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S15Pup64 日本語化パッケージ (pet)
Posted: 22/11/02(水) 15:16
by thinkpadnerd
本家サイト
S15Pup - Slackware-15.0 Woof-CE builds
https://forum.puppylinux.com/viewtopic.php?t=7464
S15Pup64 の日本語化パッケージを作成しました。この Puppy は Slackware の最新安定版 15.0 ベースです。
s15pup64_lang_ja-r8.pet
https://drive.google.com/file/d/1D64Qqe ... sp=sharing
md5sum 2099ce335726654beee83bfc5dd03d1d
前のバージョン s15pup64_lang_ja-r7.pet
https://drive.google.com/file/d/1YeRGd3 ... sp=sharing
md5sum 6db84004c10266778037be1cf009f708
Slacko64 7.0 の日本語化パッケージを改造して作成しました。いつものように、lang_pack_ja-2.1.sfs が下敷きになっています。日本語入力は scim-anthy です。JIS 第3・第4水準漢字変換辞書を加えてあります。
使い方
初回起動後、最初に出る QuickSetup は何もせずに閉じて下さい。
s15pup64_lang_ja-r*.pet をインストール。
ロケール設定の画面が現れたら、
言語 ja_JP (UTF-8 にチェック)
タイムゾーン Asia/Tokyo
キーボード jp japanese
を選んで OK を押して下さい。language pack needed に OK、Restart X (X 再起動) をクリックして下さい。
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mtPaint は Slacko64 7.0 や ScPup64 で使われているものと同じで、インターフェースが日本語になりません。
<- 解決済み
最新の Chrome も動きますが、多くの Puppy と同様、ime を用いた日本語入力はできません。
<- 解決済み
起動するには例えば、
# run-as-spot env GTK_IM_MODULE="xim" google-chrome-stable --disk-cache-dir=/tmp
もともと spot 起動では scim は使えませんが、S15Pup64 では xim を指定しても日本語入力はできません。しかし、この Puppy ではダミーとして xim を指定しておかないと、scim が二重に起動します。(scim のアイコンが2つ表示される) これまでの Puppy では起こらなかったことです。私は dimkr さんが woof-CE に加えた何らかの変更が影響しているのではないかと疑っています。
(scim の二重起動は、r5 で対策済)
Re: S15Pup64 日本語化パッケージ (pet)
Posted: 22/11/04(金) 13:54
by thinkpadnerd
RC2 iso が公開されました。RC (初版) ではシステムに gtk+3 が含まれていませんでした。日本語化パッケージに含まれる gtk+3 で補っていたのですが、RC2 では gtk+3 が搭載されました。今回から devx sfs も提供されています。
日本語化パッケージから gtk+3 関連を削除して r2 としました。
Re: S15Pup64 日本語化パッケージ (pet)
Posted: 22/11/04(金) 18:10
by thinkpadnerd
thinkpadnerd さんが書きました: ↑22/11/04(金) 13:54
日本語化パッケージから gtk+3 関連を削除して r2 としました。
Firefox を実行中にクラッシュするケースがあり、ひょっとして、と思って確認してみたら、日本語化パッケージに gtk+3 関連の残骸が残っていました。本体に搭載されている gtk+3 とのバージョン違いにより不具合が生じたのではないかと思います。
修正して r3 を作りました。r2 は破棄して下さい。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。m(__)m
Re: S15Pup64 日本語化パッケージ (pet)
Posted: 22/11/06(日) 17:20
by thinkpadnerd
他の puppy からエクスポートしたブックマークを Firefox でインポートしようとしたら、クラッシュしました。日本語化パッケージ内に gtk+3 の設定ファイルがまだ残っていました。
修正して r4 を作りました。言い訳になりませんが、ライブラリを削除しても、そこかしこに設定ファイルが残っており、見落としがありました。足すのは簡単ですが、引くのは難しい...
