EasyDD - dd のフロントエンド
https://sakurapup.com/forum1/viewtopic.php?f=25&t=3715
EasyDD や dd コマンドでインストールした場合、usb メモリ全体が一つの EasyOS で占められてしまいます。容量の大きい usb メモリの場合はもったいない使い方になります。
私は fat32 フォーマットで puppy をいくつかインストールしてある usb メモリに、GParted を使って ext4 のパーティションを追加し、Scarthgap と Daedalus をインストールしました。
EasyOS で img ファイルをクリックすると、loop デバイスとしてマウントされます。この時、選択肢が示されますが、read-only でマウントします。(作業が全て終わったら、img ファイルをクリックしてアンマウントすることを忘れないで下さい)
ウィンドウが2つ開きます。一つは usb にインストールした時、第1パーティションに相当するもので、limine というブートローダが含まれています。もう一つには easyos というフォルダがあります。
Linux パーティション (ext4) に Scarthgap の easyos フォルダをコピーします。
次に、Daedalus の easyos フォルダもコピーするのですが、これも easyos という名前なのでそのままではまずいです。
先にコピーした Scarthgap の easyos フォルダを easy-scarth のようにリネームしておきます。Daedalus の easyos フォルダも分かりやすいように、コピーした後 easy-daedalus のようにリネームします。
usb メモリの ext4 パーティションに easy-scarth と easy-daedalus というフォルダができました。
第1パーティション (fat32) --- puppy のフォルダ, grub2 インストール済み
第2パーティション (ext4) --- easyos のフォルダ
私の場合はすでに fat32 パーティションに puppy を起動するための grub2 があるので、これをそのまま使いました。
後は grub.cfg に easyos を登録するだけです。
grub.cfg メニューエントリー
コード: 全て選択
menuentry 'EasyOS Scarthgap'{
search --no-floppy --set=root --fs-uuid xxxxxxxx
linux /easy-scarth/vmlinuz rw wkg_uuid=xxxxxxxx wkg_dir=easy-scarth/
initrd /easy-scarth/initrd
}
menuentry 'EasyOS Daedalus'{
search --no-floppy --set=root --fs-uuid xxxxxxxx
linux /easy-daedalus/vmlinuz rw wkg_uuid=xxxxxxxx wkg_dir=easy-daedalus/
initrd /easy-daedalus/initrd
}
例えば
# blkid /dev/sdb2
で調べることができます。(usb メモリが sdb である場合)
-----
ハードディスクにインストールする場合も基本的に同じ作業になります。
Linux パーティションに easyos フォルダをコピーし、必要に応じてリネームします。easyos が1種類の場合は "easyos" のままでも OK。
grub.cfg に追記します。