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Mkdist

Posted: 13/11/23(土) 10:55
by シノバー
(2016-11-12) mkdist-1.3 をアップしました。
http://shino.pos.to/party/bridge.cgi?puppy/opt/

パピー・ライブCDを作成するためのツールですが、Remaster2 あるいは Remaster Expressなどのリマスタリング・ツールとは異なります。リマスタ後の微調整などに使います。
mkdist_ss13.png
作業用の場所(Destination)はデフォルトではスクリプト mkdist が置かれている場所に採ります。
800MB以上で、Linux用パーティションでなくてはなりません。ハードディスク上に適当な場所がなければ、USBメモリを ext4などでフォーマットして使ってください。

リマスタリング・ツールとの違い
Remaster2 あるいは Remaster Expressなどのリマスタリング・ツールは、現在走っているパピーからリマスタするものです。
いっぽう、Mkdistは、現在走っているパピーに関係なく、どのパピーも操作対象とすることができます。

リマスタリング・ツールとの使い分け
たとえば本家版を日本語化する場合、lang_pack_ja-*.sfs の中身をコピーするだけではダメで、実際にパピー上で sfs_loadなどでロードさせ、組み込まれている日本語化のスクリプトを動かさないとなりません。また、PETなどもインストール後のスクリプト(pinstall.sh)を持っている場合があります。
Mkdistはこれらスクリプトを動作させる機能を持っていないので、SFSやPETのインストールは実パピー上で 行い、リマスタするのが安全です。
Mkdistは、リマスタ後の微調整などに使います。

ちなみに 571JPは、次の手順で作られました。
1. ベースとなる Presice Puppy 5.7.1-reto small版を woof2で作成し、
2. オリジナル Precise Puppy 5.7.1-retro を Mkdistで分解
3. さきの small版から vmlinzuと intrd.gz、およびメインSFSの /module以下を取り出して入れ替え、Mkdistで合成
4. これを走らせて langpack_ja-1.8で日本語化し、Remasterxでリマスタ
5. Makedistでふたたび分解、メインSFSの内容を調整、Mkdistで合成

Re: Mkdist

Posted: 14/01/25(土) 19:24
by ふうせん Fu-sen.
うわぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
これ便利だぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 :lol:

ウインドウ上に英文で書いてありますが……いくつか機能があります。

.iso(CD)
  • Source component が .iso ファイルまたは CD の場合は inside_iso フォルダでツリー展開し、更に本体 .sfs もツリー展開
  • Source component が inside_iso の場合はビルド作業を行い、.iso ファイルを生成
.sfs
  • Source component が .sfs ファイルの場合はその名称のフォルダでツリー展開
  • Source component がフォルダの場合は inside_iso と共にビルド作業を行い、.iso ファイルを生成
initrd.gz
  • Source component が initrd.gz ファイルの場合は initrd-tree フォルダでツリー展開
  • Source component が initrd-tree フォルダの場合は initrd.gz を inside_iso フォルダ内に生成
ちょっとした中身の変更なら、そのためにわざわざ起動しなおしてリマスターしなくても、
.iso ファイルを Mkdist で展開して中身を修正し、Mkdist で .iso ファイルを生成すれば良いと。
initrd.gz 対応も良いですね。起動時の .sfs ファイル読み込み先を変更する時に使えます。
.iso ファイルからだと、.iso 展開とその中にある .sfs ファイルも展開するので、
800M バイト近くという事になります。

これは便利だ、これは便利だ、これは便利だ、……

Mkdist-1.3

Posted: 16/11/12(土) 22:28
by シノバー
mkdist-1.3 をアップしました。
http://shino.pos.to/party/bridge.cgi?pu ... 1.3.tar.gz

1) 圧縮にさいし -b 1024 オプションを加えると生成されるSFSは小さくなりますが、ルビーさんの報告によれば速度の遅いCPUでは実行に負担が掛かるようです。このオプションを外しました。
2) 翻訳も付け、使いやすいGUIとしました。