訳を追加。
r4 ... fixmenus_on_locale, desksetup.mo の修正。

本家スレッド
https://forum.puppylinux.com/viewtopic.php?t=405

使い方
初回起動後、最初に出る QuickSetup は何もせずに閉じて下さい。

lang_pack_ja-upef-r*.pet をインストール。
ロケール設定の画面が現れたら、

言語 ja_JP (UTF-8 にチェック)
タイムゾーン Asia/Tokyo
キーボード jp japanese

を選んで OK を押して下さい。language pack needed に OK、Restart X (X 再起動) をクリックして下さい。

-----
日本語入力は scim-anthy ですが、lang_pack_ja-2.1.sfs の流用ではなく、eoan ermine 用のパッケージを使用しています。
bionicpup32 では /usr/lib/i386-linux-gnu は /usr/lib へのリンクですが、UPupEF では /usr/lib/i386-linux-gnu はディレクトリです。lang_pack_ja-2.1.sfs や lang_pack_ja-upbb-r2.pet は /usr/lib を前提にしているので不整合が生じます。

追記
UPupEF の開発は終了し、UPupFF+D に移行しました。日本語化パッケージは UPupFF+D にも適用できます。
最後に編集したユーザー thinkpadnerd [ 21/10/09(土) 14:18 ], 累計 5 回
thinkpadnerd
記事: 2035
登録日時: 15/10/25(日) 14:00

Re: UPupEF 日本語化パッケージ (pet)

投稿記事 by thinkpadnerd »

デフォルトのブラウザ Light で YouTube の動画が再生できません。Bionicpup32 や ScPup64 では再生できるのですが...

それで、メニューの "Get Web Browser" から Firefox を入れてみると、英語版である上に日本語入力ができません。(英語版だから日本語入力できないという意味ではありません。)

SeaMonkey の tar.bz2 を公式サイトからダウンロードして sfs 化しました。日本語版です。
(追記: UPupEF 専用ではありません。apulse を使って起動するように設定してあります。)

seamonkey-2.53.3-x86.sfs
https://drive.google.com/file/d/1g9CQf- ... sp=sharing
md5sum a2a70de7b7fc4cb366cf4e04869fa00b

また、"Get Web Browser" から入れた Chromium でも日本語入力できません。env GTK_IM_MODULE="xim" を付けて起動してもだめです。この sfs の中身を見てみると gtk-3 のライブラリが含まれています。UPupEF は本体に gtk-3 を含んでいますが、この Chromium sfs は自前の gtk-3 ライブラリを使うように組まれています。日本語入力が効かないのも、そんなところに原因がありそうです。/usr/lib/i386-linux-gnu/gtk-3.0 以下に immodules.cache があるのに、Chromium sfs に含まれる /usr/lib/gtk-3.0 の中に immodules.cache がない... そもそも、/usr/lib を使っていることが変です。UPupEF 本体と追加 sfs の間で不整合が起きています。im を使う必要のない欧米の人には関係のないことだから、見落とされているのでしょう。

(追記: 前述の Firefox も sfs の中身を確認してみると、自前の gtk-3 を使うように構成されていました。Firefox を公式サイトからダウンロードするか、ubuntu レポジトリから入れれば問題は生じないでしょう。)

それで、ubuntu bionic 用の Chromium deb パッケージから sfs を作成しました。bionic 用ですが、動きます。(おそらく、OS に後方互換性があるから) focal 用 32bit Chromium はもちろん存在しません。

Chromium sfs (bionicpup32 用)
https://sakurapup.browserloadofcoolness ... =25&t=3457

ところが、spot で起動させると YouTube 動画の再生中にエラーが出て止まってしまいます。端末から起動してみると、sandbox 関連でエラーになっています。他の puppy で spot 起動した場合、このようなエラーは出ません。(Slimjet も使ってみましたが、エラーが出ます。bionic 用の Chromium だからエラーになるということではなさそうです。)

それでは、sandbox を使わない root で起動したらどうか、と考えて試したら、うまくいきました。
起動コマンドの例
# chromium-browser --no-sandbox --disk-cache-dir=/tmp

env コマンドを使わなくても日本語入力できます。
最後に編集したユーザー thinkpadnerd [ 20/10/04(日) 14:20 ], 累計 1 回
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CPU AMD C-50 1.0GHz, RAM 4GB
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thinkpadnerd
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Re: UPupEF 日本語化パッケージ (pet)

