LxPupSc64-20.06を使ってみた

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f37k16az
記事: 3
登録日時: 20/06/02(火) 22:15

LxPupSc64-20.06を使ってみた

投稿記事 by f37k16az »

Stay homeの期間が長引き、時間があったので、LxPupSc64を使って見ました。
LxPupのフォーラムが見当たらなかったので、ここにトピックスとして投稿した。
普段使いで、メール、Web、印刷ができ、できればGUIはLXQtにしたいというのが目標です。

1. インストール
SourceforgeのLxPupのページからISOをダウンロード。

LxPupSc64-20.06+0-T.iso
https://sourceforge.net/projects/lxpup/ ... LxPupSc64/

今回はUbuntuをインストールした手持ちのHDDを使用。Gpartedで8GBほどの隙間を作って、ext4でフォーマット。
LxPupSc64-20.06+0-T.isoの中身をフルーガル・インストール(すべてコピー)
UbuntuにはRefindも入れておいて、起動はそのEFIをそのまま使用。

2. 日本語化

最初の起動では、英語のままLANを接続しただけで、LxPupSc64save-xxxをフォルダーとして作成して、保存。
---再起動---
2度目のブートで、定番のlang_pack_ja-upbb-r2.pet (32ビット用らしいが、)そのままインストール。lang_pack_ja-2.1.sfsでも良いのかもしれない。(Thanks シノバー & thinkpadnerd !!!)

lang_pack_ja-upbb-r2.pet
https://drive.google.com/open?id=1UuM3Y ... xCqGuwzdLt

lang_pack_ja-2.1.sfs
http://shino.pos.to/party/bridge.cgi?puppy/opt/

これで日本語表示になる。
日本語入力はパッケージマネージャからscim-anthy-1.2.7ををインストール。(anthy-9100h, scim-1.4.17も同時にインストールされる)
---再起動---
Get Web BrowserでFirefoxをインストールして、日本語入力を試みるが、見事失敗 !!!。
色々調べてみると、gtk+3のフォルダーにimmodules.cacheが生成されていない。

しかたがないので、HDDにもう一つ8GBのext4領域を作り、そこにScPup64をインストールして、日本語化する。

ScPup64-20.06+0-T.iso
https://sourceforge.net/projects/spup/

これは既にWebで報告されているようにうまくいった。(Thanks Gokurakuhaze !!!)

https://ameblo.jp/gokurakuhaze/entry-12 ... ?frm=theme

次にScPup64の/usr/lib64/gtk-3.0/3.0.0/immodules.cacheをLxPupSc64の同じ位置にコピー。(gtk+2のファイルをコピーして、編集しても良いのかもしれない。) cacheファイを開けてみると、gtk+3.18.9用になっているので、念のためパッケージマネージャでgtk+3-3.18.9にダウングレード。
---再起動---
これで、私のデスクトップPCでは、Firefox, Chromeなどでで日本語入力が可能になった。

3. メール

Thunderbird使いたいので、slackware-currentのページからmozilla-thunderbird-68.10.0-x86_64-1.txzをダウンロードしてインストール。しかし、これも見事失敗!!!

mozilla-thunderbird-68.10.0-x86_64-1.txz
https://mirrors.slackware.com/slackware ... are64/xap/

依存性を見るとat-spi2-atk-2.18.1とat-spi2-core-2.18.3が必要のようなので、パッケージマネージャからインストール。
これでも動かない時は、Thunderbirdの旧バージンののWebページからThunderbird-68.10.0.tar,bz2をダウンロード。中身を/usr/lib64/thunderbirdにお置き換えると、私の場合は動いた。

4. プリンター

プリンターはbrother製で、32ビットdebドライバーしかない、一般のpuppy用の32bit-compat(sfs)は使えなかったので、webのslackware printer/scanner installationを辿って、multilib glibc-solibs とcups-compat32 packages をインストールしてから、ドライバーをインストールして、cupsの設定を行った。

multilib glibc-solibs とcups-compat32 packages
https://docs.slackware.com/howtos:hardw ... stallation
http://bear.alienbase.nl/mirrors/people/alien/multilib/

