BookwormPup64 10.0.9 をご利用の場合は、この記事は無視して下さい。現時点で最新の Firefox が同梱されています。
F96-CE の記事にも書いたのですが、Firefox の深刻な(?)セキュリティフィックスが出ています。
拙作の Firefox 128.3.1esr (sfs) を使って更新することができます。
BookwormPup64 にも Firefox portable 版が搭載されています。更新の手順は F96-CE の場合と同じです。
https://sakurapup.com/forum1/viewtopic. ... 380#p29380
BookwormPup に追加の sfs をロードすると、OS起動時にメモリにコピーされます。この仕様だと、追加の sfs が増えるにつれてメモリ使用量も増えてしまいます。(物理メモリの搭載量に応じてコピーする、しない、の挙動は変わるのでしょうか)
htop で見てみたら、swap (zram) がほんのわずかですが使われていました。メモリは 4GBなので余裕はあるのですが...
swap 使用に関するアルゴリズムはよく分かりません。
メイン sfs やシステム関連の zdrv sfs などだけでなく、追加の sfs までメモリにコピーするのは問題だと思います。
カーネルオプションで
pfix=fsck,nocopy
を指定するとコピーは行なわれなくなり、メモリ使用量は激減します。(BookwormPup64 の htop はメモリにコピーされた sfs の値をカウントしないため、まったく当てになりません。)
sfs をメモリにコピーしなくても動作速度は落ちません。(非力なパソコンでは影響があるかもしれません。)
追記
メニューに Firefox ESR (spot として実行) があるのを忘れていました。
/usr/share/applications/firefox_esr_run_as_spot.desktop
を手直しする必要があります。テキストとして開き、
Exec=run-as-spot env GTK_IM_MODULE='xim' /opt/FirefoxESR-portable64/firefox64/firefox
↓
Exec=run-as-spot env GTK_IM_MODULE='xim' /opt/firefox/firefox
(メニューの更新を反映するには、fixmenus コマンドを実行した後、シャットダウン -> window manager 再スタート)
spot 起動の Firefox を使わないなら、修正する必要はありません。