easyos scarthgap 日本語化パッケージ (pet)

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thinkpadnerd
記事: 2303
登録日時: 15/10/25(日) 14:00

easyos scarthgap 日本語化パッケージ (pet)

投稿記事 by thinkpadnerd »

EasyOS 6.x (Scarthgap) の日本語化パッケージを作成しました。6.3.1 / 6.4 / 6.4.2 で動作確認しました。

easy-scarthgap_lang_ja-r2.pet (日本語化パッケージ)
https://drive.google.com/file/d/1tR5UZj ... drive_link
md5sum f86e5983e6b55faed4bbeeaad7e21ffd

EasyOS Scarthgap-series version 6.3.1 (本家スレッド)
https://forum.puppylinux.com/viewtopic.php?t=11766
EasyOS Scarthgap-series version 6.4 (本家スレッド)
https://forum.puppylinux.com/viewtopic.php?t=12973
EasyOS Scarthgap-series version 6.4.2 (本家スレッド)
https://forum.puppylinux.com/viewtopic.php?t=12973

img ファイルダウンロード
https://distro.ibiblio.org/easyos/amd64 ... scarthgap/

img ファイルの usb へのインストール方法
Linux で以下を実行

コード: 全て選択

# dd if=easy-5.4.1-amd64.img of=/dev/sdc bs=1M
# sync
ファイル名とデバイス名は状況に応じて読み替えて下さい。
注意点: usb メモリはマウントされていないこと。root で行なうこと。
(参考)
https://easyos.org/install/how-to-insta ... w-ssd.html

usb メモリへのインストールに以下のツールが利用できます。
EasyDD - dd の GUI フロントエンド
https://sakurapup.com/forum1/viewtopic.php?f=25&t=3715


日本語化
英語版を起動したら、最初に出る QuickSetup は何もせずに閉じて下さい。

easy-scarthgap_lang_ja-r*.pet をクリックして下さい。

インストールの最後に、ロケールを設定する画面が開くので、

言語 ja_JP, UTF-8 にチェック
タイムゾーン Asia/Tokyo
キーボード jp106

を設定して OK を押して下さい。Restart X (X 再起動) のダイアログが出るので、クリックして下さい。
途中でロケールの設定とは関係のないウインドウがいくつか開きますが、無視する (閉じる) か、適当に処理して下さい。
6.4 では手動で X を再起動して下さい。shutdown -> rectify -> restart X server

アンインストールは考慮していません。

devx sfs など追加の sfs をロードすると、日本語入力ができなくなります。
「デスクトップの修復」を実行し、X を再起動すると文字どおり修復されます。

-----
日本語入力は ibus-anthy です。現在 EasyOS のベースになっている Open Embedded は組み込み Linux なので、アプリが充実しているとは言い難いです。ibus がレポジトリにあったので利用しました。anthy と ibus-anthy パッケージは debian から借用しています。

初回起動後、日本語化パッケージを適用すると、トレイに淡い色のアイコンが現れます。これを左クリックすると「日本語 - Japanese」「日本語 - Anthy」という選択肢が表示されるので、Anthy を選びます。その後は半角/全角キーで入力文字の切り替えができます。
なお、アイコンを右クリックすると「設定」を呼び出すことができます。
(追記: kasumi がメニューにありませんが、インストールされています。端末で kasumi で呼び出して下さい。)

デフォルトのプラウザは chromium です。初期状態は「非root」での起動になっています。日本語入力を行なう場合は、「ログイン及びセキュリティマネージャ」でこれを解除します。

/usr/local/bin/defaultbrowser を開いて以下のように書き換えます。

コード: 全て選択

#!/bin/sh
export -n XLIB_SKIP_ARGB_VISUALS=1
env GTK_IM_MODULE="xim" /usr/lib/chromium/chromium-bin --no-sandbox --disk-cache-dir=/tmp "$@"
環境変数 XLIB_SKIP_ARGB_VISUALS=1 を無効化、ibus は Chrome / Chromium と相性がよくないので、xim 経由での入力を指定しています。
コマンドは "chromium" を使用するとエラーになるので chromium-bin を直接たたいています。root 起動なので、--no-sandbox オプションが必要です。

Chromium は日本語にも対応していますが、ご丁寧に日本語訳は除去されています。debian などから持ってくれば利用できるかもしれません。私は英語インターフェースのまま使っていますが、web ページの表示言語は日本語を優先するように設定しました。-> 6.4 に同梱のバージョンでは日本語インターフェースになっています。

こんな面倒なことをするくらいなら、Firefox をインストールして使ったほうがましかも... :?
最後に編集したユーザー thinkpadnerd [ 24/11/06(水) 17:51 ], 累計 6 回
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thinkpadnerd
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Re: easyos scarthgap 日本語化パッケージ (pet)

投稿記事 by thinkpadnerd »