5. LXQt化

ここまで来ると、デスクトップはLXQtにしたくなる。sourceforgeにはQt化するためのqt5-5.15.sfsとydrv_LxPupSc64_20.06.sfsの2つのファイルが用意されているので、せっかくなのでダウンロード。
qt5-5.15.sfsはSFS-Load on-the-flyでロードだが、あらかじめプリインストールされていたqt-4.8.7をアンインストールしておかないと、正常に稼働しなかった。
ydrv_LxPupSc64_20.06.sfsはpuppy_LxPupSc64_20.06.sfsと同じところに、ただ置いておけば、起動時に勝手にインストールしてくれる。

----再起動-----
GUIはLXQtになっているはず−−−−−−−!!!! ????

成功したら、レスを下さい。
また、LXQtはまだ最適化できていません。ちゃんとしたLXQtになっているのか自信はありません。ここまでで息切れしました。
素人で、初めてのPuppy Linuxなので間違いがあるかもしれません。改善点、もっとよい方法等、教えていただけると幸いです。
thinkpadnerd
記事: 2035
登録日時: 15/10/25(日) 14:00

Re: LxPupSc64-20.06を使ってみた

投稿記事 by thinkpadnerd »

f37k16az さん、Puppy 日本語フォーラムへようこそ。

lang_pack_ja-upbb-r2.pet は、lang_pack_ja-2.1.sfs の内容をもとにして upbb (bionicpup32) 用に調整を加えたものです。upbb の他に、同じ作者さんによる upcc, updd, upee, upef には使えそうですが、私は試していません。
lang_pack_ja-2.1.sfs は汎用なので、より多くの Puppy に適合すると思います。slackware 系に使うなら、lang_pack_ja-2.1.sfs のほうが無難だと思われます。

immodules.cache を更新するには、最近の ubuntu 系なら
# gtk-query-immodules-2.0 --update-cache
# gtk-query-immodules-3.0 --update-cache

ですが、slackware 系の場合、ファイル名やファイルの場所が違うかもしれません。場合によってはフルパスで指定しないといけないかもしれません。

slackware 系は slacko 5.7 と slacko 6.3.2 を lang_pack で日本語化して使ったことがありますが、peebee さんの ScPup 系は使ったことがないので、残念ながら詳しいことは分かりません。
ThinkPad X121e (Precise 571 / Tahr 605 / Tahr64 606 / Xenial 7.5 / Bionic32)
CPU AMD C-50 1.0GHz, RAM 4GB
ThinkPad L440 (Xenial 7.5 / Bionic64 / Fossa64)
CPU intel Celeron 2950M 2.0GHz, RAM 4GB
f37k16az
記事: 3
登録日時: 20/06/02(火) 22:15

Re: LxPupSc64-20.06を使ってみた

投稿記事 by f37k16az »

thinkpadnerd さん

早々の返信と貴重なコメント、大変ありがとうございます。
何分、初心者で、よく分からずに手探りでやっています。それはそれで楽しいですが、基本的なところが分かっていないのかもしれません。
私もlang_pack_ja-upbb-r2.petを使いながら、32ビット用なのに? と思っていました。確かにlang_pack_ja-2.1.sfsを使うのが正解ですね。(別のPCで確認しました)

LxPupSc64-20.06の現行バージョンではgtk-query-immodules-2.0 --update-cacheは通りますが、そのままではgtk-query-immodules-3.0 --update-cacheはエラーになります。いろいろやってみましたが、gtk+3と関連ライブラリーのバージョンの性のようなので、次のようにすると良いようです。

1.前の原稿では念のためと書いた、「gtk+3-3.18.9にダウングレード」を先に行って、さらにThunderbirdに必要と書いた「at-spi2-atk-2.18.1とat-spi2-core-2.18.3」のダウングレードインストールも行う。
2.これだけではダメで、gtk+3のディレクトリーにimmodules.cacheの空ファイルをおいて、ターミナルから"gtk-query-immodules-3.0 --update-cache"を実行する。