投稿記事 by thinkpadnerd »

日本語化パッケージに少し変更を加えて、r2 としました。

デスクトップのテーマを変更した場合に、アイコンの下に表示される文字が英語に戻ってしまいます。これを日本語に直すには「デスクトップの修復」を実行するのですが、「デスクトップを更新しています...」というメッセージがいつまでも残ってしまい、メッセージボックスを閉じることもできません。(X を再起動すれば直ります。)

それで、このメッセージを gtkdialog を利用したものから gxmessage を利用したものに置き換えました。これでメッセージはしばらくすると消えるようになりますが、ドライブアイコンが描画されません。 :? X を再起動すると描画されます。

結局、X の再起動が必要なので、あまり改善したことにはなりませんが...

ところで、本家フォーラムでは、今後 32bit UPup はどうすべきかという話題が出ています。ひとつには、UPupEF のベースになっている eoan ermine のサポートが終了したことがあります。そうなることは、最初から分かっていたのですが。
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Re: UPupEF 日本語化パッケージ (pet)

投稿記事 by thinkpadnerd »

thinkpadnerd さんが書きました: 20/08/14(金) 20:21 本家フォーラムでは、今後 32bit UPup はどうすべきかという話題が出ています。
UPupFF+D というのが登場しました。ubuntu focal fossa と debian bullseye のパッケージで構成されています。今のところ、本家フォーラム UPupEF のスレッドにあります。
https://forum.puppylinux.com/viewtopic. ... 4e14#p3097

とりあえず、lang_pack_ja-upef-r2.pet で日本語化してみましたが、UPupEF と同様に動きます。ブラウザについても、私が先日テストに用いた自家製 sfs (SeaMonkey と Chromium 84) が動きます。日本語入力もOKです。ただ、spot 起動の仕組みは UPupEF と同様に壊れていると思われます。

OS 本体が ubuntu focal と debian bullseye の組み合わせ、日本語入力は ubuntu eoan 由来、Chromium は bionic 用ですが、これで動くのは驚きです。本来なら日本語入力システムも Chromium も bullseye から持ってくるべきですが...

debian buster 32bit ベースの puppy が既にありますが、それではいけないのですかね?
debian bullseye は "testing" ということもありますし、UPupFF+D は極めて実験的なOSという気がします。
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Re: UPupEF 日本語化パッケージ (pet)

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UPupFF+D について
thinkpadnerd さんが書きました: 20/08/21(金) 22:18 OS 本体が ubuntu focal と debian bullseye の組み合わせ、日本語入力は ubuntu eoan 由来、Chromium は bionic 用ですが、これで動くのは驚きです。本来なら日本語入力システムも Chromium も bullseye から持ってくるべきですが...
例えば、パッケージマネージャで bullseye 用の Chromium をインストールしようとすると、依存関係のあるパッケージがたくさん提示されます。この中には不要なものも含まれていますが、システムにある ubuntu focal 用パッケージと微妙にバージョンの違う (bullseye 用の) パッケージもいくつか含まれています。つまり、bullseye 用の Chromium は bullseye バージョンのライブラリがないと動かないということです。これは実際に bullseye 用 Chromium を動かしてみて分かりました。むしろ、bionicpup32 用の Chromium を使うほうが正解のようです。

ここに書いたことは一つの例ですが、他のアプリをインストールする時 (特に focal 用パッケージがない場合) にも十分起こりうることです。
当然の結果かもしれませんが、ubuntu focal と debian bullseye のハイブリッドはカオスです。 :?
※ 英語 chaos の発音は正しくは「ケイオス」
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Re: UPupEF 日本語化パッケージ (pet)

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thinkpadnerd さんが書きました: 20/08/12(水) 21:46 メニューの "Get Web Browser" から Firefox を入れてみると、英語版である上に日本語入力ができません。
"Get Web Browser" から入手できるブラウザで日本語入力を有効にする方法です。

