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4.30JPbeta
Posted: 09/09/25(金) 22:39
by シノバー
pup-4.30JPbeta.iso をアップしました。
こちらから
カーネルバージョンのバージョン違いもあります。最新カーネルでは不具合がある場合、別のものも試してください。
- pup-430JPbeta.iso……最新カーネル 2.6.30.5
- pup-430stdJPbeta.iso…… 4.20と同じカーネル2.6.25.16
- pup-430retroJPbeta.iso…… 4.20retroと同じカーネル2.6.21.7
バグ報告
↓バグ報告は以下トピックにお願いします。
viewtopic.php?f=32&t=1372
実装RAM256MB以下での運用
今回のISOファイルは118MBと、alphaよりは小さいものの、やはり(辞書など日本語化のため)大きめです。実装RAM256MBで試したところ、動きますが、Youtubeなどを見ているとSeamonkeyが落ちます。
実装RAM256MB以下の場合、ライブCDで起動したら、いったん終了して個人保存ファイルを作ってください。128MB以上の個人保存ファイルを使っていると、より安定に動作すると思います。実装RAM128MBでは個人保存ファイルは256MB以上にしてください。
4.1x/4.2x から 4.30JPbeta への移行
次の記事を参照ください。
viewtopic.php?f=28&t=1367&start=15#p9162
アルファ版からの移行
4.30JPalphaからの移行は、pupsaveをそのままで、pup-430JPalpha.sfs→pup-430JPbeta.sfs 差し替えのみでスムースにいけるはずですが、異常が認められたら pfix=ramで起動し確認ください。
menu.lstなどでalphaに固定する記述があった場合
コード: 全て選択
find --set-root --ignore-floppies /pup430/pup-430JPalpha.sfs
↓
find --set-root --ignore-floppies /pup430/initrd.gz
などと変更ください。
カーネル違いへの移行
4.30JPbetaにはカーネル違いの通常版/std/retro版の3つがあります。
これらの間を移行する場合、vmlinuz, initrd.gz, pup-430xxx.sfsと、通常版ではそれに加えてzp430305.sfsの3つないし4つをセットで入れ替えると移行でき、pupsave- xxx.2fsも引き継ぐことが可能です。ただし、次の点に注意してください。
- ネットワークやサウンドのモジュールが見つからない場合、端末より depmod を実行のうえ、再起動してみてください。
- sfsのバージョンは通常版(カーネル2.6.30.5)はsfs-4.x、std/retro版はsfs-3.xです。,追加SFSファイルはそれぞれのsfsバージョンに合わせないと使えません。SFSバージョン間変換ツールで変換可能です。
- 壁紙は引き継がれないかもしれません。再度設定しなおしてください。
なおも異常があったときは、 pfix=ramなどpupsave-xxx.2fsを使用せずに起動して確認してください。
4.30alpha→4.30betaの変更点
- ヘルプの更新。
ハイライトは「パピー用のプログラムを書くには」で、従来のFreeBasicが消え、新言語Genieにスクープが当たってます。
- アプリの更新
- ユニバーサルインストーラーのzpxxx.sfs対応
- Grub4Dos v1.1 - USBメモリなどにインストールするさい、そのUSBメモリ内だけをメニューにすることができます。
- acpid -4 - 従来シャットダウンして蓋を閉めるとそこでサスペンドするので、こんど蓋を開けたときにシャットダウンするというおかしな動作がありました。今回の修正で、シャットダウンの後、蓋を閉めて放置すれば、そのうち電源が自動的に切れます。
- winfont-3.3 - 仮想メモリが有効にならないケースがあったものと、Win 9x/Meのフォントが使えなかったものの修正
- e3,MP - いずれも日本語対応(新谷さん情報による)
- 追加アプリ
/usr/bin/xevを追加。pcdripper削除。Ycalcメニューに復活。その他はメニューに無くてもコマンドプロンプトまたはgexecより実行可。
- Xorg/Xvesaのキーコード対応
/root/.Xmodmap.xorgと .Xmodmap.xvesaとを用意しました。
いずれにおいても漢字キー、Windowsキー(メニュー表示)が効くはす。
- 過大な画像の縮小
/usr/share/inkspace/about.svg(200kBあった)など、10kBを超える画像は縮小ないし圧縮しました。
- 壁紙はジェバJQ8さん作のもの
Re: 4.30JPbeta
Posted: 09/09/25(金) 23:46
by みのむし
>pup-4.30JPbeta.iso をアップしました。こちらから
試させて頂きました。
私の環境では、USB HDD を認識しないので、initrd.gz の修正で対応しました。
>4.30JPalphaからの移行は、pupsaveをそのままで、pup-430JPalpha.sfs→pup-430JPbeta.sfs 差し替えのみでスムースにいけるはずですが、...