この方法だと、ScPupを別に用意する必要がないし、Thunderbirdでも使えるので、こちらが「よりスマートな対処療法」ですね。
何だか、せっかく上がったバージョンを「下げれば動きますよ。」という結論のようで、ちょっと恐縮です。
私にはgtk+3のバージョンの問題が本質的に解決されたようには思えません? 別のもっと簡単な方法は無いのでしょうか?
しかし、最終的にはLXQtにしてしまうのに、gtkとの共存はまだまだ必要なのですね。
LXQtに詳しい方のコメントを期待しています。
thinkpadnerd
記事: 2035
登録日時: 15/10/25(日) 14:00

Re: LxPupSc64-20.06を使ってみた

投稿記事 by thinkpadnerd »

f37k16az さんが書きました: 20/07/26(日) 13:21 私もlang_pack_ja-upbb-r2.petを使いながら、32ビット用なのに? と思っていました。確かにlang_pack_ja-2.1.sfsを使うのが正解ですね。
lang_pack_ja-2.1.sfs に含まれている日本語入力システムは、32bit 用なので、64bit 環境では動きません。64bit 用の scim-anthy をインストールして上書きすることになります。

ScPup64-20.06 をダウンロードして、usb メモリにインストールして起動してみました。(LxPupSc64 との主な違いは、ファイルマネージャとウィンドウマネージャだと思います。LxPupSc から LXDE 環境を取り除いたものが ScPup だと説明されています。)

パッケージマネージャで scim-anthy をインストールしたら、gtk+3 や at-spi2... も一緒にインストールされました。そればかりか、qt4 まで入ってしまいました。 :?

# gtk-query-immodules-2.0 --update-cache
# gtk-query-immodules-3.0 --update-cache
どちらもエラーなく終了しました。

今、ScPup64 上の Firefox でこれを書いているところです。
f37k16az さんが書きました: 20/07/26(日) 13:21 最終的にはLXQtにしてしまうのに、gtkとの共存はまだまだ必要なのですね。
LXQt 環境が qt5 で動くのだとすると、scim-anthy では対応できないかもしれません。scim は qt5 非対応です。少なくとも qt アプリでは scim を使って日本語入力はできません。

追記
ubuntu 系の 64bit puppy では /usr/lib64 は /usr/lib へのリンクですが、ScPup64 では /usr/lib64 はディレクトリです。
lang_pack_ja-2.1.sfs は /usr/lib を前提にしているので、ubuntu 系の puppy では、さほど問題はなさそうですが、/usr/lib64 を使う ScPup ではちょっと問題ありです。
lang_pack_ja-2.1.sfs は「64bit には対応しません」とはっきり書かれているので、64bit puppy に適用してうまく行かなくても文句は言えません。

例えば、「bionicpup64 シンプル」の日本語化ではアプリの翻訳(の多く)を lang_pack から借用していますが、lang_pack をそのままインストール(ロード)することはしていません。最近の puppy (オリジナル版) は日本語ロケール関連のファイルをたいてい持っていますので、日本語フォント・日本語入力システム・アプリの翻訳を追加してやれば、ほとんど完成します。(細部の調整は必要です。)
ThinkPad X121e (Precise 571 / Tahr 605 / Tahr64 606 / Xenial 7.5 / Bionic32)
CPU AMD C-50 1.0GHz, RAM 4GB
ThinkPad L440 (Xenial 7.5 / Bionic64 / Fossa64)
CPU intel Celeron 2950M 2.0GHz, RAM 4GB
f37k16az
記事: 3
登録日時: 20/06/02(火) 22:15

Re: LxPupSc64-20.06を使ってみた

投稿記事 by f37k16az »