リンクを作成します。

コード: 全て選択

# ln -s /usr/lib/i386-linux-gnu/gtk-3.0/3.0.0/immodules.cache /usr/lib/gtk-3.0/3.0.0/immodules.cache
これで Firefox は普通にメニューから起動させればOKです。

spot 起動の Chromium では scim は使えないので、xim を指定して起動します。

コード: 全て選択

# env GTK_IM_MODULE="xim" chromium
この場合の /usr/bin/chromium はラッパースクリプトですが、peebee さんの chromium.sfs ではずいぶん複雑なことをしています。解せないのは、UPupEF や UPupFF+D が従来の Puppy と違って、/usr/lib/i386-linux-gnu というディレクトリを持っていることです。
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Re: UPupEF 日本語化パッケージ (pet)

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thinkpadnerd さんが書きました: 20/08/25(火) 01:29 解せないのは、UPupEF や UPupFF+D が従来の Puppy と違って、/usr/lib/i386-linux-gnu というディレクトリを持っていることです。
01micko さんによると、debian/ubuntu 系の puppy では、仕様だそうです。
bionicpup32 はそうなっていないので、ごく最近の仕様変更と言えそうです。debian/ubuntu のしきたりに合わせたわけですから、本来あるべき姿になったのかもしれませんが...

私は軸足を 64bit に移しているので、peebee さんが日本語化パッケージに言及しなかったら、UPupEF への対応は考えなかったでしょう。ubuntu focal 32bit 用パッケージの不足を他のディストリビューションからの借用で補うのではなくて、32bit は debian buster ベースの puppy に任せたほうがよさげに思います。
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登録日時: 15/10/25(日) 14:00

Re: UPupEF 日本語化パッケージ (pet)

投稿記事 by thinkpadnerd »

thinkpadnerd さんが書きました: 20/08/12(水) 21:46 spot で起動させると YouTube 動画の再生中にエラーが出て止まってしまいます。端末から起動してみると、sandbox 関連でエラーになっています。他の puppy で spot 起動した場合、このようなエラーは出ません。
UPupFF+D で Vivaldi を動かしてみました。spot ではエラーが出て起動しません。root ではちゃんと動きます。

Chromium 系ブラウザでエラーになる条件としては、
・32bit 環境
・glibc 2.31 (2.30 も該当?)
・sandbox を有効にするため spot で起動

参考
Sandboxed processes crash due to glibc 2.31 dlopen() blocking SIGSYS while opening files
https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=1600574

本家スレッドで peebee さんも、そうかもしれない、とコメントされています。puppy の run-as-spot の仕組みに問題があるわけではなさそうです。
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登録日時: 15/10/25(日) 14:00

Re: UPupEF 日本語化パッケージ (pet)

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9/23 付けで UPupFF+D の RC2 が出ています。また、新に UPupGG+D もリリースされました。GG とは ubuntu groovy gorilla のことですが、もちろん groovy gorilla 32bit 版というものは存在しません。

本家サイトの記事
https://forum.puppylinux.com/viewtopic.php?p=5820#p5820

UPupFF+D の RC2 は差分のみ提供されており、iso の形では提供されていないようです。RC0 に差分を適用することで RC2 iso を生成できます。

テスト用 UPupFF+D-20.08+RC2.iso
https://drive.google.com/file/d/18GGQYF ... sp=sharing
md5sum e4646c17d65c51e3a07528fc1e7669f9

当然ですが、上記 iso より差分のほうがサイズはずっと小さいです。

lang_pack_ja-upef-r2.pet で日本語化してみました。開発中の版 (RC) なので save file は新規作成しました。
音が突然出なくなって、原因が分からないので再起動したら直りました。SeaMonkey で表示のズーム倍率を指定しても、持続しません。通常なら SeaMonkey では同じサイトを再度開いた場合に、以前に設定したズーム倍率が適用されます。こういったことが、ubuntu focal fossa と debian bullseye のハイブリッドシステムに起因するものなのかは不明です。

UPupGG+D のほうは試していません。groovy gorilla は LTS ではないので...
focal fossa は LTS ですが 32bit 版は存在しないのだから、UPupFF+D についても、どう考えたらいいのか分からなくなります。うまく表現できないのですが、これらの puppy にはベースとなる OS が存在しないということになるのではないでしょうか。 :?
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Re: UPupEF 日本語化パッケージ (pet)

