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BookWormpup64日本語版への待望
Posted: 25/10/10(金) 23:49
by シノバー
どこに書くか迷ったけれど、ここに書きます。
次期 Puppy Linux がたいへん不透明な状況にあります。
いまのところ本家英語版では BookwomPup が最新ものであり、メンテも続けられています。
Puppy Linux日本語版は 2014年の571JPを最後に更新が途絶えています。thinkpadnerd さんの日本語化シンプル版の最新は F96CE ですが、すでにベースとなるUbuntu 20 のサポート期間が過ぎています。
このような状況を鑑みると、本フォーラムとして BookWormpup64日本語版 の提供が求められているのではないかと考えます。
すでに thinkpadnerd さんが日本語化パッケージを公開されており、HP55さんがリマスター版を公開されています。これらを踏まえ、BookWormpup64日本語版を作りませんか?
Re: BookWormpup64日本語版への待望
Posted: 25/10/11(土) 10:23
by thinkpadnerd
Bookwormpup64 の日本語化版 iso を作るのをためらう理由は以下のようなことです。
サイズが大きい - 日本語関連のファイルを加えるとさらに大きくなります。メモリに sfs をコピーするデフォルトの動作では、その分メモリを食ってしまいます。pfix=nocopy を指定すれば別ですが...
apt が採用されている - apt 以外の方法でインストールされたファイルに関して apt が文句を言うことがあります。scim に関しては不思議と問題ないですが、fcitx には必ず文句を言ってきます。qt ライブラリなど依存関係が複雑だからでしょう。iso を作るなら、apt のデータベースと同期を取っておく必要があるかと思います。
システムを構成する sfs の数が多い - リマスタリングツールでは zdrv 以外はメイン sfs にマージされるということだった思います。オリジナルの構成を尊重しながら日本語化するのは手間がかかると思います。
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「Bookwormpup64 日本語版」とは単に日本語化するだけでなく、かつての日本語版のように独自の調整を加えたものということでしょうか。
シノバーさんが中心になって開発をお進めになるのなら、お手伝いはいたします。
Re: BookWormpup64日本語版への待望
Posted: 25/10/11(土) 20:58
by シノバー
thinkpadnerd さんが書きました: ↑25/10/11(土) 10:23
Bookwormpup64 の日本語化版 iso を作るのをためらう理由は以下のようなことです。……
問題点をまとめていただき、ありがとうございます。
私もかってのエネルギのありませんし、ゆるゆると議論を進めていければと思います。
サイズに関しては仕方ないかと思います。かってのパピーはCD1枚に収めるというところが目安だったように思います。Bookwormpup64は 800MBなのでギリギリかもしれませんが、日本語化すると軽く超過します。しかし最近のインストールメディアの主流はUSBメモリなので、その点は気にしなくてもよいかと。
システム全体をオン・メモリで動かそうとすると。この2倍以上の実装RAMが必要です。RAM4GBの実装があれば問題ないかと。Windiws 7 時代以降のPCならばクリアしているのではないでしょうか。
Re: BookWormpup64日本語版への待望
Posted: 25/10/12(日) 01:33
by シノバー
thinkpadnerd さんの問題点の提示は主に技術的な問題だと思うので、ここでは、なぜ BookWormpup64日本語版iso が必要かについて加筆したいと思います。
前提として、なぜ Puppy Linux なのかです。その特徴は、圧倒的に小さいことと、システム全体をメモリ上に置くことで爆速であることです。
10年前のPCを再生した経験からは、RAMを可能な限り増設して、ストレージを HDD から SDD に交換すれば Windowsも快適に動きます。
WindowsというOSに問題を感じ、 LinuxをUSBから起動しようとすると、数あるLinuxの中で Puppy Linuxが最善です。メインストレージに Linuxをインストールするのはハードルが高いですから。
なぜ日本語版iso なのか。英語版に日本語化 pet を適用すれば日本語になります。しかしそのUSBを抜けないです。
なにより、Puppy Linux が日本語話者にとってハードルが低く、とっつきやすいものになります。Ubuntu日本語版が存在しない(日本語表示は簡単だが、日本語入力に一手間)現在、日本語版Puppy Linux は日本語ユーザーを増やすことになるでしょう。その結果(開発者も生まれ) Puppy Linux の品質向上に寄与することを期待します。
Re: BookWormpup64日本語版への待望
Posted: 25/10/12(日) 15:18
by タロ兵衛
遅くなりました
時間的に限定的ですが、参加します
Re: BookWormpup64日本語版への待望
Posted: 25/10/12(日) 17:46
by thinkpadnerd
しばし考えましたが、現在、「日本語化版シンプル」相当のものを作成中です。Bookwormpup64 が公開されてから1年半、はたして需要があるかどうか...
シノバーさんのおっしゃる「日本語版」とは違うかもしれません。オリジナル iso に日本語化パッケージを適用したレベルのものです。
却下していただいても構いませんし、改良のためのベースにしていただいても構いません。ただ、私もパソコン以外にやりたいこと (趣味) があって、puppy だけに注力するような余裕はありません。

Re: BookWormpup64日本語版への待望
Posted: 25/10/12(日) 22:09
by thinkpadnerd
まだ自分でも十分なテストができていませんが、日本語化モジュールを作りました。リマスターではなく、F96-CE と同じ方法です。
以下の ydrv sfs をオリジナル iso のファイル群に加えて起動すれば、自動的に読み込まれます。
F96-CE では adrv を使いましたが、Bookwormpup64 では adrv に取り外し可能なブラウザが割り当てられています。それで ydrv を使いました。peebee さんが LXDE 化モジュールを ydrv の形で提供していたと記憶していますが、それとは両立しません。
ydrv_dpupbw64_10.0.12.sfs
https://drive.google.com/file/d/1WmMEvJ ... sp=sharing
md5sum ff210af99620b0afd6a9f9afc23671c3
Re: BookWormpup64日本語版への待望
Posted: 25/10/13(月) 16:37
by thinkpadnerd
シノバー さんが書きました: ↑25/10/10(金) 23:49
BookWormpup64日本語版を作りませんか?