問題はScPup64ではなくて、LxPupSc64です。
両者は親戚関係のようですが、微妙に違います。LxPupSc64のgtk3+のバージンは3.24.20でファイル配置(?)が不完全、ScPup64は3.18.19で、配置もOKです。これが日本語入力に影響を与えているようです。LxPupSc64をgtk3+-3.18.19とその関連ファイルにダウングレードしたらうまくいった、と言う話です。同様の現象で困っていたり、諦めていたりした方がおられたら、試してみる価値がありますよ、と言う話です。

一つ書き忘れたことがあります。

ScPup64の場合は元々gtk3+3.18.9系が入っているので、大きな問題は無さそうですが、デフォルトのデスクトップはJWMのみですので、このままでqt5を適応してLXQtにしようとすると、私のデスクトップPCでは背景やメニュー表示が大きく乱れて、簡単に調整して使用するのは難しそうです。

LxPupSc64は、デスクトップをLXDEとJWMで切り替えることが出きます。qt5を適応してLXQtにすると、この機能が使えなくなり、LXQtのみとなりますが、デスクトップの表示はまあまあ正常で、lxqtコンポーネントのメニューへの登録などの若干の修正を行うと、使えるレベルになります。JWMを使い慣れていていたり、2つを切り替えて使いたい方にはqt5の導入はお勧めしませんが、LXQtをPuppyで使ってみたいと言う方には、一応、普段使いできるレベルですし、やってみませんか、と言うお誘いです。qtを使ったLXQtデスクトップは魅力的なシステムです。(SourceforgeのLxPupのページには、他にもいくつかのLXQt Puppyシステムがありますが-------?)

しかし、日本語化にも問題がありそうですので、使い方などをよく考えた上で使用するのが良いと思います。
吉報を期待しています。
thinkpadnerd
記事: 2035
登録日時: 15/10/25(日) 14:00

Re: LxPupSc64-20.06を使ってみた

投稿記事 by thinkpadnerd »

f37k16az さんが書きました: 20/07/27(月) 20:01 ScPup64の場合は元々gtk3+3.18.9系が入っているので、大きな問題は無さそうですが、
私は JWM + ROX-Filer の純粋な puppy が好みなので、LxPupSc64 のほうは触れなかったのですが、少なくとも、ScPup64 には初期状態では gtk+3 は入っていませんよ。Notes にも gtk+3 は OS 本体に含まれていなくて、追加のブラウザの sfs に含まれていると書いてあります。
私はレポジトリから gtk+3 を入れて、Firefox は公式サイトから得たものを使いました。
f37k16az さんが書きました: 20/07/27(月) 20:01 qtを使ったLXQtデスクトップは魅力的なシステムです。(SourceforgeのLxPupのページには、他にもいくつかのLXQt Puppyシステムがありますが-------?)
qt5 アプリは scim では対応できないので、fcitx など他の im を使う必要がありますが、パッケージマネージャでは fcitx は見つかりませんでした。
以前から感じていることですが、ubuntu なら当たり前に存在するパッケージが slackware にはない、ということが多いです。(web で検索すると、どこかにころがっていることがありますが...)
slackware は do it yourself みたいなスタンスですから、LXQt で日本語入力となるとハードルが高そうな気がします。
その方面に詳しい方にお任せしたいと思います。
ThinkPad X121e (Precise 571 / Tahr 605 / Tahr64 606 / Xenial 7.5 / Bionic32)
CPU AMD C-50 1.0GHz, RAM 4GB
ThinkPad L440 (Xenial 7.5 / Bionic64 / Fossa64)
CPU intel Celeron 2950M 2.0GHz, RAM 4GB
カラフル
記事: 45
登録日時: 20/09/30(水) 13:15

Re: LxPupSc64-20.06を使ってみた

投稿記事 by カラフル »

ダメ元でUbuntuのppaよりscim-qt5-immodule_1.4.19-0~202005230433~ubuntu20.04.1_amd64.debを
ダウンロード、展開しlibscimplatforminputcontextplugin.soを
/usr/lib64/qt/plugins/platforminputcontextsに入れ
Xサーバー再起動でQTerminal、PCManFM-Qtで日本語入力出来るようになりました

https://launchpad.net/~daiderek/+archiv ... /+packages
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