今更ですが、実験結果の報告です。
Precise Puppy 5.7.1
ThinkPad T42
CPU : Pentium M 1.6GHz
memory : 512MB
video : ATI Mobility Radeon 7500
このマシンのビデオチップにはプロプライエタリなドライバが存在しないので、オープンなドライバを使うことになります。
1.radeon ドライバ(kms)を選択した場合
ビデオメモリ 32MB 搭載にも拘らず、26MB に制限される。AGP モードは 1x 固定となる。OpenGLは有効。動画再生でコマ落ちが多数発生する。xorg.conf で設定しようとしても無視される。(カーネルモードだから当然ではありますが...)
2.ati ドライバ(ums)を選択した場合
ビデオメモリ32MB、AGP モード 4x は正しく認識されるが、OpenGL は無効。OpenOffice/LibreOffice で表示が一部不正になる。
(Precise では ums のドライバで OpenGL が使えないのは仕様らしいです。)
3.modeset unaccelerated ドライバ(汎用のドライバ?)を選択した場合
ビデオメモリ32MBは正しく認識されるが、AGP モードは 1x 固定。XVideo も無効。動画再生では CPU に負担がかかって大変熱くなる。
どれも不満足な状態です。ゲームなどしなければ、2 が一番まともですが、私は Office を使いたいので、ボツとなります。
結局、このような古いマシンでは Puppy 4系を使うしかありません。ネットで調べてみると Ubuntu のフォーラムにも、Precise に関して同じような報告が載っていました。
Puppy 4.1.2 では、ビデオメモリ32MB、AGP 4x が認識され、OpenGL も有効です。他の機種でも、同系のビデオチップ(r100 系)を搭載しているマシンは、Puppy 4系を使ったほうがいいかもしれません。
古いマシンと radeon ビデオドライバ
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- 記事: 2299
- 登録日時: 15/10/25(日) 14:00
古いマシンと radeon ビデオドライバ
ThinkPad X121e (Precise 571 / Tahr 605 / Tahr64 606 / Xenial 7.5 / Bionic32)
CPU AMD C-50 1.0GHz, RAM 4GB
ThinkPad L440 (Xenial 7.5 / Bionic64 / Fossa64)
CPU intel Celeron 2950M 2.0GHz, RAM 4GB
CPU AMD C-50 1.0GHz, RAM 4GB
ThinkPad L440 (Xenial 7.5 / Bionic64 / Fossa64)
CPU intel Celeron 2950M 2.0GHz, RAM 4GB
Re: 古いマシンと radeon ビデオドライバ
neo実験君こと次期メインマシン
Intel Core i5-8400 2.80GHz
xenialpup64 7.5+lang_pack_ja-xenial64e
Intel Core i5-8400 2.80GHz
xenialpup64 7.5+lang_pack_ja-xenial64e
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- 記事: 2299
- 登録日時: 15/10/25(日) 14:00
Re: 古いマシンと radeon ビデオドライバ
タロ兵衛さん、返信ありがとうございます。
ATI/AMD の純正ドライバ(catalyst)が提供されていることは、私も承知しています。比較的新しいマシン ThinkPad X121e にインストールしたことがあります。しかし、ビデオドライバを入れただけでは、動画再生支援機能は有効になりませんでした。
オープンなドライバでは、vdpau 関連のパッケージを追加することで、ハードウエアアクセラレーションを有効にすることができました。
一方、ThinkPad T42 に搭載のビデオチップは Radeon の第1世代で、純正ドライバのサポート対象にはなっていないのです。オープンソースのドライバが頼りです。オープンなドライバでは r300(第3世代)以降のものは vdpau を利用することができます。
初期の Radeon チップは、Precise の頃にはドライバの開発が止まってしまったと考えられます。
ATI/AMD のビデオチップはなかなか厄介です。
ATI/AMD の純正ドライバ(catalyst)が提供されていることは、私も承知しています。比較的新しいマシン ThinkPad X121e にインストールしたことがあります。しかし、ビデオドライバを入れただけでは、動画再生支援機能は有効になりませんでした。
オープンなドライバでは、vdpau 関連のパッケージを追加することで、ハードウエアアクセラレーションを有効にすることができました。
一方、ThinkPad T42 に搭載のビデオチップは Radeon の第1世代で、純正ドライバのサポート対象にはなっていないのです。オープンソースのドライバが頼りです。オープンなドライバでは r300(第3世代)以降のものは vdpau を利用することができます。
初期の Radeon チップは、Precise の頃にはドライバの開発が止まってしまったと考えられます。
ATI/AMD のビデオチップはなかなか厄介です。
ThinkPad X121e (Precise 571 / Tahr 605 / Tahr64 606 / Xenial 7.5 / Bionic32)
CPU AMD C-50 1.0GHz, RAM 4GB
ThinkPad L440 (Xenial 7.5 / Bionic64 / Fossa64)
CPU intel Celeron 2950M 2.0GHz, RAM 4GB
CPU AMD C-50 1.0GHz, RAM 4GB
ThinkPad L440 (Xenial 7.5 / Bionic64 / Fossa64)
CPU intel Celeron 2950M 2.0GHz, RAM 4GB