このことの真意を率直にお尋ねします。
シンプル版相当のものでもいいので、最初から日本語環境で起動する Bookwormpup64 があればよいということでしょうか。
それとも、かつての 571JP のようなコミュニティーエディション的なものをお考えでしょうか。
Re: BookWormpup64日本語版への待望
Posted: 25/10/13(月) 21:28
by シノバー
thinkpadnerd さんが書きました: ↑25/10/13(月) 16:37
シンプル版相当のものでもいいので、最初から日本語環境で起動する Bookwormpup64 があればよいということでしょうか。
それとも、かつての 571JP のようなコミュニティーエディション的なものをお考えでしょうか。
前者でこと足ります。thinkpadnardさんが Bookwormpup64 日本語化版シンプル 作成に消極的なご様子でしたのでけしかけるいとでした。
応いただけるようで、歓迎しています。
かっての 571JP は日本語が使えることに加えて本フォーラムメンバーによる独自の修正もありました。
その力は現在の本フォーラムに無いと思います。昨今は日本語版独自の修正が必要な部分も少ないでしょう。
ただ、本フォーラム参加の多くの方の協力で、テストは充分に行い、本フォーラムとして胸をはって推奨するものとなればたいへん嬉しいことです。
そうなれば「シンプル」という言葉を外して「日本語版」とネーミングしてもよいのではないでしょうか。
Re: BookWormpup64日本語版への待望
Posted: 25/10/13(月) 22:08
by シノバー
thinkpadnerd さんが書きました: ↑25/10/12(日) 22:09
まだ自分でも十分なテストができていませんが、日本語化モジュールを作りました。リマスターではなく、F96-CE と同じ方法です。
以下の ydrv sfs をオリジナル iso のファイル群に加えて起動すれば、自動的に読み込まれます。
さっそくにありがとうございます。
最初の起動から日本語されていました。
ひとつ、おかしなことがあります。
最初の起動のあと pupsave を作ってからの次の起動で、pupsaveをたしかに読み込んでいるのに関わらず、再度「ようこそ!」からの設定画面が出ます。
以降の起動でこの画面は出ず、正常な動きとなります。
Re: BookWormpup64日本語版への待望
Posted: 25/10/14(火) 00:18
by thinkpadnerd
シノバー さんが書きました: ↑25/10/13(月) 22:08
最初の起動のあと pupsave を作ってからの次の起動で、pupsaveをたしかに読み込んでいるのに関わらず、再度「ようこそ!」からの設定画面が出ます。
直しました。
ydrv_dpupbw64_10.0.12.sfs
https://drive.google.com/file/d/1qh4Tbc ... sp=sharing
md5sum 3d46a14bf293ea26a42896eef0636664
quicksetup と welcome1stboot を実行するために、1回のみ実行されるファイルを作って、実行後それ自体を削除する設定にしてあったのですが、save 時に何故か残ってしまいます。消すということは、save file にホワイトアウトのしるしが保存されるはずなのですが...
しかたないので、実行属性をなくす (ファイルは残る) 設定にしました。
Re: BookWormpup64日本語版への待望
Posted: 25/10/14(火) 11:20
by シノバー
thinkpadnerd さんが書きました: ↑25/10/14(火) 00:18
シノバー さんが書きました: ↑25/10/13(月) 22:08
最初の起動のあと pupsave を作ってからの次の起動で、pupsaveをたしかに読み込んでいるのに関わらず、再度「ようこそ!」からの設定画面が出ます。
直しました。
期待どおりの動作となることを確認しました。
Re: BookWormpup64日本語版への待望
Posted: 25/10/14(火) 19:06
by thinkpadnerd
iso を作成しました。
bookworm64-10.0.12-simple-r1.iso
https://drive.google.com/file/d/1hup0JX ... sp=sharing
md5sum 65f3aef78a41c90ef2a4844f96657c55
一つ問題が...
あいにく家に空の DVD-R がなく、光学ディスクから起動できるかどうかの検証ができていません。

近いうちに買ってきてテストします。
追記
bookworm64-10.0.12-simple-r2.iso をご利用下さい。
viewtopic.php?f=24&t=3756
Re: BookWormpup64日本語版への待望
Posted: 25/10/14(火) 20:44
by シノバー
thinkpadnerd さんが書きました: ↑25/10/14(火) 19:06
iso を作成しました。
bookworm64-10.0.12-simple-r1.iso
おつかれさまです。
VirtualBox上で、BIOS、UEFI双方で起動を確認しました。
Re: BookWormpup64日本語版への待望
Posted: 25/10/14(火) 20:59
by thinkpadnerd
シノバー さんが書きました: ↑25/10/14(火) 20:44
VirtualBox上で、BIOS、UEFI双方で起動を確認しました。
ありがとうございました。