frugalpup は puppy の一種ではありません。puppy のインストーラです。
最近の puppy には最初から装備されています。v. 38 までは国際化対応になっていなかったので、日本語化できませんでした。(表紙の画面だけ私が独自に日本語化したことがあります。)
今回、作者さんが私の求めに応じて gettext による国際化を組み込んでくださったので、紹介します。
本家フォーラムのスレッド
https://forum.puppylinux.com/viewtopic.php?t=337
日本語化 pet
frugalpup43_NLS-ja.pet (v.43, 44 に対応)
https://drive.google.com/file/d/1yCoBir ... sp=sharing
md5sum 5493402e8a138f41276a990c338b928a
frugalpup40_NLS-ja-v2.pet (v.40, 41 に対応)
https://drive.google.com/file/d/103dtay ... sp=sharing
md5sum 40145651e604bfe6448368193cbde2ad
(追記: 日本語化 pet だけでは機能しません。frugalpup 本体と合わせてご利用下さい。)
frugalpup は新規インストールもできますし、旧バージョンが最初から入っている場合は、pet パッケージで上書きすることができます。(frugalpup には sfs 版もあるのですが、本体 sfs のほうが優先されるので上書きにはなりません。)
内容
・diskpup---ミニマルなインストーラ。Puppy を一つだけインストールします。ディスクの最初のパーティション (ブートパーティション) が fat32 である必要があります。
・stickpup---usb メモリに特化したインストーラ。fat32 パーティションに Puppy を一つだけインストールします。(後続の記事もお読み下さい)
・f2stickpup---usb メモリに特化したインストーラですが、f2fs フォーマットを使用します。Puppy を一つだけインストールします。
・e3stickpup---usb メモリに特化したインストーラですが、ext3 フォーマットを使用します。Puppy を一つだけインストールします。
・e4stickpup---usb メモリに特化したインストーラですが、ext4 フォーマットを使用します。Puppy を一つだけインストールします。
・frugalpup---メインのインストーラ。複数の Puppy のインストールに対応。その分、細かな設定ができるようになっています。"settings" ボタンは上級者向け。通常は設定を変更する必要はありません。
いずれのインストーラもデフォルトでは、uefi と legacy bios の両方に対応したブートローダをインストールします。
注意点
NTFS パーティションに対応していません。Windows と同じパーティションにインストールするのなら、LICK を使うか、手動でファイルを配置して grub2config で設定する必要があります。
frugalpup でブートローダをインストールすると Windows のブートローダを置き換えてしまうので、Windows を起動できなくなる恐れがあります。そうなっても、grub2config でブートローダを上書きすれば救済できます。
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このインストーラは Puppy 上で動作するので、usb メモリ等にインストールしたい場合でも、一度CDから起動する必要があります。あるいは、LICK を使って Windows 上でインストールしたうえで Puppy を起動する必要があります。
usb メモリに unetbootin や rufus を使ってインストールしようとして失敗する事例がありますが、Puppy に付属するインストーラを使えば確実です。
frugalpup
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- 記事: 2292
- 登録日時: 15/10/25(日) 14:00
frugalpup
最後に編集したユーザー thinkpadnerd [ 24/10/05(土) 22:35 ], 累計 5 回
ThinkPad X121e (Precise 571 / Tahr 605 / Tahr64 606 / Xenial 7.5 / Bionic32)
CPU AMD C-50 1.0GHz, RAM 4GB
ThinkPad L440 (Xenial 7.5 / Bionic64 / Fossa64)
CPU intel Celeron 2950M 2.0GHz, RAM 4GB
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Re: frugalpup
日本語化 pet を改良して v2 としました。
変更点は、help の日本語訳追加です。アプリ自体の翻訳は変わっていません。
help を日本語化したい場合は、v2 をインストールして下さい。日本語化 pet の前のバージョンをインストールしてある場合は、予めアンインストールすることをお勧めします。
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別のスレッドにも書いたのですが、StickPup で usb メモリを作成すると "autosave" が有効になります。
終了時にセッションを gz 形式の圧縮ファイルに保存します。保存の確認メッセージは出ません。
この動作を避けたい場合は、usb メモリの puppy インストールディレクトリにある "autosave" というファイルを削除してから起動して下さい。通常の保存動作になります。
変更点は、help の日本語訳追加です。アプリ自体の翻訳は変わっていません。
help を日本語化したい場合は、v2 をインストールして下さい。日本語化 pet の前のバージョンをインストールしてある場合は、予めアンインストールすることをお勧めします。
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別のスレッドにも書いたのですが、StickPup で usb メモリを作成すると "autosave" が有効になります。
終了時にセッションを gz 形式の圧縮ファイルに保存します。保存の確認メッセージは出ません。
この動作を避けたい場合は、usb メモリの puppy インストールディレクトリにある "autosave" というファイルを削除してから起動して下さい。通常の保存動作になります。
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CPU intel Celeron 2950M 2.0GHz, RAM 4GB
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- 登録日時: 15/10/25(日) 14:00
Re: frugalpup
v.43 がリリースされました。secure boot 対応の改良が含まれているようです。
メニュー項目は各インストーラ個別ではなく、 "frugalpup installers" として一つのウィンドウにまとめられました。
(個人的には secure boot は無効にしておいたほうが無難だと思います。)
それに伴い、日本語化パッケージも若干修正し、frugalpup43_NLS-ja.pet としました。
なお、v.42 にはバグがあるということで、v.43 はバグフィックス版だそうです。
メニュー項目は各インストーラ個別ではなく、 "frugalpup installers" として一つのウィンドウにまとめられました。
(個人的には secure boot は無効にしておいたほうが無難だと思います。)
それに伴い、日本語化パッケージも若干修正し、frugalpup43_NLS-ja.pet としました。
なお、v.42 にはバグがあるということで、v.43 はバグフィックス版だそうです。
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Re: frugalpup
gyrogさんの記事 Secure Boot" for Puppy Linux → https://forum.puppylinux.com/viewtopic.php?t=12708
を読んでいるのですが、なんとも複雑なようですね。
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- 記事: 2292
- 登録日時: 15/10/25(日) 14:00
Re: frugalpup
v.44 が公開されました。
Puppy によってはアイコンが表示されないケースがあるということで、修正が行なわれたようです。
それ以外に変更はない模様。
表示されるメッセージにも変更はないので、v.43 用の日本語化 pet が使えます。
Puppy によってはアイコンが表示されないケースがあるということで、修正が行なわれたようです。
それ以外に変更はない模様。
表示されるメッセージにも変更はないので、v.43 用の日本語化 pet が使えます。
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- 登録日時: 15/10/25(日) 14:00
Re: frugalpup
関連した話が以下のトピックにもあります。
NoblePup64 iso to download?
https://forum.puppylinux.com/viewtopic.php?t=12476
近い将来、secure boot が解除できないPCが製造されるのではないか、と予測する人もいます。
認証された、他の Linux ディストリビューションのカーネルやモジュールを流用しなければならなくなるという趣旨のことも書かれていますが、そうなると、puppy 独自のカーネルオプションは使えなくなるということでしょうか。
M$ が全てのハードウエアメーカーを牛耳るなんてことが起こりうるのでしょうか。そこまでの権限はないと思うし、EU あたりが異議を唱えるのではないかと私は思います。
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