EasyOS 6.x は開発途中です。この先いつまでバージョンアップが続くか分かりません。Barry さんの "experimental" (実験的な) OS は突然デフォルトブラウザが変更されたりするので、上の記事に書いたことも通用しなくなる恐れがあります。日本語化パッケージも、今後手直しが必要になるかもしれません。

LibreOffice は最新の 24系が搭載されていますが、やはり java 機能は無効化されています。おそらく、Barry さんの信念によるものでしょう。java は危険だと考えられているのでしょうか。

メイン sfs をメモリにコピーしない仕様に変更されたようです。6.x は 5.x よりもサイズが大きいのでメモリの使用量も多くなるだろうな、と考えていたのですが、仕様変更になるほど、と思いました。Puppy でも仕様変更が議論されたことがありますが、私はもうメモリにコピーする必要はないと考えています。PCが非力でなければ、動作速度が低下することはありません。

当分は安定版(?)の kirkstone 5.8.4 をデフォルトとして使っていくつもりです。
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Re: easyos scarthgap 日本語化パッケージ (pet)

投稿記事 by thinkpadnerd »

Scarthgap 6.3.1 では最初から intel vaapi (h264 ハードウエアデコード) が有効になっています。

メニューの「最新の Firefox をダウンロード」から Firefox をダウンロードすることができます。

注意点
非root での起動に設定されます。そればかりか、root 起動に設定した Chromium まで非root に戻ってしまいます。いずれも「ログイン及びセキュリティマネージャ」で解除します。

/usr/lib/firefox/distribution/policies.json を開いて以下のように修正します。

コード: 全て選択

{
	"policies":
	{
		"DisableAppUpdate":true,
		"DontCheckDefaultBrowser":true,
		"ExtensionUpdate":false,
		"HardwareAcceleration":true
	}
}
修正箇所は "HardwareAcceleration" が false となっているのを true に
(Firefox が起動している場合は再起動して設定を反映させます。)

この policies.json は私が仕込んだものではありません。Barry さんでしょう。 :)
ハードウエアアクセラレーションが有効だとマシンによってはまれに障害を起こすことがあります。そうは言っても、デフォルトは true です。

あとは about:config で
media.mediasource.webm.enabled -> false
media.webm.enabled -> false

現行のバージョンでは media.mediasource.webm.audio.enabled は廃止されたようです。

YouTube 動画を 1080p 全画面で再生した時に CPU 使用率が低ければ、ハードウエアデコードは効いています。

Kirkstone に同梱の Firefox も初期設定はハードウエアアクセラレーション無効でした。私にはOSを作る頭はないので、人様が作ったものを利用させていただくしかないのですが、何故初期設定を変更してしまうのでしょう。
LibreOffice で java 機能が無効化されているのも疑問です。java はセキュリティの問題もありますが、java を利用するかどうかはユーザに判断を委ねればいいと思うのですが...
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Re: easyos scarthgap 日本語化パッケージ (pet)

投稿記事 by thinkpadnerd »

6.4 がリリースされました。
最初から日本語ロケールが選択可能になり、Chromium の日本語訳も加わりました。

初回起動時、X の起動前にロケール (言語) の選択画面が出ます。
そのため、X が起動すると一部のアプリは既に日本語で表示されます。しかし、この時点では、日本語入力はできません。日本語化パッケージのインストールが必要です。
なお、最初から ja_JP.UTF-8 になっているので、QuickSetup の画面で OK を押しても X 再起動のメッセージは出ません。手動で再起動して下さい。(Daedalus も同じ仕様です)

-----
日本語ロケールを選択できるようにして下さい、とお願いした結果、採用されました。 :)
6.x 系はメイン sfs をメモリにコピーしないので、5.x 系 (Kirkstone) よりメモリ使用量は少ないというメリットがあります。

そのうちに Daedalus も 6.4 になるのでしょうか。それとも、Scarthgap 6.4 が出たということは、Daedalus は中止となるのか... 興味深いです。
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Re: easyos scarthgap 日本語化パッケージ (pet)

投稿記事 by thinkpadnerd »

6.4.2 がリリースされました。

日本語化パッケージを r2 としました。
変更点は
・追加の sfs をロードした際に、日本語入力ができなくなります。(.xinitrc が初期化される) 「デスクトップの修復」に日本語入力を復活させるコマンドを加えました。X の再起動が必要です。
・パッケージマネージャでアプリをインストールすると、root で実行するか、非root で実行するかの選択画面が出ます。(6.4.2 で加わった機能です) 日本語訳を加筆しました。

-----
Update 機能を使って 6.4 -> 6.4.2 に更新してみました。
日本語入力ができなくなります。また、メニューの「シャットダウン」関連が英語になります。これは .xinitrc や /etc/xdg 以下が初期化されるためです。r2 を適用したシステムでは、日本語入力は「デスクトップの修復」で復活します。

自動で更新されるのはありがたいのですが、このように中途半端な状態になります。 :?
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