重ね重ね申し訳ありません。m(__)m
Re: S15Pup64 日本語化パッケージ (pet)
Posted: 22/11/17(木) 00:15
by thinkpadnerd
thinkpadnerd さんが書きました: ↑22/11/02(水) 15:16
mtPaint は Slacko64 7.0 や ScPup64 で使われているものと同じで、インターフェースが日本語になりません。
RC3 iso がリリースされました。devx sfs も更新されています。
mtPaint のパッケージが新しいものに差し替えられて、日本語インターフェースになりました。
今回のバージョンから nlsx sfs も提供されています。これは各国語の翻訳を集めたものであり、日本語以外の翻訳も含まれているので、無駄にサイズが大きいです。日本語化パッケージに含まれる翻訳と重複するので、基本的に不要だと思います。(個々の翻訳ファイルをチェックしたわけではないので、まれに日本語化パッケージでカバーできていない部分があるかもしれません。)
Re: S15Pup64 日本語化パッケージ (pet)
Posted: 22/11/30(水) 21:02
by thinkpadnerd
11/25 付で RC5 iso がリリースされています。devx sfs も更新されています。
明日、正式版 (完成形) がリリースされるかもしれません。「公式」となるかどうかは、また別の話です。
Re: S15Pup64 日本語化パッケージ (pet)
Posted: 22/12/02(金) 12:16
by thinkpadnerd
S15Pup64-22.12 として正式リリースとなりました。
日本語化パッケージを少し変更して r5 としました。
変更点は、
ブラウザを spot 起動した際に scim が二重起動するのを避けるために、scim-im-agent のパーミッションを変更しました。
scim は root でのみ起動します。
もともと spot 起動したブラウザでは scim は使えません。xim を介して日本語入力できます。
したがって、Firefox を起動するには、
# run-as-spot apulse env GTK_IM_MODULE="xim" /opt/firefox/firefox
(/opt 以下に firefox をインストールした場合)
コマンドが長くなりすぎるのを避けるには、/usr/bin/firefox というスクリプトを作成して、
コード: 全て選択
#!/bin/sh
apulse /opt/firefox/firefox
と書いておけば、
# run-as-spot env GTK_IM_MODULE="xim" firefox
で済みます。
多くの puppy と同様、Chrome は xim を指定しても日本語入力はできません。(拡張機能 google 入力ツールを代用できます。)
Re: S15Pup64 日本語化パッケージ (pet)
Posted: 22/12/05(月) 10:56
by thinkpadnerd
S15Pup64-22.12+1 iso がリリースされました。
カーネルは変更されていないので、adrv, fdrv, initrd.gz, 本体 sfs を上書きしました。(adrv と fdrv は変わっていないと思いますが、ファイルの日付が違うので念のため上書き)
devx sfs も更新されています。devx sfs は iso には含まれていません。
Re: S15Pup64 日本語化パッケージ (pet)
Posted: 22/12/06(火) 16:04
by thinkpadnerd
+1 iso で cups のバージョンが上がったことに気づきました。
表示に不具合が生じるので、日本語化パッケージを修正して r6 としました。
Re: S15Pup64 日本語化パッケージ (pet)
Posted: 23/01/16(月) 13:56
by thinkpadnerd
+2 iso がリリースされました。
主な変化は fdrv sfs のサイズが大きくなったことです。そのため iso のサイズも大きくなり、通信環境によってはダウンロードに時間がかかることになります。それで、新たにメイン sfs のみに差分 (.delta ファイル) を適用して更新することができるようになっています。
fdrv はファームウエアなので、サイズが大きいということは、サポートされるハードウエアの種類が多いということになりますが、従来の fdrv で問題なければあえて fdrv を更新する必要はないと思います。
私はメイン sfs のみ .delta ファイルを適用して更新しました。光ファイバーなどの恵まれた通信環境なら、+2 iso そのものをダウンロードするほうが、手っ取り早いかもしれません。
Re: S15Pup64 日本語化パッケージ (pet)
Posted: 23/01/18(水) 15:20
by タロ兵衛
+2見てきました(仕事で簡単な端末がいるので使ってみます)
+1.iso もタイムスタンプが更新さていますが、+2のリンク(同内容)とのこと
DistroWatchが+1で集計されているためらしい
ちなみに、順位は21位でした(20位はバリーさんのEasyOSでした。あれれ?)
Re: S15Pup64 日本語化パッケージ (pet)
Posted: 23/01/18(水) 21:51
by thinkpadnerd
タロ兵衛 さんが書きました: ↑23/01/18(水) 15:20
DistroWatchが+1で集計されているためらしい
ちなみに、順位は21位でした(20位はバリーさんのEasyOSでした。あれれ?)
集計に使われているページヒットとは閲覧数のことですかね。ダウンロード数ではなさそうですが...
