wary-511-01j の 標準端末エミュレータ urxvt (rxvt-unicode) にて、
日本語の一部の全角記号文字(○△□)が、まともに表示されないことなどで困っており、
また、
mlterm 上でも 表示はOKだが、テキストエディタでの カーソル移動幅が合わない。
などの問題があった。そこで、web上の情報 http://vdr.jp/d/20070322.html を参考に、
locale での 文字幅定義 を 改変してみると解決できたので、報告しておきます。
なお、端末表示には、TakaoGothic フォントを用いて確認しました。
【 手順 1 】 改造版の utf-8 用 charmap を用意。
http://vdr.jp/d/20070322.html なるサイトに置かれている、UTF-8-EAW-FULLWIDTH.gz の
WIDTH から END WIDTH
の間に記載されている char幅定義を頂いて、
Wary 511-01j の /usr/share/i18n/charmaps/UTF-8.gz の
WIDTH --- END WIDTH 間のchar幅を入れ替えたものを、 UTF-8-EAW-FULLWIDTH.gz として
/usr/share/i18n/charmaps/
下に配置した。
【手順 2】 locale の再定義
端末にて、以下のコマンドを実行する。
コード: 全て選択
# localedef -f UTF-8-EAW-FULLWIDTH -i ja_JP ja_JP.UTF-8
【 結果 】
端末 urxvt 上で、○△□が全角幅できちんと表示され、 CUI な テキストエディタ GNU nano や mp(pup-431J から頂いた日本語対応版) での カーソル移動幅にも問題なくなった。
副作用(?)として、SeaMonkey 2.0 での表示も、○△□ が同じ大きさに表示されるようになった。
(改変前は、○とか□が小さく表示されていた。)
なお、もとに戻すには
コード: 全て選択
# localedef -f UTF-8 -i ja_JP ja_JP.UTF-8
ご興味ある方は、
http://www.geocities.jp/cygnus_odile/pu ... LLWIDTH.gz
をダウンロードして、 /usr/share/i18n/charmaps/ 下に配置してお試しください。
端末エミュ上で 日本語のテキストファイルを扱う人(私だけかも知れませんが)とか、
Webブラウザにて、 ○とか□がやたら小さく表示(半角幅サイズ)されるのが嫌な人には役に立つかも。
蛇足ながら、ここらの問題は、 unicode に於ける East Asian Ambigous Character Width 問題 というものだそうです。
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Dell Latitude D600 SXGA+ model with Wary 511-01j (Frugal)