差し替えでOKでした。
Re: 4.30JPbeta
Posted: 09/09/26(土) 16:37
by YoN
シノバーさん、ご苦労様です。そしてありがとうございます。
さっそくオープンラボに置かせて頂きました。
http://openlab.jp/puppylinux/
怪しげな英語のリリースノートも・・・
http://openlab.jp/puppylinux/kako-en.html#43jpbeta-en
本家でも採用すればいいと思うものがたくさんあります。
できる限り(ブロークンでもでたらめな文法の英語でも)アピールして、本家にフィードバックしてもらいたいと思っています。
日本語アルファ版でフィガロのパスワードマネージャの日本語訳(moファイル作成)をしているので、それが終了したらベータ版を焼いて試します。
フィガロはGTK2用に書き直したようです。日本語アルファ版にfpm2.moが入ってますが日本語になりません。
homebankもやろうと思ってますが金融英語?は難しそうで・・・
Re: 4.30JPbeta
Posted: 09/09/26(土) 19:00
by みのむし
4.30JPbeta
私の環境でも、USB HDD(Frugal インストール)から起動できました。
430/
initrd.gz ← 英語版のものに交換
pup-430.sfs ← pup-430JPbeta.sfs をリネーム
pupsave.2fs ← ライブCDで起動して作成
usbhd ← 「# touch usbhd」と実行して作成
vmlinuz ← 英語版のものに交換
zp430305.sfs ← 元のまま
※日本語版に入っている、initrd.gz の修正部分がネックとなって認識されないようです。
Re: 4.30JPbeta
Posted: 09/09/26(土) 19:33
by シノバー
みのむし さんが書きました:※日本語版に入っている、initrd.gz の修正部分がネックとなって認識されないようです。
よく話が見えないのですが……
日本語入力できるかどうかは別として、本家版4.30はそのままをFurugalインストールすると立ち上がるが、4.30JPbetaそのままでは立ち上がらないケースがあるということですか?
その環境について詳しくお知らせください。
4.30JPbetaそのままで立ち上がるハードもあるんですよね?その違いもお聞かせください。
Re: 4.30JPbeta
Posted: 09/09/26(土) 22:17
by みのむし
>日本語入力できるかどうかは別として、本家版4.30はそのままをFurugalインストールすると立ち上がるが、
>...
シノバーさん、お手数をおかけします。
>4.30JPbetaそのままでは立ち上がらないケースがあるということですか?
というよりも、以下の環境では 100%立ち上がりません。
(起動時に、USB HDDを認識しない? あるいは認識されているが、個人保存ファイル pupsave.2fs を見つけられない)
※各バージョンを、ディレクトリを作成して Frugalインストールしています。そこに pup_save.2fs があります。
英語版の initrd.gz は pupsave.2fs を探します。
外しているかも知れませんが、日本語版は pup_save.2fs があると pupsave.2fs を探さないのでは?
環境その1)
ノートPC DELL studio 1536
外付け USB HDD HPポケット・メディア・ドライブ 250GB
※160GBは起動出来ます(今まで確認していませんでした)。
環境その2)
ノートPC EPSON Direct Endeavor NA702
HDDケース(USB 2.0) Scythe MH-25 METAL HEAD2.5((SUMSUNG MP0804H 80GB) ... USB2.0対応外付け2.5インチHDDケース
※これらの環境では Puppyのほとんどのバージョンが起動出来ます。
起動出来ないのが、4.3系です。
Re: 4.30JPbeta
Posted: 09/09/26(土) 22:55
by シノバー
みのむし さんが書きました:※各バージョンを、ディレクトリを作成して Frugalインストールしています。そこに pup_save.2fs があります。
たとえば、sdb1/puppy420/pup_save.3fsと sdb1/puppy430/pupsave.2fs のような?
起動は何でしてます?また、そのエントリは?
みのむし さんが書きました:起動時に、USB HDDを認識しない? あるいは認識されているが、個人保存ファイル pupsave.2fs を見つけられない
個人保存ファイルを使わずに、新規の状態で起動するということでしょうか?