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thinkpadnerd さんが書きました: 20/10/04(日) 10:24 音が突然出なくなって、原因が分からないので再起動したら直りました。SeaMonkey で表示のズーム倍率を指定しても、持続しません。通常なら SeaMonkey では同じサイトを再度開いた場合に、以前に設定したズーム倍率が適用されます。こういったことが、ubuntu focal fossa と debian bullseye のハイブリッドシステムに起因するものなのかは不明です。
その後何回か起動して使っていますが、サウンド、SeaMonkey とも不具合はなくなりました。usb メモリから起動しているのが原因? usb メモリからの起動でも、設定変更は save file に書き込まれるまではメモリ(RAM)に保持されるはずですが... いずれにしても、再起動すれば save file に書き込まれるので確実ですけど。

Chromium を root で起動しなければならないといった制約はありますが、今のところ問題なく動いています。
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Re: UPupEF 日本語化パッケージ (pet)

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UPupFF+D の RC3 がリリースされました。差分のみ提供されています。以下は差分を適用して生成した iso です。

テスト用 UPupFF+D-20.08+RC3.iso
https://drive.google.com/file/d/15MN5Jz ... sp=sharing
md5sum 8052974d259a9efa5cbac82a2a239d46

RC2 -> RC3 で何が変更されたのか説明がありません。中身を比較すれば分かるのでしょうけど...

ついでに、日本語化パッケージも cups 2.3.1 のテンプレート(日本語訳)を加えて r3 としました。本来 UPupEF 用ですが、UPupFF+D にも使えます。ダウンロードリンクは最初の記事にあります。
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記事: 2035
登録日時: 15/10/25(日) 14:00

Re: UPupEF 日本語化パッケージ (pet)

投稿記事 by thinkpadnerd »

UPupFF+D-20.12+0 が出ています。
https://forum.puppylinux.com/viewtopic.php?f=144&t=405

上記スレッドは以前の UPupEF スレッドが改名されたものです。
UPupFF+D = FocalPup32 とされています。しかし、FocalPup という名称は別の人が使っていたような... 元祖? FocalPup は、本家フォーラムには投稿されていません。

UPupFF+D-20.12+0 の日本語化は lang_pack_ja-upef-r3.pet で対応しています。

-----
"Get Web Browser" からダウンロード&インストールできる Chromium は起動しますが、日本語入力ができません。この chromium.sfs は /usr/lib/chromium-browser 以下に自前の gtk-3 ライブラリを持っており、OS 本体の gtk-3 よりも優先して使うように設定されています。本体側に gtk-3 がある場合は、自前の gtk-3 を削除するスクリプトが組まれていますが、バグがあって (UPupFF+D の /usr/lib/i386-linux-gnu 以下をチェックしない) 自前の gtk-3 を使おうとします。
peebee さんの開発意欲にはいつも感心しますが、結局、日本語環境は考慮されていないんです。

それで、私は代替として Vivaldi を使うことにしました。deb パッケージをもとに sfs 化したものです。
vivaldi_3.4.2066.106-1_i386.sfs
https://drive.google.com/file/d/1wq0MB1 ... sp=sharing
md5sum e0d9ad94654bff66b489477719d207c1

UPupFF+D 上では root でのみ起動します。
起動コマンドの例

コード: 全て選択

# vivaldi-stable --no-sandbox --disk-cache-dir=/tmp
なお、起動する前に
# /opt/vivaldi/update-ffmpeg
# /opt/vivaldi/update-widevine
の実行が必要になる場合があります。(システムにこれらのライブラリがない場合)

追記
音量が保存されないように思われます。ミキサーで音量を調整しても、再起動すると初期値に戻ってしまいます。
本来はOS終了時に保存されるはずなのですが...
対策としては
# alsactl store
を手動で実行して保存します。
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Re: UPupEF 日本語化パッケージ (pet)