DistroWatch の記事は peebee さんが直接投稿したものではなく、フォーラムの別のメンバーが投稿したものなので、peebee さん自身で変更を加えるのが困難であるという事情がありそうです。Puppy フォーラムの S15Pup スレッドへのリンクにしておけばよかったのに、と思います。
以下は余談となります。
EasyOS 2.x は debian buster ベースでした。私は EasyOS から派生した EasyPup 2.5 を今も愛用しています。現行の EasyOS 4.x は OpenEmbedded という機器組み込み用の Linux をベースにしています。そのため、Barry さんがコンパイルしたアプリ以外は自分でコンパイルする必要があります。iso ではなく img ファイルで提供されていて、frugal install も可能ですが、サイズが 800MB を越えていて、もはや 1CD Linux ではなくなっています。これらの理由から、私はちょっと扱いにくいな、と感じています。
Re: S15Pup64 日本語化パッケージ (pet)
Posted: 23/03/12(日) 17:00
by thinkpadnerd
1ヶ月ほど前に +3 iso がリリースされていました。気づくのが遅れました。
delta ファイルを用いた更新も可能ですが、その delta ファイルの種類が多くて分かりにくくなっています。今回は +3 iso をダウンロードしました。
initrd.gz, adrv sfs, 本体 sfs を更新しました。fdrv (ファームウエア) は前回更新しませんでしたが、今回もパス。adrv は中身は変わっていないと思いますが、日付が新しいので念のため上書きしました。
アップデートが提供されるのはありがたいことですが、分かりにくいです。初めて puppy を使う人には不親切だと思います。
以前からの save file を使って起動しようとしたら、引き継がないようにという警告が出ました。save file は新規に作成しました。今回から github でビルドするようになったようです。私には詳しいことは分かりませんが、ローカルでビルドするのと違って woof-CE の変更が即座に適用される利点があるものと思います。一方で、以前の save file を引き継ぐのはシステムが不安定になるので推奨しない、ということのようです。しかし、正式リリース後のこのような方針変更は、ちょっと困ります。
Chrome で IME が使用できなかった問題は、/etc/profile の変更が woof-CE に取り込まれたようで、解消しています。
devx sfs は新たなリリースはありません。(+2 のまま)
Re: S15Pup64 日本語化パッケージ (pet)
Posted: 23/04/28(金) 11:50
by thinkpadnerd
新しい iso がリリースされていました。(release-230421)
Jammypup32 と同様に、github からのダウンロードとなります。github でのビルドをそのままリリースというのは、オフィシャル Puppy としてはどうなんだろうと思います。ビルドのプロセスも十分安定しているので問題ないということなんでしょうか。
iso のファイル名に +* の文字はありません。vmlinuz, initrd.gz, *.sfs のすべてが更新されている (日付が新しい) のですべて上書きとなります。私は fdrv (firmware) だけは以前から更新を避けています。新しい fdrv はサイズが大きく、サポートされるハードウエアの種類も多いはずですが、その分、メモリを食います。古い fdrv で動作に問題なければ、更新の必要はないと考えています。
devx sfs も更新されています。やはり、ファイル名に +* の文字はありません
save file は前回の更新時に作成したものを引き継ぎました。ざっと見たところ、問題はなさそうです。
Re: S15Pup64 日本語化パッケージ (pet)
Posted: 23/05/31(水) 13:09
by thinkpadnerd
release-230527 が出ています。(この前に 230513 がありましたが、bionicpup32 のことでバタバタしていたので、私はパスしました。)
github でのビルドに移行して差分による更新は廃止されたようです。iso の中身も devx sfs もファイルの日付が新しいので、すべて上書きです。save file は引き継ぎました。
具体的に何が更新されたのかは不明ですが、カーネルバージョンは微妙に上がっています。(5.15 系ですが、マイナーバージョンが上がっている) カーネルドライバを自分でコンパイルした場合、この微妙なバージョンアップは影響するのかどうか...
まあ、カーネルバージョンを固定したければ、vmlinuz と zdrv sfs の更新を見送ればいいのですが。
以前から繰り返し書いていますが、オフィシャル Puppy を github でビルドしてそのままリリースというのは、私はちょっともやもやします。bionicpup32(ng) みたいにトラブルが起きなければいいのですが...