私はUSB HDD (PATA/USB変換)sdb1にUbuntuをフルインストール、TOPとkoropupとパピー4.30JPbetaをそれぞれディレクトリを作ってFrugalインストールしました。
Grub4Dosでsbを指定してインストール。いずれも正常に立ち上がります。
Re: 4.30JPbeta
Posted: 09/09/26(土) 23:09
by 新谷
シノバーさん、ベータ版作成お疲れ様でした。
ぼちぼちテストさせていただきます。
.....お話の途中ですいません。
Re: 4.30JPbeta
Posted: 09/09/26(土) 23:22
by みのむし
>起動は何でしてます?また、そのエントリは?
GRUB起動です。USB HDD の MBR にインストールしています。
その際、パーティション #2 に grub/grub.conf を置いています。
>そのエントリは?
とはどういう意味でしょうか?
>個人保存ファイルを使わずに、新規の状態で起動するということでしょうか?
Frugalインストールの場合、個人保存ファイルは必須です。
何故なら、
個人保存ファイル pupsave.2fs を探して
そこから、pup-430.sfs を読み込む
からです。
つい、さっき分かったのですが、160GBは起動出来て、250GBは起動出来ない
という事は、ハードの問題でもあるという事ですね。
Re: 4.30JPbeta
Posted: 09/09/26(土) 23:39
by シノバー
みのむし さんが書きました:Frugalインストールの場合、個人保存ファイルは必須です。
そんなことないですよ。ユニバーサルインストーラだとトップにインストールされるのが嫌なので、手動で次のようにやります。
- たとえば /mnt/sdb1/pupusb というディレクトリを作ります。
- その中にライブCDの中身をごっそりコピー(本当は vmlinuz, initrd.gz, pup-430xxx.sfsの3つ、通常版なら zp430xxx.sfsを加えて4つだけでよい)。もちろん個人保存ファイルはこの時点で有りません。
- Grub4DosConfig起動。sdbを指定。「このドライブ内だけを検索」。
- で、/mnt/sdb1/menu.lstができあがります。
コード: 全て選択
# menu.lst produced by grb4dosconf
color white/blue black/cyan white/black cyan/black
timeout 10
default 0
title TOP
find --set-root --ignore-floppies /TOP/initrd.gz
kernel /TOP/vmlinuz pmedia=usbhd psubdir=TOP
initrd /TOP/initrd.gz
title koropup
find --set-root --ignore-floppies /koropup/initrd.gz
kernel /koropup/vmlinuz pmedia=usbhd psubdir=koropup
initrd /koropup/initrd.gz
title pup-430retroJPbeta
find --set-root --ignore-floppies /pupusb/initrd.gz
kernel /pupusb/vmlinuz pmedia=usbhd psubdir=pupusb
initrd /pupusb/initrd.gz
title Ubuntu 9.04
root (hd0,0)
configfile /menu.lst
title Windows NT/2000/XP
map (hd1) (hd0)
map (hd0) (hd1)
map --hook
find --set-root --ignore-floppies /ntldr
chainloader /ntldr
title Find Grub menu on HDD
map (hd1) (hd0)
map (hd0) (hd1)
map --hook
errorcheck off
find --set-root --ignore-floppies --ignore-cd /menu.lst && configfile /menu.lst
find --set-root --ignore-floppies --ignore-cd /boot/grub/menu.lst && configfile /boot/grub/menu.lst
find --set-root --ignore-floppies --ignore-cd /grub/menu.lst && configfile /grub/menu.lst
errorcheck on
commandline
title Grub4Dos commandline\n(for experts only)
commandline
title Reboot computer
reboot
title Halt computer
halt
- BIOSを設定して起動、メニューから「pup-430retroJPbeta」を選ぶ。pup-430retroJPbeta.sfsが読み込まれて起動。
- シャットダウンのときに個人保存ファイルの作成を促されるので、すべて「OK」で答える。
- 次回起動時には pupsave.2fsとpup-430retroJPbeta.sfsが読み込まれる。
これだけです。レトロ版で例を示しましたが、通常版では zp430305.sfsが増えるだけで、あとは同じです。
Re: 4.30JPbeta
Posted: 09/09/26(土) 23:47
by みのむし
>Grub4DosConfig起動。sdbを指定。「このドライブ内だけを検索」。
Grub4Dos は使っていませんでした。
ここら辺も関係ありそうです。
私は、Fedora 11 のGRUBを/bootパーティションを作成してインストールしました。
Puppy だけでなく、他のディストリビューションもインストールしていて
それらをFedora 11 のGRUBで起動しています。
Puppy 4.30JPbetaの起動の件はこれまでとします。
色々、お手数を煩わし申し訳ありません。
>7. 次回起動時には pupsave.2fsとpup-430retroJPbeta.sfsが読み込まれる。
シノバーさん、お手数をお掛けします。
起動出来ないUSB HDDでは、この通りになりません。
(つまり、読み込まれません)
Re: 4.30JPbeta
Posted: 09/09/26(土) 23:54
by シノバー
みのむし さんが書きました:この通りになりません。
(つまり、読み込まれません)
どこまでが同じで、どこから違うのかおっしゃってください。
1と2は同じですか?ディレクトリ内に vmlinuz,initrd.gz,pup-xxx.sfs(,zpxxx.sfs)があって、pup_saveもpupsaveも無い。
3は違いますね。みのむしさんはGrub。grub.confの内容を教えてください。psubdirを指定していないのでは?