投稿記事 by thinkpadnerd »

thinkpadnerd さんが書きました: 20/12/12(土) 21:32 "Get Web Browser" からダウンロード&インストールできる Chromium は起動しますが、日本語入力ができません。この chromium.sfs は /usr/lib/chromium-browser 以下に自前の gtk-3 ライブラリを持っており、OS 本体の gtk-3 よりも優先して使うように設定されています。本体側に gtk-3 がある場合は、自前の gtk-3 を削除するスクリプトが組まれていますが、バグがあって (UPupFF+D の /usr/lib/i386-linux-gnu 以下をチェックしない) 自前の gtk-3 を使おうとします。
日本語入力ができるように、起動スクリプト /usr/bin/chromium を修正して sfs を作り直しました。

chromium-87.0.4280.88-focal32.sfs
https://drive.google.com/file/d/1jexUmP ... sp=sharing
md5sum 7f5df53c0a440537329efb5bddac8f9f

他の Chromium パッケージがインストールされている場合は、あらかじめアンインストールして下さい。
メニューから起動できます。コマンドラインで起動する必要はありません。

-----
この Chromium は spot で起動します。UPupFF+D の glibc のもとでは spot 起動できないはずだが... と思って見てみると、--no-sandbox オプションが付加されていました。つまり、sandbox を無効にしてしまえば glibc との不整合を回避できるわけです。でも、sandbox 無効なら、root で動かすのとあまり変わらないのでは...
sandbox を無効にすると、通常はセキュリティの警告メッセージが表示されますが、--test-type オプションで回避しています。しかし、このオプションを使うと gmail が利用できなくなると聞いています。

この最新の Chromium はどこ由来なんでしょう。ubuntu も debian も現時点では 87.0.4280.88 を提供していないのですが。peebee さんは多くを語らない人なので、起動スクリプトの件もそうですが、謎が多いです。
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Re: UPupEF 日本語化パッケージ (pet)

投稿記事 by thinkpadnerd »

UPupEF の +8 iso がリリースされました。UPupEF はこれが最後のリリースとなるようです。
https://forum.puppylinux.com/viewtopic. ... 371#p12371

カーネルは変更がありませんので、adrv, fdrv, 本体 sfs, initrd.gz を上書きインストールしました。(adrv と fdrv は内容に変更はないと思いますが、ファイルの日付が新しくなっているので、念のため上書き)

以前からの save file を引き継いで動作することを確認しました。
ubuntu bionic 用 Chromium が動作することも確認しています。私は root で動かしていますが、spot でも sandbox を無効化すれば動くのだろうと思います。

すべて ubuntu のパッケージで構成されているので、UPupFF+D よりは安心感があります。(個人的な感想です。)
しかし、LTS ではない eoan ermine のパッケージを含んでいるので、これ以上のアップデートはないということでしょう。結局、Bionicpup32 と比べて何かメリットがあったのでしょうか。 :?
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Re: UPupEF 日本語化パッケージ (pet)

投稿記事 by thinkpadnerd »

UPupFF+D-20.12+1 がリリースされました。

ubuntu パッケージのアップデートに伴う更新だそうです。音量設定が保存されない問題も解消しています。
本家フォーラムの記事
https://forum.puppylinux.com/viewtopic. ... 746#p12746

日本語化パッケージは、「Fossapup64 シンプル」の fix を反映させて、r4 としました。(Thanks to カラフルさん)
ダウンロードリンクは最初の記事にあります。

ただ、peebee さんの Puppy (派生版含む) はデスクトップの初期状態が独特なので、アイコンのレイアウトを変更すると、面倒な問題が起きます。この辺は好みの問題ですが、初期状態に戻すには手動での作業が必要になるので、アイコンレイアウトを変更するのはあまりお勧めできません。(/root/Choices/ROX-Filer/PuppyPin のバックアップを取っておくといいと思います。)

添付画像は Puppy 「標準」のデスクトップに変更したところです。

「トレイの編集」-> Setup Tray 1 -> Placement タブ -> visibility で
"Hidden when not in use" を選択して上部のトレイを隠します。

メニュー -> システム -> イベントマネージャ -> ROX icons タブで
配置 ... bottom
初めの間隔 ... 32
縁の間隔 ... 64
行間 ... 64
「リフレッシュ」にチェックを入れてOKし、X を再起動します。

-----
UPupFF+D (FocalPup32) はオフィシャル Puppy ではありません。初めて Puppy に触れる方にはオフィシャル Puppy をお勧めします。
添付ファイルを見るにはパーミッションが必要です
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CPU AMD C-50 1.0GHz, RAM 4GB
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CPU intel Celeron 2950M 2.0GHz, RAM 4GB
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