コード: 全て選択
title pup-430retroJPbeta
find --set-root --ignore-floppies /pupusb/initrd.gz
kernel /pupusb/vmlinuz pmedia=usbhd psubdir=pupusb
initrd /pupusb/initrd.gz
find --set-rootが Grubで使えるのかどうか知りませんが、kernel行とinitrdの行は Grub/Grub4Dos共通です。
みのむしさんのご指摘どおり、本家版と日本語版とでは、psubdirを指定していないときの挙動が異なるかもしれません。それについては明日ゆっくり調べてみます。
Re: 4.30JPbeta
Posted: 09/09/27(日) 00:10
by みのむし
>3は違いますね。みのむしさんはGrub。grub.confの内容を教えてください。
>psubdirを指定していないのでは?
psubdirは指定しています。
コード: 全て選択
title Puppy 4.3JPbeta (430b) #6
root (hd0,5)
kernel /430b/vmlinuz pmedia=usbhd psubdir=430b
initrd /430b/initrd.gz
>find --set-rootが Grubで使えるのかどうか知りませんが、kernel行とinitrdの行は >Grub/Grub4Dos共通です。
find --set-root は Grub には無いようです。
Re: 4.30JPbeta
Posted: 09/09/27(日) 08:19
by シノバー
おはようございます。昨夜は遅くまでお付き合いありがとうございます。
みのむし さんが書きました:psubdirは指定しています。
と、なると、私との違いはパーティションの違いくらいですが、それも問題ないはずです。160Gと250Gとの違いがあったとしても、BIOSレベル(grubがvmlinuzを見つけられるかどうか)であって、パピーのバージョンは影響しないはずなんですね。……
430b内にpupsave.2fsがあるなら、いったんそれを削除あるいはどけてから、試してください。あるいは pfix=ramオプション。
起動のあと、どこで止まりますか?
initrd.gzまでは読み込んでますか?
「Loading drivers needed to access disk drives...」は出ますか?
そのあと、どこで止まります?
- pupsaveもpup-430*.sfsも見つけられず、赤文字で
「pup-430.sfs not found. Dropping out to initial-ramdisk console...」と出る。
- 誤って不適切なpupsaveあるいはpup-xxx.sfsを読み込み、
「Loading personal file pupsave-xxx.2fs (sd?)..」 - 出ることも、出ないことも
「Loading the 'pup-430xxx.sfs' main file...」 - が出て
「Performing a 'switch_root' to the layered filesystem...Kernel panic - not syncing: Attempted to kill init! 」
Re: 4.30JPbeta
Posted: 09/09/27(日) 08:58
by みのむし
>160Gと250Gとの違いがあったとしても、
容量の差以外に、ハードウェア(I/F回路)も異なるようです...
>起動のあと、どこで止まりますか?
>initrd.gzまでは読み込んでますか?
シノバーさん、わざわざ貴重な時間を取って頂きありがとうございます。
initrd.gz、vmlinuz までは読み込んでいると判断しています。
>「Loading drivers needed to access disk drives...」は出ますか?
画面の一番上のメッセージですね。出ます。
>そのあと、どこで止まります?
A です。
次の、「Search...」の所で USB HDD の pupsave.2fs を読み込んでくれないで...
「pup-430.sfs not found. ...」というメッセージが出て、コマンドプロンプト # を表示して止まります。
ハードの問題かソフトの問題か判断しかねますので、これ以上の追求はやめようと思います。
今まで本当にありがとうございました。
なお、以下の方法で対応出来ています(4.30JPbeta 上のFirefox でここに書き込みました)。
・initrd.gz を改造して(init だけ以前のものに入れ替える)、pup_430JPbeta.sfs、pup_save.2fs とリネーム。← 160GB/250GB OK
・initrd.gz を英語版のものに入れ替えて、pup-430.sfs とリネーム(pupsave.2fs はそのまま)。← 160GB OK、250GB NG